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赤ちゃんの日焼け対策と必要性、正しい日焼け止めの選び方と対処法とは?

「赤ちゃんと公園で遊びたいけど、日焼けが心配。」
「赤ちゃんでも日焼け止めは使えるの?」

年々強くなる紫外線の中、気になるのが赤ちゃんの日焼け。

最初にお伝えすると、赤ちゃんには日焼け対策が必要です!!

病院でも「あの・・・ちょっと質問なんですが・・・」と、日焼けに関しての質問をする時のお母さんは、いつも遠慮がちでした。
日焼けは明らかな病気じゃないだけに、誰に聞いたらいいか分からない!

そんな悩めるお母さんのお役に少しでも立ちたくて、紫外線が赤ちゃんの肌に与える影響や日焼け対策、日焼け止めの選び方など、お母さんに知っていて欲しいことを全部まとめてみました。

紫外線の仕組みと特徴

まずは、日焼けの原因になる紫外線についてお話します。

紫外線とは太陽の光の一つで、私達のいる地表に届く紫外線はA派とB派の2種類あります。
目には見えませんが、紫外線は衣服や建物で遮断され、紫外線量は季節や時間、天気などでも変化するのが特徴です。

紫外線は夏に強く、冬に弱くなり、一日の中では午前10時から午後2時にかけて一番強くなります。
「今日は曇り!」と、油断してはいけません。
薄い雲であれば、紫外線の80%は通過して私達に届きます。

また、紫外線は新雪で80%、砂浜で10~25%、アスファルト・コンクリートで10%、水面で10~20%反射します。
地面で遊んだり、ベビーカーの移動が多い赤ちゃんは、反射する紫外線の影響も大くなります。

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赤ちゃんの肌と紫外線

私達の肌の重要な機能の一つに、体に害を及ぼす刺激から守ってくれる「バリア機能」というものがあります。
紫外線から守ってくれるのも、このバリア機能の働きになります。

このバリア機能の働きをするのは、皮膚の角質層と皮脂膜ですが

①赤ちゃんの肌はとても薄く、バリア機能を持つ角質層は大人の1/3しかない
②肌をコーティングして、刺激から守ってくれる皮脂の分泌が不安定なこと

このから、赤ちゃんの肌はバリア機能が未熟で紫外線による影響も強いとされています。

特に、生後2~3ケ月を過ぎると、お腹の中でお母さんから受け取ったホルモンが少なくなる影響で皮脂の分泌が減り、肌は乾燥しやすくなり、バリア機能も弱まります。

日焼けによる影響

紫外線の影響は、すぐに現れないものが多いですが、その影響は赤ちゃんの頃から蓄積し、いつか確実に現れます。
赤ちゃんの一生の健康を守るためにも、しっかり日焼け対策を行うことが大切です。

急性の炎症

強い日差しに長時間あたることにより、皮膚が炎症を起した状態です。
紫外線を浴びた数時間後から始まり、8~24時間後にピークを迎え、2~3日で消えます。
赤く、ヒリヒリした痛みを伴い、水ぶくれになることもあります。

シミやしわの原因となり、肌の老化を早める

肌の老化を早めるのは、紫外線のA派による影響です。
皮膚は、紫外線を浴びても細胞を修復して元通りにする働きがあります。

しかし、日焼けを何度も繰り返すうちに修復が間に合わなくなり、数年・数十年後にシミやシワになって現れることになります。

皮膚がんの原因

先ほどと同じく、何度も皮膚の細胞にダメージが加わることで、DNAの突然変異が起こり発生するのが皮膚がんです。
日本人の皮膚がんの発症率は世界から見ると少ないのですが、年々増加傾向にあります。

角膜炎や白内障など、目の病気の増加

紫外線は角膜を通過して目の病気の原因にもなります。
帽子の着用で20%、UVカット機能を持ったメガネやサングラスの使用で90%の紫外線を防ぐことができます。

悪いことだけじゃない!紫外線の良いところ

紫外線の悪い影響ばかりをお話ししましたが、紫外線には良いところもあります。
赤ちゃんは生まれてから一時的にビリルビンの値が上昇し、黄色くなります(新生児黄疸)。
このビリルビンを分解してくれるのが「紫外線」です。

今、日本ではもう言われませんが、出産後、約2日で退院するアメリカでは、赤ちゃんの黄疸予防のため、退院する時に今でも「赤ちゃんを日光浴させてね。」と言われたりします。

