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叱る?ほめる?離乳食を手でつかんで食べたがる赤ちゃんの対処法

離乳食が進んで後期に入る頃、こんなママ達の悩みをよく耳にしませんか?
「食べ物で遊んでしまって食べてくれない!」
「せっかく作ったのに、手でぐちゃぐちゃにしてしまう~」
床や服が汚れるし第一、食べ物を粗末にしているような感じがして、教育上も良くない気がします。
このまま何もしないのは、親として失格のような気がしてしまう。
かといって叱るのもどうかと思う。

今回は、日々悩みの絶えないそんなママ達にも、ホッとしてもらえるお話をしていきましょう。
この、赤ちゃんが自分の手で食べ物に触れ、口に運ぶ行動を「手づかみ食べ」と呼びます。
「手づかみ食べ」は、離乳期に現れる行動のひとつで、立派な発達のプロセスです。

「手づかみ食べ」は発達の証

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ここで少し離乳食について触れておきます。
「離乳食」とは、文字通り「離乳期」つまりおっぱいやミルクから離れていく時期に食べる食事のことです。
それまで「飲む」だけだった赤ちゃんの「噛む」と「飲み込む」の運動機能を発達させる目的があります。
「手づかみ食べ」も、赤ちゃんの発達段階のひとつで、口の中の機能だけでなく、指先の力や五感を育てる大切な役割を担っています。

なんでも触りたがる赤ちゃん

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「手づかみ食べ」は、赤ちゃんの手の機能の発達とも関係があります。
ここでは、食事に関する赤ちゃんの手の発達について見ておきましょう。
寝返りをうつようになると、赤ちゃんは周りに置いてあるものに手をのばし、触ろうとします。
「何でもすぐに触りたがって困るのよね。」という経験、ありますよね。
これは、赤ちゃんが自分と周りとの距離を測っているのです。
目で見ただけで、正確な距離を測れるようになるための練習なのですね。
また、ものを触り、実際に手に取ることで、手や指の発達を促しています。
乳児~小学校入学頃まで、子供の体はまず、中心に近い部分から発達します。
「ものをつまむ」という動作は、肩の関節→肘の関節→手首の関節、それぞれについている筋肉の発達を経て、できるようになるものなのです。
ママの悩みの種の「何でも触ってみる」という赤ちゃんの行動が、実は成長には欠かせない、とても大切な過程だったのです。
この手の発達は、食事にも大きく関わってきます。

始まりはいつ頃?

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「手づかみ食べ」が始まるのは、一般的に離乳食中期から後期が多いといわれています。
この時期は、ペースト状が中心だった離乳食が、少しずつ固形にシフトしていく時期です。
また、この頃になると視界に入ったものと、赤ちゃん自身の距離を正確に測れるようになり、自分の手の届く範囲が見ただけでわかるようになります。
親指と人差し指を使って、小さなものをつまむことができるようにもなってきます。
だんだんと離乳食にも慣れ、食べることが好きな子は、食事への興味も強くなる時期でもあります。
このように見てみると、離乳食の形状と、赤ちゃんの心とからだの発達段階がピッタリとリンクして、「手づかみ食べ」が始まることがわかります。

五感や好奇心を育てる

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「手づかみ食べ」は、赤ちゃんの大切な機能を育てています。
まず、食材の温度や手触りを肌で感じ、五感を育てます。
それまで触ったことのない感触に触れることで、好奇心も旺盛になります。
この好奇心は、今後の知能の発達に影響を及ぼします。

色々なものに触れる楽しみを知った赤ちゃんにとって、食べ物はもはや「触るもの」になってしまいます。
食べ物だって触りたい!
あふれる好奇心と、知ることの喜びがコラボして、お皿の中の食事をかきまぜる、もむ、机の上や洋服に塗りつける。
もう楽しくて仕方ありません。
一時的なことなので、そのままにしていても悪くはありませんが、どうしても困るなら、手をふさぐのが近道です。
硬めの柿やりんご、梨、汚れにくいスティック状のパンなどを手に持たせると、手がべたべたに汚れることは回避できます。

エスカレートした場合の解決策

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「手づかみ食べ」は日に日にエスカレートしていくこともあります。
もはや「手づかみ食べ」を通り越して「遊び食べ」の域に入ってしまった!
という子もよく見かけます。

それでは、解決策をみていきましょう。
原因をさぐり、取り除き、上手に誘導していきます。
コツをいくつかご紹介しますので、困ったときには試してみてください。

お腹はすいているのか?

