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赤ちゃんが乾燥性湿疹になってしまうのはなぜ?対処法と予防法

「新生児の赤ちゃんに保湿はしないほうがいい?」
「デリケートな赤ちゃんの肌はお湯だけで洗うのが正しい?」
「汗かきの赤ちゃんの肌はゴシゴシ洗った方がいい?」

情報が溢れている今、特に赤ちゃんのスキンケアに関しては様々な説があり、赤ちゃんの乾燥肌や湿疹で困っているママ達を悩ませていることと思います。

今回は、根拠のある赤ちゃんの乾燥性湿疹の予防法から治療法を徹底的に調べ、乾燥性湿疹に対する最新の予防・対策法を分かりやすくまとめました。
正しい知識を持ち、間違った情報に惑わされることなく赤ちゃんのスキンケアができるようにしましょう。

乾燥性湿疹になってしまう原因は?

乾燥性湿疹の主な原因は、

・赤ちゃんの肌はもともと乾燥しやすいこと
・乾燥した肌には、外からの刺激が入りやすいこと

の二つです。

私達の皮膚は、内側の水分が逃げだして乾燥しないようにに守ってくれる、肌のバリア機能というものがあります。
これを担うのが、肌の一番表面にある角質層という部分と、体内から分泌される皮脂です。
赤ちゃんは大人に比べて角質層が薄く、皮脂の分泌も安定していないため、バリア機能が崩れやすく、肌は乾燥傾向にあります。

また、バリア機能は肌トラブルのもとになる刺激物から皮膚を守る役割も持っているため、バリア機能が崩れて乾燥した肌は刺激を受けやすくなります。
さらに、乾燥した肌はアルカリ性に偏り、雑菌が繁殖しやすい状態でもあります。

繰り返してしまうのはなぜ?

乾燥性湿疹はインフルエンザやはしかのように、一度出来たら抗体ができて二度と出来ないものではありません。
一度良くなっても、乾燥して肌のバリア機能が崩れると、湿疹を繰り返します。

つまり、もともと乾燥傾向にある赤ちゃんは、常に保湿をして乾燥予防に気を使っていないと、いつでも乾燥性湿疹を繰り返しやすい状況にあるのです。
さらに、アトピー性皮膚炎に移行してしまった場合は湿疹がなかなか治らず、完治までに時間がかかることがあります。

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乾燥性湿疹の症状はどんなもの?

乾燥性湿疹の初期症状は、カサカサした肌に赤いプツプツした湿疹ができます。
皮脂分泌量が多い新生児期の赤ちゃんでも、顔と頭以外は乾燥していることが多く、この時期では体や手足にできます。

皮脂の分泌が減って、乾燥しやすくなる生後2~3ケ月の赤ちゃんですと、頬から始まることが多く、体全体、どこにでもできる湿疹です。
新生児ニキビや脂漏性湿疹と違って、痒い湿疹であることも特徴の一つです。

▼赤ちゃんのサイン
赤ちゃんが、自分の手で顔を触ったり、お母さんの洋服や寝具に顔をこすりつけたりするようでしたら、痒いサインです。
この時期に正しいスキンケアを行わないと、湿疹は広がり、雑菌が繁殖して炎症を起こし、膿んでしまうこともあります。

空気が乾燥する冬に多い湿疹ですが、夏でも紫外線をたくさん浴びたりして肌が乾燥すると、乾燥性湿疹はできます。

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乾燥性湿疹の見分け方

乾燥性湿疹の大きな特徴は、肌が乾燥していることです。
カサカサした肌に湿疹ができているようでしたら、乾燥性湿疹を疑います。

また、乾燥性湿疹の場合、最初から膿を持った湿疹ができることは少なく、大体は赤いプツプツした湿疹が多いです。
赤ちゃんが痒がるのも見分け方の一つです。湿疹が広がると、赤ちゃんの機嫌が悪くなることもあります。

▼最も見分けが難しいもの
判別が難しいのものの一つが「あせも」です。
赤いあせもは乾燥性湿疹と似ており、汗をかきやすい季節であることから肌の乾燥も分かりにくい時があります。

また、「アトピー性皮膚炎」との判別は月齢が早い時には専門家でも難しく、経過を追ってみていく必要があります。

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自宅でできるケア法や予防法

それでは、具体的なケア方法を詳しくお話しして行きます。

たっぷりの泡で洗う

スキンケアの基本は皮膚を清潔に保つことです。
赤ちゃんは新陳代謝が高く、皮膚の入れ替わりが早いですので、1日1回は洗浄料を使って全身を洗ってあげることが湿疹予防になります。

お風呂前にはしっかり準備を

赤ちゃんをお風呂に入れる前には、お風呂が終わった後の保湿まで、準備万端に整えておきましょう。
お風呂が終わった後に赤ちゃんの保湿をする部屋の温度を寒くないように調整して下さい。
タオルは赤ちゃんを拭く用と、保湿をする時に赤ちゃんの下に敷く用の2枚が必要です。

