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ひな祭りとは、何の祝い行事なの?雛人形の種類や歴史・供養まとめ

雛祭りは日本に古くから伝わる行事で、3月3日に行うと言うのは、ご存知の方が多いでしょう。
その雛祭りについて由来や歴史を含め、関連する事柄を詳しく紹介します。

雛祭りとは?

雛祭りは女の子のための行事で、誕生後初めて迎える雛祭りを初節句と言います。
初節句を含む雛祭りは、雛人形を用意し飾って、女の子の健やかな成長と幸福をお願いしながらお祝いをします。

由来

日本には昔より、中国から伝わったとされる季節の変わり目に行う五つの節句があります。
季節の節目に己の身の穢れを祓い厄払いや、健康を願う風習です。
五つの節句は「五節句」といわれ、下記のものとされます。

(一)人日≪七草粥≫・・・1月7日

(二)上巳≪桃の節句≫・・・3月3日

(三)端午≪菖蒲の節句≫・・・5月5日

(四)七夕≪星祭≫・・・7月7日

(五)重陽≪菊の節句≫・・・9月9日

雛祭りは、二つの由来があります。

 
①日本では古くから、五節句の一つの上巳(桃の節句)の日に藁や草、紙などで作った人形(ひとがた)で自身の体をなでて穢れを移して、その人形を川へ流す事で厄や災いを祓っていました。

②平安時代の貴族階級の女の子の遊びで、紙の人形を使った人形遊びがあり、これを「ひいな遊び」と呼んでいました。
この「ひいな遊び」と川へ流す人形(ひとがた)が結びつき、「流し雛」と言われるものになりました。
そして流し雛に使われる、厄や災いを身代りにする紙の人形(ひとがた)で男女一対の紙人形が使われるようになりました。
この紙人形が雛人形の原型だと言われています。

 
室町時代になると技術が進歩して、人形も紙ではなく立派な物になって行き川へ流すものではなくなり、上流階級の女の子では嫁入り道具の一つとなりました。
やがて江戸時代になると、さらに人形も立派な物になり「桃の節句」として女の子の節句になり、家で雛段に飾るものへと変わっていきました。

こうして技術などのさらなる進歩により、お飾りも増え現在の雛祭りへとつながって行きました。

歴史

雛祭りの歴史は、起源は平安時代中期になります。
起源は由来にも記したように、人形(ひとがた)を川へ流したり、ひいな遊びと言われた女の子の遊びが結びついて雛祭りへと変化して行ったことです。
日本で3月3日に上巳(桃の節句)が定まった時期は、室町時代の頃と言われています。

上巳(桃の節句)が定まったこの頃から安土桃山時代にかけては、現在のような雛人形を飾ってお祝いするような行事とはだいぶ違いました。
この厄払い、邪気払いの儀式をする日が、現在のようなお祝いをする華やかなお祭りの儀式の日に変化して行ったのは、江戸時代の頃になります。

江戸時代の初期、京都御所で行われた盛大な雛祭りをはじめ、幕府でも雛祭りを行うようになり、だんだんと上流階級から一般階級(町民)へ伝わり都市から日本全国へ広まって行ったとされます。

雛祭りが全国へ伝わり、江戸時代の中期には女の子の赤ちゃんの初節句をお祝いする風習も始まり、日本に浸透していきました。
雛祭りはさらに盛んになり、中には豪華すぎる雛人形も誕生したため、幕府は何度か華美すぎる人形を禁止しました。
やがて幾度か形を変え現在の雛人形になりました。

明治時代に新政府が節句行事の廃止をして、新しく国の祝祭日を定めました。
一度は節句行事が衰退しますが、広く浸透した子供の成長を祝う行事は絶えずに復活しました。
こうして今日の節句行事につながっています。

雛祭り どんなことをする?

雛祭りは、雛人形を飾りお祝いのお料理を準備し、家族みんなで女の子の健やかな成長と幸せをお祈りします。
雛人形は女の子の災難などを肩代わりしてくれるので、雛人形を飾ると幸せになれると言われています。
本来雛人形は、子供の災難の肩代わりをしてくれる言わば「お守り」なので、基本は1人1つずつになります。
姉妹や双子で兼用したり、親子(母娘)の間で譲渡することは、本来避けた方が良いとされます。
しかし、姉妹で1人1つずつと言うのは、飾るスペースも必要になるので、実際にはなかなか難しいものです。
そのような時は、長女の物よりも小さいものや市松人形、羽子板やつるし雛などの小物を購入し、長女の雛人形の近くに一緒に飾るのが良いでしょう。
それでも、小物を購入するにも多少の収納場所や出費はかかります。

お雛様は1人1つずつの御守りだからと言って、無理をして揃える必要はありません。
御守りを用意するのに無理をしてしまっては、御守りの意味がないですよね。
ですからそのような場合は、姉妹で1つの雛人形を共有することも間違いというわけではありません。
ただ、お子様が小さいころから「お雛様は家の女の子の事みんなを守ってくれている」と言う認識で説明してあげましょう。
しっかり説明をしてあげれば、1つの雛人形でも姉妹仲良く共有できるでしょう。

