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赤ちゃんの便秘とでべその意外な関係

わが子がでべそになっちゃった。
「妊娠中に何か悪いことしたのかしら?」
「生まれた時に病院がちゃんと処置をしてくれなかったから?」
「赤ちゃんの成長に問題があったらどうしよう!?」
「だんなの家族に可哀想って言われてしまって…」
そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?

実は、赤ちゃんの便秘とでべそに、意外なつながりがあるって知っていましたか?
赤ちゃんの便秘を改善してあげることで、でべそが早く治る手助けになるんです。

赤ちゃんのでべそに悩みを抱えている方必見!
今回は「でべそって何?」と言う疑問から、「でべそと便秘の意外な関係性」、「赤ちゃんの便秘の予防・改善法」まで全部お話していきたいと思います。

でべそって何?

でべそには「臍ヘルニア(さいヘルニア)」と「臍突出症(へそとっしゅつしょう)」の2種類あります。

産まれてくる前の赤ちゃんとお母さんは、さい帯(へその緒)でつながっています。
赤ちゃんが生まれた後はそれがなくなり、なくなった場所は筋肉で閉じられるのですが、それがうまく閉じ切らなかったために、腸が皮膚を通じてお腹の外に飛び出してしまうのが「臍ヘルニア(さいヘルニア)」という状態です。

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また、筋肉はしっかり閉じていて腸が出てくることはなくても、中にある組織(皮膚や組織)だけが引っ込まない状態を「臍突出症(へそとっしゅつしょう)」と呼びます。

「臍ヘルニア」と「臍突出症」の見分け方

こんな時は「臍ヘルニア」!
・おへそをグッと指で押すと、ぐじゅぐじゅ音がする。
・寝ている時には凹んでいて、立つと膨らむ。
・泣いた時等、お腹に力がかかった時に膨らみ、その他の時は治まる。
・寝た状態でおへそを押して、おへそが凹んだまま。

上の状態以外の時は「臍突出症」の場合が多いですが、最終的な診断には医師の診察が必要です。

でべそ(臍ヘルニア・臍突出症)って危ないの?

「臍ヘルニア」の場合では、外に飛び出てしまった腸が戻らなくなることを、嵌頓(かんとん)と呼び、この状態になると腸に血が回らなくなるため危険です。
しかし、臍ヘルニアで嵌頓を起こすことはごく稀です。

「臍突出症」では、健康上の問題はありません。

つまり、でべそのほとんどは美容上(見た目)の問題です。

未熟児・低体重の赤ちゃんがでべそになりやすい?

でべそは産まれてくる前に予防することはできない、「たまたま」起こった状態です。
赤ちゃんがでべそになる確率は約5~20%と言われていますが、低出生体重児や未熟児の場合だと約80%と言われており、この差は明らかです。

低出生体重児や未熟児は、赤ちゃんがお母さんのお腹の外で生きていくための赤ちゃん自身の身体の準備ができていない状態で生まれてきていることが多いです。
腹筋や腹膜も弱いことが多いので、でべそになりやすいと考えることはできます。

しかし、現在のところ、低出生体重児・未熟児と「でべそ」との関係性については医学的に証明されていません。

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便秘との関係性

でべその仕組みが分かったところで、「でべそ」と「便秘」との関係性についてお話します。

赤ちゃんの便秘の原因は様々ですが、多くはうんちの出し方がまだ上手ではないこと、お腹の筋肉が弱くて便を押しだせないこと、水分不足によるものです。
うんちを出す時にお腹に入る力を「腹圧」と言います。

赤ちゃんはうんちがしたいのに上手に出せなかったり、水分不足で固くなったうんちがお腹に溜まり、頑張ってうんちを出そうと「腹圧」をたくさんかけるようになります。(顔を真っ赤にしてうなったり、いきんだりしている時です。)
この腹圧をかけることで、筋肉が閉じていないところから皮膚を通じて腸が飛び出し、でべその状態になります。

つまり、便秘が解消されて、あまり腹圧をかけなくてもスムーズにうんちが出るようになれば、でべその状態になる回数も減り、早期改善の手助けになります。

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便秘になった時の対処方は?

赤ちゃんは便秘になっても自分でそれを伝えたり、対処したりはできません。
ですので、お母さん・お父さんが毎日チェックし、うんちを出す手助けをしてあげる必要があります。

ここで、いくつか赤ちゃんの便秘の対処法を紹介します。

綿棒で肛門刺激する

綿棒の先にベビーオイルやオリーブオイルをたっぷり付けます。
綿棒は、ベビー綿棒ではなく、大人用綿棒を使って下さい。
赤ちゃんの両足を曲げてお腹にくっつけるように支え、綿棒の綿が付いている先だけを肛門に入れ込み、優しく「の」の字に回し、刺激をしてあげます。

赤ちゃん(特に産まれてから1ヶ月の新生児期)では、この方法でほとんどの便秘は治ります。

注意して欲しいことは、
・綿棒を奥まで入れ過ぎない・・・肛門の中を傷つけてしまいます。
・足を伸ばして引っぱらない・・・股関節脱臼(こかんせつだっきゅう)の原因になります。
・肛門に傷があったり、血が出ている場合は行わない
・赤ちゃんが嫌がってお尻をギュッと締める時がありますが、怖がらずにしっかり綿棒の先を入れる・・・綿棒の先に薄黄色の色が付いていなければ、肛門内に入っていないことが多いです。

