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赤ちゃんのあせもを治すには?自分でケアができない赤ちゃんのためにママができること

赤ちゃんのつやつやなお肌が赤くなって、ブツブツができている。
それはもしかしたらあせもかもしれません。
赤ちゃんはあせもになりやすいといわれますが、自分では防ぎようがないので、まわりの大人がケアをしてあげる必要があります。

あせもは身近な皮膚トラブルですが、「あせもはどうしてできるのか、あせもにならないようにするには何に気をつければよいのか、できてしまったあせもにはどう対処すればよいのか」など、よくわからない事も多いものです。
ここでもう一度、赤ちゃんのお肌とあせもについて考えてみましょう。 

赤ちゃんの肌の特徴

つるつるぴかぴかに見える赤ちゃんの肌ですが、実は意外なことに、赤ちゃんの肌は乾燥肌なのです。
乳児の肌は水分量が多いといわれていますが、角質層に多く保持されている水分量は生後3ヶ月頃から減り始め、1歳くらいで大人と同じくらいになり、乾燥肌になります。
そして、この乾燥肌の状態は10歳くらいまでつづくといわれています。

赤ちゃんの皮膚の厚さ

大人の肌は大きく分けると外側から順に「表皮」、「真皮」、「皮下組織」という構造になっていますが、赤ちゃんの肌もこの構造は変わりません。
ですが、肌を構成する細胞自体がまだ小さいので、赤ちゃんの肌は表皮も真皮も層が大変薄く、特に真皮の厚さは大人の半分から3分の1ほどしかありません。

それに対し、汗腺の数は赤ちゃんも大人と同じだといわれています。
赤ちゃんは体表面積が小さいのに大人と同じ程度の汗腺があるので、大人よりも汗腺が密集していることになります。

あせもの特徴・原因

生後3ヶ月くらいまでの赤ちゃんの肌はホルモンの影響で皮脂の分泌量が多く、汗もかきやすいため肌がべたべたしたり乳児湿疹ができやすい状態にあります。

ところが3ヶ月を過ぎると皮脂の分泌量は激減します。
そうなると皮脂膜が形成されないので水分も失われやすく刺激に敏感な肌になります。

あせもは、人間の肌に普通に存在している「表皮ブドウ球菌」という常在菌が増殖し、それをほおっておくとあせもになるのではないかといわれていますが、もともと※汗腺(汗を分泌する皮膚腺の事で、体温調節を行う皮膚腺)が密集している上、汚れやすい赤ちゃんの肌は細菌が繁殖しやすいため、あせもなどの皮膚トラブルを起こしやすいのです。

また、あせもは汗をかきやすい夏だけのものと思われがちですが、赤ちゃんは年間通じて汗をかきやすいので、冬にあせもになる赤ちゃんもいます。
夏だけではなく、年間通して赤ちゃんの肌トラブルには注意が必要です。

大人の肌と赤ちゃんの肌の違い

さらに大人と比べて肌の生まれ変わりも盛んですから、汗や皮脂の混じった垢が肌表面にたまりやすくなります。
大人の肌は弱酸性に保たれているので雑菌の繁殖を防いでくれますが、赤ちゃんの肌は中性に近く、細菌が繁殖しやすい状態にあります。

あせもの種類

あせものことを専門用語で「汗疹(かんしん)」といいます。
汗疹はエクリル腺という汗腺が詰まることによってできますが、詰まる場所の違いによって「水様性汗疹(すいようせいかんしん)」、「紅色汗疹(こうしょくかんしん)」、「深在性汗疹(しんざいせいかんしん)」の3つのタイプにわけられます。

水様性汗疹

皮膚の表面に近い部分にある角層に汗がたまってしまうためにできるあせもです。
皮膚に1~3mmほどの透明、もしくは白っぽい水ぶくれが密集してできることから「水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)」とも呼ばれます。
日焼け後や急性熱性疾患(発熱を生じる病気)のときにできますが、かゆみや痛みなどの自覚症状があまりないので、気がつかないうちに発症して気がつかないうちに治っていることも多いです。

