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知って防ごう!赤ちゃんのあせも 症状と対処方法、ママがするべき予防策

化粧品の宣伝などで「プルプルの赤ちゃん肌みたい!」なんて目にするように、赤ちゃんのお肌は潤ってスベスベなイメージがありますよね。
でも実は赤ちゃんのお肌は繊細でお悩みがたくさんあるんです。

ここで取り上げたいのは多くの赤ちゃんが大なり小なり経験する「あせも」です。
自分で対処できない赤ちゃんに代わってママがしてあげられる事は何か?こんな時は病院へなど、現在子育て中のママに知っておいて欲しい事をまとめてみたので参考にしてみて下さいね!

あせもって何?

あせも(汗疹)とは、汗が皮膚の下の汗管という組織から漏れ出し、ブツブツができる現象の事をいいます。

あせもは、医学的には三種類あります。

水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)

直径1~3mmの小さくて透明な水疱(水ぶくれ)が白くプツプツとできます。
新生児のあせもや、日焼け後にできやすいタイプのものです。
自覚症状はなく、多くは特別なケアを必要とせずに数日で自然消失します。

紅色汗疹(こうしょくかんしん)

一般的にあせもと認識されているもので、大小の赤いブツブツ(大きいもので米粒ほど)ができます。

深在性汗疹(しんざいせいかんしん)

ブツブツはなく、皮膚の表面になだらかな盛り上がりが見られます。
紅色汗疹より肌の深い場所に原因があって起きるもので、熱帯気候のように常に高温多湿な環境で生じます。
広範囲に広がると体内に熱がこもり熱中症の原因となるので病院で受診が必要です。
こちらは日本で暮らす赤ちゃんには通常あまり縁がないですね。

どうしてあせもができるの?

あせもの原因はずばり汗がうまく排出できなくなるからです。
人間は体温調節のために汗をかくのですが、垢や埃などの汚れや一気にたくさんの汗をかくことで、汗の出口(汗孔かんこう)が詰まってしまうことがあります。
その結果、外に出られなくなった汗が皮膚の中に溜まってしまい、汗に含まれるミネラルなどによって炎症をおこしてしまうのです。

小さくてかわいい赤ちゃんですが、約230万個あるとされている汗腺の数は大人とほぼ同じ。
しかも大人より体温が高くて新陳代謝が活発なのに汗腺の機能自体はまだ未熟です。
そのため大人と比べると汗腺がぎゅっと密集していて、汗をかきやすくなおかつ詰まりやすい=「あせもになりやすい」のです。

あせもの症状

あせもができ始めの初期にはブツブツも少なく、その分痒みがさほどでなくても、ここで治せず範囲が広がってしまうとカユカユ度もアップ。

汗をかいた時にチクチクとした痛みを感じる事もあるようです。
そこで赤ちゃんが気になりひっ掻いて傷つけてしまうと、ばい菌が入り化膿。。。ただのあせもでは済まずとびひ(*)になってしまう恐れがあります。
あせもができたら掻き傷を防ぐためにも爪は短く整えてあげましょう!

(*)とびひ・・・化膿した水ぶくれを掻き壊した手で触ることでばい菌をうつし「飛び火」のごとく増やしてしまう状態

あせもの見た目

先にも軽く書きましたが、まず見た目としては赤いブツブツができます。
できやすい場所としては汗のたまりやすい首や耳の後ろ、背中、乾きにくい頭皮など。

あせもが出来やすい部位

腰回り、おしりはオムツで蒸れる赤ちゃん特有の部位ですね。
更に肘の内側やわきの下といった皮膚が接する部分や足の付け根など、ムチムチ赤ちゃんにはあせも注意ポイントがたくさん!

これってあせも?

「赤いブツブツができてる!これはあせも?乳児湿疹?アトピー性皮膚炎かしら、、、新生児ニキビっていうのも聞いたことがあるけど・・・」

勘違いされることが多いのですが、そもそも「乳児湿疹」とは病名ではなくあせも、おむつかぶれ、新生児ニキビ、乳児脂漏性湿疹など乳児期にできる湿疹の総称です。

新生児ニキビ

その病名の通りできやすいのは生後1週間~1か月。
お母さん由来の女性ホルモンの影響によるものなので、清潔にしてあげる事で1~2ヶ月の頃には良くなってくるものです。
新生児期にできるあせもは白いプツプツのタイプなので、できた時期である程度は判別できますね。

アトピー性皮膚炎

特定の物質に対してアレルギー反応を起こし皮膚に炎症が現れるものです。
症状だけでその他の乳児湿疹と判別することは難しく、湿疹が治りきらず良くなったり悪くなったりを繰り返すことで診断されます。
簡単に言うと湿疹が長引いて症状に波がある事が診断基準の一つなので最初は乳児湿疹として治療を始めます。

「最初はただの乳児湿疹だって言われてたのに、最近になってアトピーだって」というのは決してお医者さんが誤診した訳ではないんですよ!