また、紫外線は骨を強くしたり、免疫力を強くする作用があるビタミンDの合成を助けます。

ビタミンDは、特母乳育児をしている赤ちゃんは特に不足しがちな栄養素です。
このビタミンDは食事からも取れますが、効率的なのは日光に当たることです。
日本にいる場合、両手の甲くらいの皮膚面積が1日15分日光のあたることで、1日に必要なビタミンDの合成ができます。

最近は、紫外線を気にするあまり、ビタミンD欠乏症(くる病)の発症も増えています。
紫外線に対して敏感になりすぎないことも、赤ちゃんの健康を保つためのポイントです。

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日焼け対策

新生児の日焼け対策についてですが、生まれたての赤ちゃんを日焼けが心配なほど外出させるのは避けて欲しいのが本音です。
出産後1ヶ月はお母さんの産後の体の回復のためにも、できるだけ室内にいて欲しい時期ですので、長時間の外出は極力避けましょう。

どうしても外出が必要な時は、日傘や帽子を使い、直射日光が当たらないようにしてあげると良いです。

▼いつから日焼け対策をしたらいいの?
赤ちゃんとお母さんの1ヶ月健診が終わり、問題がなければ少しずつ外出が増えてくると思います。
その際、日差しの強い場所にいくことがあるなら、この時から日焼け対策は必要です。

具体的な日焼け対策は次になります。

外出する時間を選ぶ

紫外線が一番強い時間(午前10時~午後2時)を避けて外出しましょう。

帽子や衣服で肌を守る

帽子はつばの広いものを選びましょう。
長袖や襟付きのものだと、首や腕などの露出を防ぐことができます。

生地は汗の吸収や通気性の良いものを選びましょう。
日傘やパラソルを使って直射日光が当たらない工夫をしましょう。

日陰を選ぶ

できるだけ日陰を選びましょう。

ただ、日陰にいても反射する紫外線は避けられません。
日陰であっても、長時間の外出は避けた方が良いでしょう。

日焼け止めを使う

衣服で覆えない部分には日焼け止めの使用が効果的です。
使用法・選び方に関しては、後で詳しくお話しします。

乳児の場合、紫外線が強くない時間や日陰に短時間(20分程度)の外出であれば、日焼け止めの使用は必要ないとされています。
その日の予定を考えて、効果的に使いましょう。

また、室内や車内にいても、窓から紫外線は入ってきます。
赤ちゃんのベットは直射日光が当たらない場所に置いたり、家や車の窓にはカーテンを付けるなど、赤ちゃんに直接光が当たらない工夫も必要です。

日焼け止めの選び方・使い方

日焼け止めを選ぶポイントは2つあります。

①紫外線吸収剤が入っていない日焼け止めを選ぶ

日焼け止めに含まれる紫外線吸収剤は肌に刺激が強く、アレルギーを起こす可能性があります。

また、使用法を見て、石鹸で落とせない場合も刺激が強い可能性があります。

まずは「赤ちゃん用」「低刺激」と書かれているものから、さらに紫外線吸収剤が入っていないものを選びましょう。
ノンケミカルサンスクリーンと書かれているものは大丈夫です。

②適切なSPF・PAを選ぶ

SPFとはB派を防ぐ強さ、PAはA派を防ぐ強さを表します。
これらの値は高いほど、赤ちゃんの負担になります。

まずはSPF10~20、PA+~++の、弱いものから使用することをおすすめします。
日常生活であれば、これくらいの日焼け止めで十分です。

初めての使用時

初めて日焼け止めを使用する時はパッチテストが必要です。
腕の内側に少し塗り、2日間何もなければ大丈夫なサインです。

パッチテストで、日焼け止めと赤ちゃんの肌との相性を確認してから使い始めましょう。
また、赤ちゃんは汗かきなので、ウォータープルーフの日焼け止めを選ぶと効果的です。

日焼け止めの使い方・落とし方

日焼け止めは薄く塗り過ぎると意味がありません。

顔への効果的な塗り方は

①クリーム状ならパール粒1個分、液状なら1円玉程度を手に取ります。
②おでこ・鼻・両頬・顎に分けて伸ばします。
③同じ量をもう一度塗ります。
④2~3時間毎にぬりなおしが必要です。

日焼け止めの使用時期は意見が異なり、生後3カ月からという専門家が多いようです。

しかし、必要があれば生後1ヶ月からでも使うべきだという人もいます。
初めて日焼け止めを使う時は低刺激の日焼け止めを選び、パッチテストで問題ないことを確認してから使うようにしましょう。

また、日焼け止めはお風呂でしっかり落とし、お風呂の後は保湿をしてあげることが大切です。

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日焼け止めに関するよくあるQ&A

Q.指しゃぶりするけど手に塗って大丈夫?

