2016/10/12
離乳食
赤ちゃんのはじめての離乳食!これさえ読めばあなたも離乳食マスター
まーしゃる
2016/12/08
数ヶ月前から始めた離乳食が順調に進み、後期に入った頃。
食べられる食材が増えた分、何を作ろうか、逆に迷いませんか?
こんな時、強い味方になってくれる食材があります。
それは「さつまいも」です!
一つの食材で、レパートリーを増やしておくと、とっても楽チン。
今回は、離乳期のお助けマン、「さつまいも」について、一緒に探ってみましょう!
目次
調理法を見る前に、赤ちゃんの体について理解しておきましょう。
今、赤ちゃんはどういう時期なのか?
ということを、全体的に把握しておくことはとても有効です。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
離乳後期は、一般的には9ヶ月頃以降の時期を指します。
体の機能の発達が著しく、中でも手先が特に器用になります。
小さなものがつまめるようになりますから、食事の場面では「手づかみ食べ」が見られるようになります。
自我が強くなるのも、この頃です。
激しく後追いをしたり、自分でご飯を食べたがったりして、困った経験ありますよね?
食事の回数が2回から3回に増えます。
大人とほぼ同じリズムで生活するようになり、眠る時間がまとまってきます。
昼寝が午後1回だけになり、夜も6時間ぐらい寝てくれたりします。
子育てがだんだん楽になってきた…と、感じる時期でもありますね。
離乳食後期は、「カミカミ期」とも呼ばれます。
歯茎でつぶせる硬さのものを食べさせ、噛む練習をさせます。
具体的には、バナナぐらいの硬さです。
この時期は、手づかみ食べとともに、食べ遊びも見られるようになります。
十分お腹が空いた状態で、食事を摂るように心がけてください。
睡眠や遊びの時間とのバランスも考え、適切な間隔を空けて、食事の時間を設定しましょう。
4時間ずつ空けるのが理想的です。
食事は、手でつかみやすい形状を、心がけてあげてください。
スティック状や小判型がオススメですよ。
芋類は種類によって食べ始めて良い時期が違います。
早い時期に食べ始めると、アレルギーの原因になるので気をつけましょう。
与え始めて良い時期
・初期から→じゃがいも、さつまいも
・中期から→里芋
・後期から→長芋
種類によって多少の違いはありますが、主なものは以下のとおりです。
・ビタミンC
・カルシウム
・セルロース
・ヤラピン
・βカロチン
・カリウム
・ビタミンB1
一番はその味です。
赤ちゃんの味覚は、生まれた時に既に完成しています。
その完成度はかなり高く、実は大人よりずっと敏感です。
「離乳食=薄味」ということは、みなさんもご存知のとおり。
これは、味覚が敏感すぎるため、薄味で十分足りるということなのです。
さつまいもの味は、優しい甘みが特徴ですよね。
この自然な甘みが、赤ちゃんの食事に向いているというわけです。
調理の際は無用な味付けはせず、さつまいも本来の甘みを利用すると良いでしょう。
「甘味」は赤ちゃんが本能的に好きな味として分類していますから、だいたいの子がよく食べてくれます。
もう少し、さつまいもについてよく見ていきましょう。
さつまいも掘り下げ隊、出動です!
みなさん、小さい頃に芋掘り遠足に行きませんでしたか?
あれは秋ですよね。
そう、収穫時期は秋なんです。
でも、知っていましたか?
さつまいもは寝かせることで、甘みが増すんですよ。
時間をかけて貯蔵することで、水分が飛び、糖度がアップします。
掘り起こしてすぐのさつまいもは、調理してもあまり美味しくありません。
食べごろは冬です。
採れたてが美味しい!
