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まだ離乳食で卵を始めていないのにインフルエンザワクチンって大丈夫?

「インフルエンザワクチンって卵を使って作っているの?うちの子まだ離乳食でも卵を始めていないのに大丈夫?!」近年アレルギーの話題をよく耳にすることもありお子さんのアレルギーに対して不安を持つ保護者の方も多く見られます。特に離乳食時期での卵などの摂取に不安を感じて、摂取時期を先延ばしにしている方もいるのではないでしょうか。

インフルエンザワクチンの製造には卵を利用しています。まだ卵を食べさせたことのない我が子にインフルエンザワクチンを打っても大丈夫?そんな心配な方にここではインフルエンザワクチンの製造方法やアレルギーについて紹介します。

インフルエンザワクチンってどうやって作られているの?

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インフルエンザのワクチンは、発育鶏卵を消毒した後10~12日間ふ卵させ、検卵により一定の品質を満たす卵をワクチン製造用に使用します。この発育鶏卵に一定量のインフルエンザワクチン製造用のウイルス株を接種した後、2~3日培養します。培養が終了したら約半日間冷却し、ウイルスの増殖を中止させます。

その後、自動採液機を使用して卵からウイルスが増殖した尿膜腔液というものを採取し、遠心分離を行うことで濃縮精製します。精製したウイルス粒子は分解し、不活化したあとに規定の濃度に調整します。精製したワクチン原液は4株(インフルエンザA型2種類、インフルエンザB型2種類)を混合し、それぞれの薬の容器に小分けされます。その後国家検定に提出し合格した製品が順次包装出荷されます。

卵の成分って残っているの?

インフルエンザワクチンの予診票には卵アレルギーの有無の欄があります。これは上記のようにインフルエンザワクチンを製造する際に鶏卵を使用していることから予診票でも記載欄があるのでしょうが、卵アレルギーにも様々な程度の違いがあります。

日本で製造・使用されているインフルエンザワクチンに含まれる卵の成分は世界基準と比較し、とても低いとされています。ですのでよっぽど強いアレルギーの持ち主でなければインフルエンザワクチンに残っている卵の成分でアナフィラキシーを起こす心配はまずないでしょう。ですが、過去に卵でアナフィラキシーを起こしたことのある方や、強いアレルギー体質の場合には必ず予診票に記載し診察時に医師に申告しましょう。

また離乳食でも卵を食べさせていないけど大丈夫?

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上記の通り、軽い卵アレルギーではインフルエンザワクチンの接種にはまず問題ないと考えられます。離乳食で卵を開始する前だと心配もあるとは思いますが、インフルエンザワクチンに含まれる卵の成分は微量であり、食品表示義務以下のレベルだそうです。
ですので固茹で卵を試して見るよりもリスクが少ないと考えられるでしょう。

もし家族で卵によるアナフィラキシーを起こしたことがあったり、赤ちゃん自身がもともと強いアレルギー体質の場合には医師に相談してみるとよいでしょう。施設や医師の方針によっては感染のリスクとアレルギーのリスクを検討したり、皮内検査を行う場合もあるかもしれません。

アレルギーが心配な場合の対処法は?

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「ワクチン接種後20分は病院で待機していてください」と言われたことがあると思います。20分の待機_後に変わりなければそのまま帰ってよい場合や医療者が確認にくる場合など施設によってさまざまですが、この20分の待機というのはワクチン接種後に心配なアレルギー反応がないか観察を行う時間です。

この後にも副反応が出ることはありますが、アレルギー反応はワクチン接種後のこの時間が一番危険とされているため院内での待機を指示されます。しかし急いでいたり、待機の必要性を理解されていない患者さんの場合には待機をせずにすぐに帰ろうとしてしまうかたもいます。

頻度は多くないかもしれませんがどのワクチンも薬ですのでアレルギーの危険がないわけではありません。必ず指示された時間は院内での待機を行いましょう。

どんなことに注意したら良い?

ワクチン接種後の待機時間、必ずしも医療者がすぐそばにいるわけではありません。もしアレルギーの症状が出てきた時にすぐに気がつけるようにいつも以上に赤ちゃんの様子に気を配りましょう。具体的にいうと、ワクチン接種後だいたいの子供は注射による痛みで泣いてしまいますが、一度泣き止んだあとも不機嫌な様子が長く続いている場合には体調不良の可能性を疑う必要があります。

また皮膚に赤みや発疹が出てきたり、目元や顔・唇などが腫れてくる、声が枯れてくるなどの症状が見られた場合にはすぐに医療者に報告しましょう。「どうかな?」と迷ってしまう場合でも、アレルギー反応は急激に進むことがありますので「念のため」と医療者にみてもらうとよいです。

各施設によってワクチン接種後の待機場所は異なりますが、大きい病院の場合には待機時間に売店や食堂に行ってしまう方もいるかもしれません。アレルギー体質で不安だという場合には小児科外来の近くなど医療者の近くにいると安心でしょう。

そもそもアレルギーって?