紅色汗疹

表皮内でも、角層よりさらに深い部分でエクリル腺がふさがれ、炎症をおこしてしまうと紅色汗疹になります。
ブツブツして赤みのある一般的なあせもはこの紅色汗疹であることが多いです。
紅色汗疹自体はそれほど心配のいらないものですが、ほおっておくと掻き壊して「とびひ」になってしまうことがあります。

深在性汗疹

皮膚のさらに下の真皮の上層でエクリル腺がふさがれてしまうと、深在性汗疹になります。
ただし深在性汗疹は熱帯地方や高温環境下で数ヶ月間働いた人に起こるものなので、日本ではまずこのような重症なあせもは見られないといわれています。 

部分箇所に出来るあせもの原因

あせもは汗がたくさん出るところや、流れて汗がたまりやすいところに多くできます。

顔まわり

赤ちゃんの顔は最も汗腺が多いので汗をかきやすいです。

頭皮

赤ちゃんは髪全体がびっしょり濡れるほど頭に汗をかきます。
赤ちゃんは毛穴も大人とほぼ同じ数があるので、髪が密集して汗をかきやすくなり、皮脂の分泌もさかんなので汚れやすくあせもにもなりやすいです。

首まわり

赤ちゃんの首は短いうえに肉付きがよいので二重あごになったり、しわができたりします。
首は皮膚もうすいし、しわの部分は汚れや汗がたまりやすいのですが、拭き取りが十分出来ないことも多いので、あせもになりやすくなります。
また、寝ていることの多い赤ちゃんは背中に熱がこもりやすく、背中もあせもになりやすいところです。

お尻

オムツの外れていない赤ちゃんは、オムツの中に熱がこもりお尻もあせもが多発しやすい場所です。
特にあせもになりやすい場所をいくつかあげましたが、赤ちゃんによって汗が出やすい場所は違うので、汗をかきやすいところは特に気をつけてあげるようにしましょう。

あせもを放置するとどうなるの?

あせもが痒いから、とかいてしまうと「とびひ」など二次感染を引き起こすこともあります。
かゆみや炎症を伴うあせもができたら、すぐに受診するようにしましょう。

赤ちゃんのあせもは皮膚科でも小児科でも診てもらうことができます。
ですが、小児科は感染症の心配がありますし、また、赤ちゃんは肌トラブルも多いので、かかりつけの皮膚科があると安心です。
あせもの状態によって、内服薬やステロイドの外科用薬(塗り薬)を処方されます。

外科用薬はお風呂上りなどに、汗をよく拭いて乾いて清潔な肌に塗ってあげましょう。
赤ちゃんは汗っかきなので、薬を塗ってもすぐに汗で流れちゃうと心配する方もいらっしゃいますが、薬は浸透しますので、薬を塗って少し経ってからなら、薬の効果がなくなることはないので気にしなくても大丈夫です。

あせもの対策ポイント

あせもケアの本質は「汗をかいたままにせず、清潔を保つ」ということです。
汗をかいたら、とにかくこまめに優しく拭き取ってあげるようにしましょう。
特に、首や手首、足首などのしわの部分は汗や汚れが残りやすいので、しわをそっと伸ばすようにして丁寧に拭いてあげましょう。
乾いたタオルよりも濡れたタオルがおすすめです。

着衣

赤ちゃんは汗かっきですので、衣類は大人よりも1枚少なく、が目安です。
肌に直接触れるものは、天然素材など、肌に優しく通気性のよい素材のものがよいでしょう。

ノースリーブは見た目に涼しそうですが、脇にかいた汗を吸い取らないので袖ありの方がよいでしょう。
汗をたくさんかいたら洋服はこまめに着替えさせてあげましょう。
オムツも夏場は早め早めにかえてあげたほうがあせもになりにくいです。