我が子のお肌に初めて異常を発見した場合、ママはびっくりして不安になってしまうかもしれません。
病名を知りたいと思う気持ちは当然ですが、病名が違っても症状に対するお薬は同じだったりします。
何の病気かを見分けようとするよりも、少し様子をみていいのか、早めに受診した方がいいのか赤ちゃんの機嫌を重視しましょうね。

あせもの予防法

清潔を保つ

何といってもこれが基本です。
かいた汗を10分放置するとあせもになる、なんていう記事を目にしたことがあります。そんなに早いの?!と驚きましたが、良くない要因が重なればあり得ることかもしれません。

汗をかいたらシャワーで流す

余裕があれば汗をかくたびに流してあげるのが理想。
ただしきれいにしてあげようと毎回ボディソープで洗うのはNGです。
皮脂を過剰に落としてしまい皮膚のバリア機能が低下するので、洗浄剤を使うのは1日1回までにしましょう。
同じ理由から温度が高すぎる、シャワーの圧が強すぎるのもNGなので、38℃くらいのぬるま湯でやさしく流すようにしてくださいね。

濡らしたタオルで拭き取る

外出先だとすぐにシャワーというわけにもいきませんね。
代わりに濡らしたタオルでできるだけ早くふき取ってあげましょう。
だから外出先だって!とツッコミが聞こえてきそうですね(笑)
そんな時はアルコールなどを含まない水成分だけのウエットティッシュを使いましょう。

新生児の時におっぱいの消毒に使った清浄綿(今はおっぱいの消毒を勧めない産院も多いようですが)などが余っていたら、それを活用してもいいですね。
その時注意したいのは拭き方。ゴシゴシ拭くと摩擦で皮膚を傷つけ、汗孔を塞ぐ原因にもなるのでポンポンと優しくおさえ拭きをするようにして下さい。

こまめにおむつ替え・着替えをする

個人差はありますが一般的に月齢が小さいほどおしっこの回数も多く、オムツの中は熱帯雨林的湿度(なんと80%越え!)になるそうです。
こまめに替えて開放してあげる機会を作りましょう。
汗を吸った服も蒸れの原因になるので替えてあげたいですが、何度も替えるのが大変な場合は背中に使える汗とりパッドが便利です。
寝てばかりの頃はちょっと体を傾けるだけで、動き回って着替えさせるのが一苦労という頃でもスッと取ることができます。

過剰に汗をかかせない

あせもの原因となるのは「たくさん」汗をかくこと。
必要以上に汗に敏感になることはありませんが、あせもの勘違いあるあるは避けたいところです。

暑い時期はエアコンを活用する

エアコンの風は体によくないと思い込み、自然風にこだわる方もいますが、そんなことはありません。
直風が当たらないようにするなどの配慮は必要ですが、エアコンを上手く使って温度・湿度をコントロールすることであせもの予防につながります。

赤ちゃんの衣服は大人マイナス1枚

新生児期を越えた赤ちゃんは大人より暑がりです。
暑い時期に汗を吸うようにと肌着をプラスしたり、寒い時期に手足が冷たいからと厚着させたりすることで余計に汗をかかせてしまうママをよく見かけます。
肌着に汗を吸わせるより汗をかいたら着替えを。
赤ちゃんの手足が冷たいのは正常です(あたたかいのは眠たい時や熱がある時です)!
ちなみに直接肌に触れるものは綿などの天然素材や、通気性の良い麻などが良いですよ。

肌の潤いを保つ

プルプルイメージの赤ちゃんのお肌ですが、ホルモンの影響で脂分が多い生まれてから2,3カ月の時期を過ぎると一気に乾燥の時期がやってきます。
ママ世代は自分の肌で実感をお持ちかと思いますが、乾燥は肌トラブルの大敵!
もちろんあせものできやすさにも影響してきます。
肌がだんだん強くなってくる10カ月~1歳頃までは特に保湿ケアが重要といえます。

入浴後だけでなくあせも予防のシャワー後にも保湿を

せっかくべたべたの汗を流したのにまた塗るの?と思われる方もいるかもしれませんが、お肌を整えるために必要なんです。
小さな頃からのスキンケアは大人になってからのお肌にも影響するといわれています。
愛する赤ちゃんの将来へ健康な肌をプレゼントしたいものですね。