いくら食事が好きな子でも、お腹が空いていなければ、遊んでしまうのは当たり前。
食べないときは諦めて、しばらく好きなように遊ばせてみます。

優しい声かけ

「これはお豆腐っていうんだよ。食べるものなの。お口に入れて食べるんだよ。ああ、美味しいな~!」
といってママが実際に食べてみせます。
最初はぽかーんとしていても、根気よく伝え続けることで、次第にわかるようになります。
ママの根気よい言い聞かせが効いて、赤ちゃんがぱくっと口に入れた瞬間、たくさん褒めてあげましょう。
「ママ、嬉しい!」の笑顔も忘れずに。
この時、「あ、これは食べるものなんだ。こうしたら、ママも喜ぶんだ。」
ということが赤ちゃんにもわかります。

時間を区切る

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遊び始めるといつの間にか時間が経ち、食事をストップさせるタイミングを逃がしてしまいます。
15分、20分など、食事にかける時間を決めておき、それが過ぎたら泣いてもわめいてもお皿を下げます。
赤ちゃんの生活リズムは、大人が作っていくものです。
ここは「もうご飯はおしまいだよ。」
と、体に触れて、目を見て伝えます。
大人が本気で話していることは、赤ちゃんにもちゃんと伝わります。
だんだんと、食事が並ぶ時は遊ぶ時間ではないことがわかってきます。
私の家では、子供と向かい合い、座って両手で子供の肘を優しくつかみ、ゆっくりした口調で伝えていました。
根気は要りますが、必ず伝わります。

空の容器を準備する

あまりにもお皿の中に手を突っ込んで見ていられない…という場合は、中身のない、空っぽのお皿やおわんを食卓に準備しておき、食事用のお皿ではなく、そちらを触らせるように工夫してみましょう。
容器で遊ぶことに気を取られると、食べ物では遊ばなくなることもあります。

おしぼりなどを用意しておく

衛生面で気になる方もいるでしょう。
汚れることが前提ですから、先に手を拭く用のおしぼりと、床を拭く用のおしりふきなどを準備しておきます。
おしぼりを使わせることによって、食事の前後で手を拭く(将来的に「洗う」につながる)習慣がつきます。
汚いと思っている行動が、実は衛生的に食事を摂るための習慣をつけることに役立つのですね。
食卓の下に新聞紙を敷くのも一つの方法です。
汚れてもすぐに処分できるので、後が楽ですよね。
大人のイライラを、先手を打って回避することで、心のゆとりが生まれます。

赤ちゃんの手づかみは、食事に興味を持ち、自分で感触を楽しみながら食べようとしている証拠です。
「手づかみ食べ」をすることで、自分の手から口までの距離を覚え、将来スプーンで上手に食べられるようになる基盤を作っていきます。
未知のものを知るワクワク感と、自分で獲得する楽しみと、食事をして美味しいという幸福感を体験できるこの時期。
なるべく怒ることなく、準備を万全にして穏やかに見守ってあげましょう。

食事量の過不足

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ここまで、遊び食べの対策を見てきましたが、食事量の過不足について少しだけ触れておきます。
手づかみで遊んでしまうと、結局どれぐらいの量を食べたのかがわからない時がありますよね。
そんなときは、ママがスプーンなどで口元に食べ物を運んでみてください。
見向きもせず、ぷいっと横を向くなどして、スプーンを避ければもう食事はいらない、というサインです。
そういう時はたいてい、他の物を見て、集中して遊んでいます。
子供の目線の先を観察し、食事の方を見ていなければ、片付けてしまいましょう。
栄養面は、排泄物や皮膚の状態の観察で判断することができます。
ママの感じる「いつもどおり」を判断基準にして大丈夫です。
不安な方は、母子手帳に載っている、排泄物の色や形状のモデルを参考にしてみるとよいでしょう。
皮膚がつやつやしていて、赤ちゃんらしい張りがあれば問題ありません。
とはいえ、これも個人差がありますから、やはりママの「いつもどおり」がいちばん頼りになります。

「手づかみ食べ」をしない赤ちゃん

これまで見てきた子とは反対に、手づかみをしない赤ちゃんもいます。
手づかみをしないからといって、心配する必要はありません。
これにも様々な原因がありますが、ママが食べさせてみて食べるのなら問題ありません。
あまり気にせず、ママがしっかり食べさせてあげてください。
手づかみする、しない、にかかわらず、楽しい食卓にすることが先決です。
「手づかみ食べ」しない赤ちゃんについてはこちらの記事をご覧ください。

手づかみレシピの注意点


最後に、手づかみのレシピを考えるときの注意点を見ておきましょう。
汁気が少なく、手が汚れにくいものが良いでしょう。
赤ちゃんの小さな手でもつかみやすいように、大きさや形も工夫してあげましょう。
小判型や、棒状がオススメです。
大きさは、赤ちゃんが手で握ってかじる部分がはみ出るぐらいが理想的です。

備えあれば憂いなし

@hm105424が投稿した写真

赤ちゃんが楽しく食事をするためには、ママが笑顔でいることがいちばんです。
できるだけの準備をしたら、あとは少々気になることも、目をつむりましょうね。
生命を育てる要となる食事。
小さな頃から積み重ねる幸せな時間は、赤ちゃんの体だけでなく心も育てます。
しっかり準備をして、ゆったりかまえて、さぁ、今日もおいしく「いただきます!」

\\ 『離乳食』の全てがわかるまとめ記事 //

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2016/10/12

離乳食

赤ちゃんのはじめての離乳食!これさえ読めばあなたも離乳食マスター

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