という常識が通用しないのがさつまいも。
ぜひ覚えておいてください。
前述の、芋類の栄養と重複するので、ここではさつまいもの特徴的な栄養を見てみましょう。
加熱しても壊れにくいのが特徴です。
加熱により、糊状になったでんぷんが、ビタミンCを保護するために壊れにくいのです。
ビタミンCとともに優れた抗酸化作用を発揮します。
芋類の中では含有量No.1です。
腸を刺激して動きを活性化させます。
さつまいもを切った時に出てくる、白い汁です。
便を緩くする作用があり、セルロースと合わせて便秘の改善に役立ちます。
でんぷん質を多く含むさつまいもは、未熟な赤ちゃんでも消化吸収しやすく、加工もしやすいですよね。
じっくり加熱することで甘味が増し、赤ちゃんが食べやすい味になります。
また、離乳期の赤ちゃんは便秘や下痢をしやすいのが特徴。
さつまいものセルロースとヤラピンは、そんな赤ちゃんのお腹事情にも優しい栄養素です。
ぜひ、離乳食の中に取り入れたいですね。
離乳食後期になると、自分で食べるようになります。
さつまいもは粘りが強く、喉に詰まりやすい食材です。
食べる際には水分も一緒に摂る、調理する時に水分を増やしておくなどの工夫が必要です。
食べている時にも、喉に詰めていないか、次々に口に詰め込んでいないか、気をつけて見ておきましょう。
さつまいもについて、かなり詳しくなりましたね?
それでは、いよいよ調理法や保存方法を知って、120%活用しましょう。
少量の場合は電子レンジがおすすめです。
時短にもなりますよ。
柔らかくしたさつまいもを使います。
少量の場合は、フォークの背でつぶすか、裏ごし器を使います。
量が多い場合は、マッシャーがあると便利です。
なければビニール袋に入れて、麺棒や包丁の柄で叩く方法もあります。
裏ごし器や木べら、すりこぎは、離乳食専用の小さなサイズのものがあります。
無くても何とかなりますが、持っていれば便利ですね。
冷凍が便利です。
マッシュしたさつまいもに、ゆで汁や出汁を少量加えてのばしたものを冷凍します。
製氷皿に1回分ずつ小分けにして冷凍すると、使うときに楽です。
凍ったら製氷皿から取り出し、ジッパー付きの保存袋に入れて保存しましょう。
冷凍したさつまいもは、2週間を目安に使い切るようにしてください。
さつまいもは、主食、おかず、おやつ、なんでも来い!の食材です。
調理例をご紹介します。
さつまいもご飯
ポタージュ、グラタン、レモン煮、コロッケ、鶏そぼろとさつまいもの煮物、茶碗蒸しなど。
スイートポテト、おやき、パンケーキ、蒸しパン、プリンなど。
他にも活用方法は色々あります。
ここはママの腕の見せどころ。
ぜひ、工夫して、楽しんで、さつまいもの離乳食を作ってみてください。
赤ちゃんの中には、さつまいもを嫌がる子もいます。
さつまいもの味自体を嫌がる子は少ないので、何を嫌がっているか観察してみてください。
手触りが嫌?
ねっとりした舌触りが嫌?
喉につまった経験があって嫌なのかも?
さつまいもより甘味の強い食材に慣れていないか?
原因は様々です。
単に嫌いなだけの子もいますが、上記のような理由であれば、食べるようになるかもしれません。
次のような工夫をしてみてください。
特に絹ごし豆腐がオススメです。
豆腐の水分で飲み込みやすくなります。
また、チーズなどの塩分を元々含む食材と合わせてみてください。
その塩分がさつまいもの甘みを引き立て、より美味しく感じます。
対処法は色々あります。
一つ一つ試して、うまくいけば「さつまいもは嫌いじゃない」ということです。
それでもダメなら、おかずの中に、マッシュ状にしたものを少量混ぜる程度で利用するとよいでしょう。
甘味のある食材ですから、おかずの甘味アップの調味料…ぐらいの意識でOKです。
かなりさつまいもについて、詳しくなっていただけたでしょうか?
赤ちゃんの味覚に適したさつまいも。
入手しやすく、調理もしやすい食材です。
また、栄養価が高く、腸内環境も整えてくれますので、こんな優秀な食材を使わない手はありません。
何より美味しいですよね!
ぜひ、普段の離乳食の中に取り入れて、赤ちゃんの健康維持に役立ててくださいね。
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