ここまではおうちで出来る予防法を具体的に挙げてきました。
予防法、としていますが軽度のあせもなら改善につながる方法です。
もしこれらを実践しても改善せず広がる場合や、かゆみが強そうな場合はステロイドと呼ばれる薬を使った治療が有効です。

あせもに効果的なステロイド成分

ステロイドとは簡単に言うと、腎臓の上にくっついている副腎というところから出るホルモンの一種で、炎症を抑えたり免疫を抑制したりする働きがあります。
これをお薬にして白色ワセリンなど油性の基剤と混ぜたものがステロイド軟膏です。
ステロイド軟膏はあせもだけでなくおむつかぶれやアトピー性皮膚炎など色々な肌トラブルの治療に使われます。
薬局でも市販の物を買えますが、効果が出やすい半面注意すべき副作用が多いため初めての場合は特に受診してお医者さんに処方してもらう事をおススメします。

あせもが出来た際に受診するなら

何科にかかる?

赤ちゃんのあせもを診てもらうなら小児科か皮膚科です。
赤ちゃんのお出かけは替えオムツに念のための着替えにタオルに授乳グッズに・・・と大荷物で大変ですよね。

私の場合できる事なら二度手間を省きたいので、タイミング良く他に風邪などの症状があれば小児科で一緒に診てもらいます。
逆にあせもだけの問題なら受診時に他の子の風邪をもらったりするのが怖いので皮膚科に行きます。
特にインフルエンザや手足口病など時期的に流行っている病気がある時は小児科を避けますね。

大きな病院?小さなクリニック?

次に考えなければならないのは待ち時間です。
普段あまり病院に行ったことがない人は安心感のある大きな病院へ行きたくなるかもしれませんが、大病院はとにかく待ち時間がとにかく長いんです。

ママはうんざりすること間違いなし、赤ちゃんも疲れてかわいそうです。
その状態について初めて診てもらう場合、専門的な検査を必要としない病気の場合は地域のかかりつけ医へ行くのが基本ですよ。

あせものリアル体験談

実は私の娘が生後8カ月頃に背中~腰にかけての所にあせもが出来てしまった事があるんです。
10月生まれの娘の8カ月といえば6月。
関東以南の地域ではこの時期でもかなり暑くなる日も多いかと思いますが、北海道の私が住む地域では平均気温16℃、最高気温は20℃に届くかどうかといったところです。

そもそも暑いのが苦手で涼しい所に引きこもる私は、自分自身あせもとは無縁。当時はあせもに対する知識が全くなく、あせもは汗がダラダラの夏になるイメージだったため、娘の背中にできた赤いブツブツを見てもまさかあせもだとは思いませんでした。

たまたま着替えを見かけた私の母が「あれ、あせもみたいだねー」と教えてくれてビックリ!「え?これ、あせもなの?まだ寒くて長袖着せてるけど!」

結局ちょうど別件で小児科にかかった際に診てもらい、「痒そうだから薬塗っといた方がいいね」と処方されたステロイド軟膏を使用したところ数日で綺麗に治りました。

その時はっきりあせもと言われた訳ではありませんが、振り返ると赤ちゃんの肌が最も乾燥する時期だったこと、動きが活発になってきた月齢だったこと、朝や夕方の肌寒さを意識して長袖を着せていたことなどあせも危険信号がピカピカしていますね。
しかもよりによってその長袖はロンパース。

動きが活発になるとお腹をはだけてはいけないと敢えて着せたくなりますが、ロンパースは熱を逃がしにくく内側にこもってしまいます。
4~5カ月を過ぎたら暑い時には熱を逃がせるよう上下分かれたタイプに変えて、カーディガンなどさっと羽織らせることのできるもので体温調節をしましょう。

あせもの予防、具体策まとめ

1.汗をかいたらシャワーで流す、濡らしたタオルで拭き取る、こまめにおむつ替え・着替えをすることで肌を清潔に。

2.暑い時期はエアコンを活用する、衣服は大人のマイナス1枚にして余計に汗をかかせない。

3肌を保湿して、皮膚のバリア機能を正常に保つ。

あせもに限らず風邪でも何でも予防が一番です!
そしてなってしまったら早めの対処が肝心。
赤ちゃんは自分で対処するどころか、気持ちを伝えることすらままなりません。
どうか愛情たっぷりのママの目でたくさん見て、触れて、小さな変化に気づいてあげてくださいね!

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