A.
赤ちゃん用の日焼け止めは少し口に入っても害のない成分で作られていることがほとんどです。
少しであれば気にしなくても大丈夫です。

程度にもよりますが、ずっと指しゃぶりをすることが分かっている赤ちゃんの手には無理に塗らない方がいいかもしれません。
手の甲を15分日差しにさらすことで、1日に必要なビタミンDが合成されるとも言われています。

Q.日焼け止めはどこまで塗ればいいの?顔だけ?腕や足も?車の移動中は?

A.
日焼け止めは、衣服・帽子で覆われていない部分に使うと効果的です。
顔・首以外にも長袖の衣服でなければ腕や足にも塗る必要があります。

また、車の窓から差し込む日差しにも紫外線は含まれます。
紫外線カットのフィルムを張るなどの対策が必要ですが、長い時間車で移動する時は外出と同じように日焼け対策が必要です。

耳や足の甲にも忘れずに日焼け止めを塗って下さいね!

Q.SPFはどれくらいの日焼け止めを使用すればいい?

A.
SPFは紫外線のB派を防ぐ指数で、高いほど効果的とも言えますが、肌には負担になります。
初めて使用する時にはSPF10~20の弱いものから始めましょう。
日常生活の範囲では、この強さの日焼け止めで十分です。

公園で遊んだり、軽いレジャーではSPF20~30のものを、強い日差しの中で遊んだり、ビーチに行く時にはSPF30~50のものを選ぶと良いでしょう。

Q.赤ちゃんにも日焼け止めを塗った方がいいの?外に行く時は絶対塗るもの?

A.
日差しが強くない時間帯に20分程度の短時間の外出であれば、衣服や帽子をかぶることで日焼け止めを塗る必要はないと言われています。
それ以上外出する際には、日焼け止めは必要です。

2~3時間毎に塗りなおしてあげましょう。

Q.赤ちゃんに日焼け止めを塗って大丈夫なの?肌への負担は?

A.
日焼け止めは赤ちゃんの肌に全く負担がないとは言えません。

しかし、紫外線を大量に浴びるよりは日焼け止めを使用する方が害が少ないと考えられます。

日焼けしてしまった場合の対処法

日焼けをしてしまったら、慌てず正しく対処しましょう。

しっかり冷やす

水でぬらしたタオルや水圧を弱めたシャワーでしっかり冷やしましょう。
日焼けした肌に負担がかかるので、ゴシゴシこするのはやめましょう。

赤ちゃんは体温を保つ機能が未熟です。
ぬるめの水を使い、冷やし過ぎないようにして下さい。

保湿をする

日焼けをすると、皮膚のバリア機能が崩れ水分が蒸発して、皮膚は乾燥します。
冷やした後はベビーローションやクリーム、ワセリンで皮膚の保湿をしましょう。

水分補給をする

日焼けの後は体の中も乾燥し、脱水になりやすい状態です。
日焼けをしたなと思ったら、いつもより多めに授乳や水分補給をして下さい。

無理に皮をむかない

水ぶくれができたり、皮がむけてきても無理にはがすと感染の原因になります。
触らずに、そっとしておきましょう。

赤みや水ぶくれが広範囲に及ぶ時には、皮膚科の受診が必要です。

症状・病院に行く目安

ひどい日焼けは「やけど」と同じ状態ですので、以下の症状があれば、すぐに受診をして下さい。

・赤みが広範囲にわたる
・水ぶくれができる
・皮膚がむけてきている

日焼けの状態によって、弱い「ステロイドの塗り薬」や感染症を起こさないための「抗生剤の塗り薬」が処方されることがあります。

また、赤ちゃんがぐったりしていて元気がない場合は熱中症や脱水を起こしている可能性もあります。

ミルクや水分を取らない、泣かない等、いつもと違う時には、かかりつけの小児科を受診しましょう。

まとめ

必要以上に浴び過ぎると健康に害を及ぼす「紫外線」。
その影響は、赤ちゃん頃に浴びた紫外線から少しずつ蓄積されていきます。

紫外線に対して、極端に敏感になる必要はありません。

しかし、正しい日焼け対策をすることは赤ちゃんの未来の健康や美容を守ることにつながります。

これで赤ちゃんとの外出も怖くない!
正しい紫外線や日焼けの知識を持ち、赤ちゃんと楽しく外出を楽しめるといいですね。

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