髪の毛セット

頭皮は汗を拭き取りにくいので、髪を短くカットしておくのもあせもの予防になります。

室内の温度

室内の温度や湿度も快適に保ってあげましょう。
自然の風もいいですが、暑い時期は適度にエアコンを使って汗をかきすぎないようにしてあげることが大切です。

入浴

入浴やシャワーもあせも予防に効果があります。
汗をかいたらぬるめのシャワーで汗や皮脂汚れを流してあげるといいでしょう。
ただし、石鹸やボディーソープは繰り返し使うと肌の乾燥を招きます。
汗や皮脂汚れなどはお湯だけでも十分落ちるので、石鹸などを使うのは一日一回程度にしておきましょう。

赤ちゃんの肌はとてもデリケートなので、どんなに気をつけていてもあせもになってしまうことはあります。
できてしまったあせもは、まず患部を清潔に保つことが大切です。
汗をかいたらすぐ拭けるように、外出時には濡れたタオルや赤ちゃんの肌にも使えるウェットティッシュなどを忘れないようにしましょう。

あせも対策グッズ紹介

赤ちゃんのあせも対策にはいろいろなグッズが出ています。
これらのグッズを上手に利用して、赤ちゃんがあせもにならないようケアしてあげましょう。

ベビーパウダー

あせも対策としてよく使われているのが「ベビーパウダー」です。
ベビーパウダーは汗を吸着して肌を乾燥させ、清潔に保ってくれます。
一度にたくさんつかないように、とった粉をたたいて落としてからつけるようにしてください。
和光堂のシッカロール、ジョンソン&ジョンソンのベビーパウダー、ピジョンの薬用ベビーパウダーなどがおすすめです。

赤ちゃん用保冷シート

ベビーカーやチャイルドシートの背もたれに使用するもの、ベッドの下に敷いて使用するもの、保冷剤を入れられるベストなどがあります。
特に車での移動の場合、車内の温度はすぐには下がらないので、保冷シートがあると便利です。

背中汗とりパッド

赤ちゃんの洋服の背中にいれるパッドです。
外出時のベビーカーや抱っこ紐、あるいは寝ているときなど、赤ちゃんは背もたれに密着していることが多いので、背中に大量の汗をかきます。
ですが外出時だったり、眠っているときなどは洋服を着替えさせるのも大変です。
そんな時でも、あらかじめこのパッドを入れておけば、パッドを引き抜くだけなので便利です。
また、汗をかいてしまったときに背中に入れても、汗を吸い取ってくれるので、あせもの予防になります。

入浴剤

桃の葉やカミツレなどの成分が配合された入浴剤は、あせもの予防に効果が期待できるといわれています。
直接お風呂に入れるものなので、天然由来成分のものがおすすめです。 

ローション

保湿をしっかりして肌のバリア機能を高めておくのもあせも予防に効果があります。
オリヂナルの薬用桃の葉ローション、宇津救命丸の桃の葉薬用ベビーローションなどがおすすめです。

■桃の葉を使ったあせも対策
用意するもの:桃の葉・生葉なら10枚ほど、乾燥葉なら10gほど
桃の葉ローションは市販もされていますが、桃の葉が手に入るなら、自分で作ってみましょう。自分で作るとたっぷり使えますし、保存料なども入っていないので安心して赤ちゃんに使えますね。

1)お鍋に1Lのお水を入れ、生葉か乾燥の桃の葉を入れて火にかけます。
2)沸騰したら弱火にして10分ほど煮出しましょう。
3)煮詰め終わったら桃の葉を取り出し、冷まします。
4)桃の葉ローションはビンやペットボトルに入れて冷蔵庫で保存します。

煎じた桃の葉ローションは、1週間ほどで使い切りましょう。
お風呂上がりや汗を拭いた後、あせもの部分にたっぷり手でつけるか、コットンなどに染み込ませてパッティングしましょう。
※乾燥した桃の葉は、漢方薬を扱っている薬局などで手に入ります。