慣れるまでは1人で行わず、2人で安全に行いましょう。

わからない方のためにイラスト付きでわかりやすく紹介したページがこちらです。

お腹を「の」の字マッサージ

赤ちゃんのお腹を優しく「の」の時にマッサージしてあげることで、腸の動きを助けて、便秘が解消します。
洋服を着たままでも良いですし、沐浴やお風呂でお腹を洗う時に一緒にしてあげても良いですね。

注意してほしいことは、強く押しすぎないこと。
お風呂の時など、赤ちゃんが裸の状態で行う時は、赤ちゃんの体温が下がらないように手早く行いましょう。

動画で詳しく知りたい方はこちらを参照してください。

水分補給

赤ちゃんは一日に必要な水分量が多く、また、体から発散していく水分も多いため、簡単に脱水になってしまいます。
母乳やミルクの飲み方がいつもと同じでも、暑い日や外出後、たくさん泣いたり遊んだりした後は、脱水になりやすいのです。

便秘かな、と思ったら母乳やミルクをいつもより多めに飲ませてあげて下さい。
また、5%に薄めた砂糖水(100mlの水に5gの砂糖かオリゴ糖を混ぜたもの)は、赤ちゃんのお腹の中の水分バランスを整え、腸を刺激して便を出しやすくします。

正しいオリゴ糖の与え方はこちらをご覧ください。

砂糖水をあげる時は、人肌に温め、少しずつ(20-30ml)あげましょう。
砂糖水の飲ませ過ぎはよくありません。
授乳に支障が出ない程度にあげるようにしましょう。

適度な運動をする

運動をすると、うんちを出す機能に働く副交感神経(ふくこうかんしんけい)を活発にさせます。
また、精神的にも安定しリラックスすることで、体のリズムを整え便秘を解消します。
運動することは、筋肉の成長・発達も助けます。

赤ちゃんの運動、それは「遊び」です。
たくさん遊んであげること、これも一つの便秘解消法です。(たくさん遊んだ後は水分補給を忘れずに!)

赤ちゃん用の浣腸をしてみる

薬局には赤ちゃん用の浣腸が売っているので、使用上の注意をよく読んで使ってみるのも良いでしょう。
ただし、浣腸液を入れてからしばらく我慢させることで、より腹圧がかかってしまうことがあります。

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でべそが治らない場合は?

でべそは、腸の血流が無くなって危ない状態になることが少なく、見た目の問題が多いです。
つまり、ほっといても健康上への問題はほとんどありません。

また、腹筋が発達することで2歳までに約90%は自然に治ることから、何もしないで経過観察とされる病院が多いようです。
親としては、「早めに手術をしてあげたい!」と、思うかもしれませんが、手術は全身麻酔になりますので、小さな赤ちゃんにとってはとてもリスクが高いのです。

間違った解決方法とは

昔は「10円玉で押し込んで、テープを貼るといい」なんて言う人もいましたが、腸をしっかり押し込まないまま固定すると、腸の血流が悪くなり、最悪の場合は腸が壊死(細胞が死んでしまう状態)してしまうことがあるので、とても危険です。

また、赤ちゃんの皮膚はとてもデリケート。
おへその中に押し込んだものや固定するテープにかぶれたり、かぶれた所からばい菌が入って感染症をおこしたりする可能性もあります。

まずは医師に相談!

どうしても気になる方は、一度医師に相談してみましょう。
医師によっては、おへその皮膚が伸びきらないようにスポンジ固定をすすめる場合もあります。
病院で使っているテープはかぶれにくい特別なテープを使っていますので、肌の弱い赤ちゃんでも比較的安心です。
医師の指示にそって、正しい物品、正しいやり方で行う場合には問題ないと思います。

また、便秘が解消しても、でべそがすぐに治るとは限りません。
一度は医師の診察を受けて、健康上の問題がなければそっと見守ってあげましょう。

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便秘にならないための予防法

赤ちゃんが便秘にならないための一番の予防法は、「赤ちゃんのリズムを知る」ことです。
赤ちゃんのからだは未熟でデリケート。
毎日うんちが出ているか、また、うんちが固くなっていないか等、こまめにチェックして、いつもと違うなと思ったら早めに対処してあげましょう。

また、赤ちゃんは「いつもと違うこと」にも敏感です。
母乳からミルクに変えたり、離乳食をはじめた時等は特に便秘になりやすいので、注意が必要です。

便秘予防では「水分をしっかりあげること」「うんちを体の中に溜めこまないこと」「たくさん遊んで運動すること」が大切です。

まとめ

でべそと便秘が意外な関係性、いかがでしたか?

昔、小児科病棟で勤務していた時に入院してきた子が、たまたま「でべそ(臍ヘルニア)」だったということもよくありました。
まだ小さければ、特に治療はせずに「あら、可愛いわね~」と、ほっておくのが当たり前だと思っていたのですが、友達が赤ちゃんを産み始めてからは、でべそで悩んでいるお母さんが多いことに驚きました。
「だんなのお母さんに、可哀想だから早く手術してあげなさいって言われた」とか「10円玉で押さえていてば治るって本当?」等、正しい知識がないからこそ不安になり、悩んでしまうものですよね。

健康上の問題はは少ないと言われても、やっぱり気になる赤ちゃんのでべそ。
赤ちゃんの便秘を解消することで、でべそ改善の手助けにもなります。

そして、でべそと便秘に対する正しい知識を持った今、人に何を言われて惑わされることはないですよね!
大きな気持ちで赤ちゃんの「でべそ」を見守ってあげましょう。

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