赤ちゃんの肌は、ガーゼなどを使わず、たっぷりの泡を使い、ママの人差し指、中指、薬指の腹を使ってやさしく洗ってあげます。

洗浄剤の選び方

洗浄料の選び方ですが、赤ちゃん用の低刺激のもので、健康な肌に近い弱酸性のものを選びましょう。
石鹸は、洗顔ネットを使うと、よく泡立ちます。泡で出てくるタイプの洗浄料も便利です。

洗い方と手順

まずは顔から、おでこ、両頬、あごに泡をのせ、まんべんなく洗います。
赤ちゃん用の石鹸は目に入っても痛くありませんし、目に入りそうになれば赤ちゃんも目をつぶるので怖がる必要はありません。

顔をまんべんなく洗ったら、頭、耳の裏、体の順番に同じように泡で洗います。
背中や首の後ろを洗う時は、湿疹が出来ていないか確認するチャンスでもありますので、よく観察しましょう。
ムチムチの赤ちゃんにできるシワの間には汚れがいっぱい溜まっていますので、必ず伸ばして洗って下さい。

温度の調整をする

泡で洗い終わったら、38~39℃の水圧を弱くしたシャワーが便利でしっかり泡を流します。この時もガーゼは使わず、手で洗って下さい。
いきなりシャワーをかけると怖がりますので、足元から少しずつかけて下さい。
顔もシャワーで流して大丈夫です。直接耳の中にシャワーをしなければ耳をふさぐ必要もありません。

水滴が残らないようしっかり拭く

泡を流したら、あらかじめ用意していた大き目のバスタオルで赤ちゃんの体を押さえぶきします。
シワの間もしっかり拭いて下さいね。

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お風呂のあとは5分以内に保湿

赤ちゃんのお風呂では、汚れと共に肌を守っている皮脂も流れてしまい、肌の内側の水分はどんどん逃げて行きます。
肌に必要な水分を補給し、バリア機能を高めるためて湿疹を予防するためにも、保湿はとても大切です。

それぞれの保湿剤の役割

保湿剤は大きく分けて乳液(ローション)・クリーム・オイル系の3つがあります。

乳液やローションは、水分が多く、乾いた肌の内側に水分補給をする役割が大きい保湿剤です。
クリームは油分の割合が乳液より高く、水分を補給しつつ、バリア機能を高める役割もあります。
オイルは皮脂の様に、肌の表面に蓋をして水分を逃がさないように働きます。

乾燥が強い場合は、乳液やクリームにオイルを併用したダブルの保湿をおすすめします。
すでに湿疹ができている場合にはオイルは使わず、保湿性の高いクリームを使い、乾燥が強いところには重ねづけをすると良いでしょう。

保湿剤の塗り方とタイミング

まずは赤ちゃんの体が冷えないように、押さえぶきしたタオルから乾いたタオルの上に移動させてあげましょう。

保湿剤をママの手に取り、顔・お腹・背中・左右の腕・左右の足にまんべんなく塗ってあげます。保湿剤は、各部位に500円玉くらいの量をたっぷり使って下さい。
赤ちゃんの大きさによっても必要な量は違いますので「ティッシュが張りつく程度」の潤い加減を目安にすると良いでしょう。

お風呂の後は10分を超えると肌が急激に乾燥することが分かっています。
赤ちゃんの保湿はお風呂後5分以内を目標に行いましょう。

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日中もこまめに保湿を

保湿が必要なのはお風呂上がりだけではありません。
朝起きた時には、濡らしたガーゼで赤ちゃんの顔の余分な皮脂を押さえぶきし、保湿をしましょう。

口周りの皮膚は、ヨダレや食べこぼし、それを拭くおしぼりの摩擦で乾燥しやすい場所です。
まずは授乳や食事の前に保湿をしましょう。保湿剤が、色々な刺激物から肌を守る働きをします。
そして、食後は口周りのきれいに拭きとってから保湿をしてあげましょう。

汗はこまめに拭き、その都度保湿を心がけましょう。

注意すること

保湿以外にも乾燥性湿疹の予防または繰り返さないための対策はあります。それは、赤ちゃんに快適な環境を作ってあげることです。

湿度に気をつける

冬場は空気が乾燥しますので、加湿器を使って部屋の湿度を保ちましょう。
汗をかくのも肌のバリア機能が低下し乾燥の原因になります。
夏場はエアコンを使って赤ちゃんが過ごしやすいように気温の調整をしてあげて下さい。

服の素材に注意する

赤ちゃんが着る洋服は柔らかい綿素材のものが吸水性にもすぐれていてオススメです。
すぐに脱ぎ気できる洋服を選び、汗をかいたら早目に着替えをしてあげましょう。

刺激物を取り除く

繰り返し同じ所にできる湿疹には、赤ちゃんの肌に合わないものが当たっていないか(保湿剤や衣類など)確認しましょう。
乾燥している肌に、赤ちゃんに合わない特定の刺激物が当たって湿疹を繰り返している場合があります。