ステロイド成分配合塗り薬

あせも部分にかゆみや炎症があるときは、ステロイド剤が有効です。
薬局でも買えますが、必ず薬剤師に相談し、赤ちゃんの肌につけても問題のない薬を選んでもらうようにしましょう。
使用は一週間以内にとどめ、塗るときにはあせも以外の肌にまで塗ってしまわないように注意してください。

病院から出るステロイド薬

・リンデロンVG(抗生物質とステロイドの混合)
・ロコイド軟膏(やや弱めのステロイド]
・キンダベート軟膏(やや弱めのステロイド)

非ステロイド薬

・ヒルドイドソフト(湿疹やアトピーにも)
・アズノール(ナチュラルな作用で皮膚の保護)
・内服薬で、かゆみを抑える抗ヒスタミン剤が出ることもあります。

あせもが出来た際にしてはいけない事

ベビーパウダー

先ほど対策方法で紹介した、あせも予防に効果のあるベビーパウダーですが、あせもになってしまったところに使うのはNGです。
粉が汗管をふせいでしまうので、ベビーパウダーはあせもがない肌に使うようにしましょう。
また、掻いてしまうと「とびひ」という二次感染が起きることもありますので、かかないようにしましょう。

入浴

あせもがひどいときは入浴も避けた方が無難です。
赤ちゃんをリラックスさせるためにもお風呂に入れてあげたくなりますが、夏場の浴室は高温多湿になるので、ぬるいシャワーに切り替えるなどの対応をしてください。

食事

あせもがある時に、甘いものを与えてしまうと痒みを増長させてしまいます。
離乳食ならお砂糖を使うことはあまりないと思いますが、果物に含まれる果糖も糖分ですから、かゆみが強いときは控えた方が無難です。
母乳の場合は、ママが甘いものを食べ過ぎると母乳も甘くなるので、控えるようにしましょう。

あせも体験談

筆者の子どもも、まだオムツをしている頃におしりにあせもができたことがあります。
夏場は特に気をつけてオムツをかえていたのですが、ちょっと肌が赤くなってブツブツのようなものができたので、「あせもかな?」と思っていたら、あっという間にとびひにまでなってしまいました。

うちの子は特別肌が弱いということもないですし、オムツの中なので掻いたりもしていないのですが、ちょっと様子を見ようかなと思うまでもなく、感覚的には本当にあっという間にとびひになってしまいました。
とびひにまでなってしまうと肌がじゅくじゅくになって見るからに痛そうですし、赤ちゃんの機嫌も悪くなります。
また、とびひはセルフケアだけでは対応できません。
オムツで覆われているお尻は、汗をかいてもすぐに拭くというわけにはいかないので、特に早めにお医者さんに見てもらうことをおすすめします。

また、あせもと似た症状に「乳児湿疹」というものがあります。
乳児湿疹とは大人でいうところのニキビのようなもので、主に顔にできます。
お医者さんが診れば違いはわかりますが、素人目には判断がむずかしいです。

あせもと乳児湿疹は、症状も対処方法もほぼ同じですが、治るまでの時間が違います。
あせもはきちんと対処すれば治りは早いですが、乳児湿疹は治るのに時間がかかります。
なかなか治らない場合は乳児湿疹かもしれないので、受診することをおすすめします。

まとめ

赤ちゃんは暑くてもかゆくても自分ではどうすることもできません。
ですから、まわりの大人がエアコンを上手に使って赤ちゃんが過ごしやすい環境を整えたり、こまめに汗を拭いたり着替えさせたりして、赤ちゃんのあせもを防いであげるようにしましょう。
けれど、赤ちゃんのお肌はとてもデリケートなので、どんなに気をつけていてもあせもになってしまうこともあります。
もしあせもになったら、とびひのような二次感染にならないようにするためにも、早めに受診して適切な薬を処方してもらうようにしましょう。

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