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アレルギーとは本来では問題のないものに対して、身体の免疫機構が過剰反応を起こして異物と判断してしまうことで起こる症状です。アレルギーには様々なものがあり食べ物であったり、花粉であったり、ダニや埃、化学製品など多岐に渡ります。

小児科ではよく「心配だからアレルギー検査をしてください」と症状が出ていないのにも関わらずアレルギー検査を希望される方もいますが、アレルギー検査で調べられるものはごく一部であることを理解しなければいけません。また検査上陽性でも実際には症状が出ない場合も多々あります。

ですので、よく蕁麻疹が出てしまうにも関わらずアレルギー検査上では「異常なし」という場合もありますし、症状がないのにも関わらず検査上では「卵アレルギー」と診断される場合もあるのです。

アレルギー検査ってしたほうが良いの?

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症状がないのにも関わらず、「心配だからとりあえず調べてください」という場合にはアレルギー検査後にどうするつもりなのか考える必要があります。もしも今まで食べられていたもので陽性反応が出た場合今後の制限はどうしますか?学校等に提出する書類には検査で出た以上アレルギー陽性と書かなければいけないでしょう。

医師によっても方針は異なるかもしれませんが検査上でてしまったために摂取制限の指示を出す可能性もあります。検査上アレルギー反応が出た食品が、普段食べなくても困らないものであればあまり支障がないかもしれませんが、頻繁に摂取するものの場合にはどうでしょうか。検査上の陽性だけで食べられるはずのものがほとんど食べられなくなってしまう可能性もあります。

また食物アレルギーには「食べて治す」という考え方の治療法があります。アレルギーの原因となるアレルゲンは普段摂取していないと身体が異物と判断してアレルギー反応が強く出てしまいますが、毎日少量のアレルゲンを摂取し続けると身体がアレルゲンに慣れ、少量では症状が出にくくなります。入院し医師の管理下でごく少量のアレルゲンの摂取から始め、徐々に身体が適応できる量を増やしていきます。

今まで食べれていた食品の場合、普通に摂取してまず問題ないでしょうが、アレルギー検査上陽性だったからと食べるのをやめてしまった場合にはどうでしょう。もしもその食品に対して軽度のアレルギーはあったにもかかわらず、今まで食べ続けていたから症状が出ていなかったなどという場合には、今後制限をしたら誤って食べてしまった時にアレルギー反応を起こしてしまうかもしれません。

血液検査で気軽にできてしまうアレルギー検査ですが、「ただ心配だから受けておく」のではなく検査後のこともよく考える必要があります。しかしもともと強いアレルギー体質があったり、なにかを摂取後アレルギー反応が出たなどのエピソードがある場合にはアレルギー検査を行い、しっかり調べておく必要がありますので医師の指示に従いましょう。

赤ちゃんに卵アレルギーが多いわけ

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0歳台の赤ちゃんの場合、よく卵アレルギーの話題を耳にするのではないでしょうか。これは実際に卵アレルギーの子が多いのではなく、1歳前の赤ちゃんに卵アレルギーの検査を行うと検査上かなりの割合で陽性反応が出ると言われています。かといって必ずしも症状が出るわけではなく、また軽度の症状のみの場合もあるので、一般的に1歳すぎるまでとりあえず卵は除去して、1歳過ぎにアレルギー検査を行い今後の方針を決めていくことが多いと思います。

このことからも症状がないのにも関わらず安心するためにアレルギー検査を行うと0歳の赤ちゃんだとなおさら偽陽性が出る可能性があり、検査結果に振り回されてしまう可能性があります。

心配なアレルギー症状

今までアレルギー症状を起こしたことがないお子さんでも離乳食を進めていく上でアレルギーの心配は絶えないことでしょう。アレルギー症状と一言でいっても様々な症状がありますが、中でもすぐに受診する必要があるものもあります。例えば急にゼーゼーしてきて顔色が悪い場合や意識がはっきりしない、ぐったりしている場合には救急要請を行い一刻も早く医療機関で適切な対応が必要です。

それほどまでではないけれど、急に声が枯れてきたり・咳やくしゃみをしだした・眼や唇が腫れてきたという場合にはすぐに医療機関にかかりましょう。アレルギー反応で粘膜が腫れてしまうことがあります。声枯れは喉の粘膜が腫れることで起こり、症状が進むと窒息の危険性があります。また眼や唇も喉と同じ粘膜であるため、まだ呼吸症状がなくても症状が進むことで今後呼吸症状が出てくる可能性があります。

皮膚の赤みや発疹・かゆみなどの皮膚症状だけの場合には焦って受診する必要はありませんが、かゆみによる苦痛を伴いますので受診し抗アレルギー薬をもらうと良いでしょう。

アレルギー症状が出た後、それが軽い症状だったとしてもその後の対応には少し注意が必要です。皮膚症状だけの場合でもアレルギー症状が出た当日に入浴を行うことで血行がよくなり発疹やかゆみが悪化することがあります。まだ運動誘発性のアレルギー症状もあるため、一度落ち着いても身体を激しく動かすことは避けたほうがよいでしょう。

まとめ

様々な情報が溢れる今、小さなお子さんを持つお母さんお父さんにとって心配は尽きないものだと思います。アレルギーに対する適切な情報を持ち、我が子に合った選択をしてあげたいですね。

\\ 『離乳食』の全てがわかるまとめ記事 //

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2016/10/12

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赤ちゃんのはじめての離乳食!これさえ読めばあなたも離乳食マスター

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