洗い残しがないかチェックする

また、湿疹を繰り返す所は、洗い残しが多い場所である可能性もありますので、意識して湿疹ができている場所を洗うことも大切です。

爪を切り清潔を心がける

赤ちゃんが湿疹をひっかいて感染を起こさないように、赤ちゃんの爪は短く切り、やすりで整えてあげましょう。
乾燥した赤ちゃんの肌はアレルギーの原因が入りやすい状態です。そして、このアレルギーを赤ちゃんの肌に運んでいるのは赤ちゃんに触る大人の場合があります。
赤ちゃんの肌に触る前には、必ず手を洗いましょう。

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病院にいったらどんな治療、薬を処方される?

乾燥性湿疹は、しっかりケアをすれば3~4週間程度で改善し、肌のバリア機能が強くなる1歳頃にはできなくなります。
しかし、逆にスキンケアと保湿をきちんとせず、放置しておくとひどくなり、湿疹が細菌に感染して膿んでしまうこともあります。
あせもやアトピー性皮膚炎との判別も必要ですので、しばらくケアをしても治りが悪い場合は一度皮膚科か小児科を受診しましょう。

▼病院での診察
診察は、湿疹の状態を見ること、湿疹ができたタイミングやケアの仕方、赤ちゃんが過ごす環境等についての問診もあります。
経過が長くなったり、アレルギー性の湿疹が疑われる場合には採血をして原因を突き止める場合があります。

病院で処方される主な薬は保湿剤・非ステロイド剤・ステロイド剤の3つです。
保湿剤で多いのは以下の3つです。

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病院で処方される保湿剤

プロペト

白色ワセリンをより精製して純度を高くしたもので、多少口に入っても安全な保湿剤です。肌に保湿の蓋をして水分を逃がさないことで保湿効果を発します。
肌にも浸透しないためアレルギーの心配がないのも特徴です。

ヒルドイド

へパリン類似性物質という有効成分の効果で、肌の内側に水分をとどめる働きがあります。
ヒルドイドにはクリームタイプとローションタイプがあります。

ビーソフテン

ビーソフテンはヒルドイドのジェネリック薬品で効果は同じです。

非ステロイド剤

非ステロイド剤はステロイドを使わずに炎症を抑えます。ただ、その効果は弱く、まれに薬にかぶれてしまう人もいます。
よく処方されるのは「スタデルム軟膏」です。

ステロイド剤

赤ちゃんが痒がる時や、湿疹が悪化している時、感染を起こしてしまっている時にはステロイド剤が処方されます。
ステロイド剤は、合成副腎脂質ホルモンの効果で炎症を押さえる効果があります。

副作用の心配は?

その効果はとても強力ですが、一方で心配なのは副作用です。
ステロイド剤を長期で使った場合、皮膚が薄くなって毛細血管が浮き出て見えたり、肌が感染に弱くなったりと様々な副作用があると言われていますが、これはあくまで長期間使用した場合です。
悪化した湿疹を押さえるのに3~4日使用するのは問題なく、逆に、医師によってステロイドが必要だと判断されたのに、お母さんが怖がってステロイド剤を使わないでいると、湿疹が悪化したり、赤ちゃんが湿疹をかき壊して感染を起こす可能性があります。

医師の指示に従い、正しく使うことが大切

ステロイドは医師の指示に従って、正しい用量を使いましょう。
ステロイドを塗った翌日に湿疹が良くなっても、勝手に使用をやめないでください。
一時的に良くなった湿疹ですが、使用をやめるとすぐにぶり返すことがあります。

ステロイドを使う時は、「必要な期間、しっかり使う」ことが大切です。
ステロイド剤の強さは5段階に別れていますが、赤ちゃんに使われるものは比較的弱い「エキザルベ」「キンダベート」「ロコイド」「アルメタ」が多いようです。

ステロイド剤は、全体の保湿を行った後に必要な部分だけに塗り、必要のないところまでステロイド剤が広がらないようにしましょう。

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まとめ

乾燥性乳児湿疹は、赤ちゃんの肌の特徴を知り、正しいスキンケアと保湿を行えば予防できる湿疹です。

保湿は湿疹ができそうな時だけ必要ですか?
また、保湿は乾燥する冬だけに必要なものでしょうか?

この記事を読んで下さった皆さんなら、答えはどちらも「No」だというとこが分かりますよね。

赤ちゃんを洗う時は、たっぷりの泡でやさしくしっかり洗ってあげて下さい。
そして、お風呂上がりだけでなく日頃からこまめに保湿をしてあげることが必要です。
乾燥性湿疹の対策はお母さんだけで頑張りすぎる必要はありません。

湿疹が良くならない時は一度受診をし、専門家の力も借りてみてくださいね!

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