また、お祝いのお料理にも、女の子のこの健康や幸せをお祈りする意味の食べ物があります。

雛祭りに食べる、代表的なお料理とその意味

甘酒、白酒

古くは桃の花びらをお酒に浸した「桃花酒(とうかしゅ)」が飲まれていました。
「桃花酒」は、邪気を祓い心身の充実をももたらすとされ中国から伝わりました。
また桃は、百歳の意味を示すものであるので長寿を祈る意味もあります。
江戸時代になると「桃花酒」から白酒(甘酒)へと定着しました。
「桃花酒」は大人の飲み物なので、白酒は女性でも飲みやすいし、甘酒ならアルコールも1%未満でかなり低いのでお子さまでも飲めると定着しました。

ちらし寿司

ちらし寿司はその具材に意味があります。
・エビ⇒長寿
・レンコン⇒将来の見通しがつく
・豆⇒健康でまめに働き、まめに生きる

ハマグリのお吸い物

ハマグリの貝殻は、二枚対になっているもの以外ピッタリと合いません。
ピッタリと合うと言う事から良縁の意味があり、良い伴侶に恵まれるようにと言う願いがあります。

菱餅

菱餅は緑、白、ピンクからなるひし形のお餅です。
ただの華やかさを加えるお飾り的な物ではなく、その色にもやはり意味があります。
「雪の下には新芽が芽吹き、溶け始めた雪の上では、桃の花が開く」
この言葉は菱餅の3色の順番の意味を表しています。
さらに最近ではこの上に黄色やオレンジのお餅が乗っている物もあります。
その意味は月や太陽を表しています。
各色のお餅にも意味があります。

ピンク・・・魔除け、桃の花、解毒作用(色付けの材料:クチナシの実より)

  ・・・純白の雪、清浄、血圧を下げる(色付けの材料:菱の実より)

  ・・・長寿、新芽の芽吹く色、健康、増血作用(色付けの材料:よもぎより)

ひなあられ

菱餅から来ていると言われるあられで、色の意味も菱餅の意味が含まれます。
またピンク、緑、黄色、白の4色の場合は四季を表していると言われています。
「一年間を娘が健康で幸せに過ごせるように」と言う願いが込められています。

桜餅

桜餅はあまり行事の意味はなく、桜色は桃の節句に相応しく、菱餅よりも食べやすいと言う事から人々に好まれるようになり桜餅を食べると言う習慣になったとされます。

雛祭りの時期

雛人形は3月3日当日に用意するのでしょうか?
また、何歳までお祝いするものなのでしょうか?
いつごろ用意するのが良いとされているのか、何歳~何歳までという決まりはあるのか紹介します。

お雛様を出す時期

一般的には、雛人形を用意して飾るのは節分の翌日、「立春」の2月4日~2月の中旬くらいまでの間に飾るのが良いとされています。
遅くても1週間前までには飾るようにしましょう。
しかし地方によってはこの限りではないので、その場合地方の習慣を確認しておくと良いでしょう。

お雛様をしまう時期

雛人形を片付けるのに良いとされる日は、3月6日の「啓蟄(けいちつ)の日」くらいが良いとされています。
雛祭りの日から3日しかたっていないので少々慌ただしいですが、遅くても3月の中旬までに、なるべく季節の節目を超える事の無いように片付けましょう。

また「雛人形を早くしまわないと、婚期が遅れる」という言い伝えがあります。
しかしこの言い伝えに関して、婚期が遅れるという明確な根拠はありません。
「雛人形を早くしまわないと、婚期が遅れる」と言われる理由としては、「きちんと片付けが出来ないとお嫁に行けないよ」と言う片付けを習慣にさせるために言われた俗信、迷信と言われています。
また、雛人形は女の子の厄を肩代わりする役目があるので、早くしまって災いから娘を遠ざけようと言う親の思いもあります。

以上2点の理由から早くしまうのが良いとされていますが、しまうのは天気の良い日、つまり乾燥している日が良いでしょう。
早くしまう事にとらわれて雨の日でも関係なくしまってしまうのは、その時の湿気も一緒にしまってしまう事となります。
湿気はカビの原因にもなりますし、早くしまうと言う事よりも、お人形を丁寧に扱い次の年まで大切に保管しましょう。
しまう場所は、風通しの良い湿気の少ない場所が良いとされています。

お雛様は何歳~何歳まで?

雛祭りに年齢制限はありません。
つまり女性なら赤ちゃんの時からずっと死ぬまでお祝いしても良いとされています。
しかし一般的に小学生時代までと言う事が多いです。
小さい子供の頃は雛人形や雛祭りにも興味がありますが、成長とともにだんだん興味がなくなってしまうようですね。
そうなっても雛人形だけは、女の子(娘)の厄を肩代わりしてくれるものなので毎年飾るのが良いでしょう。

雛人形の種類

雛人形にはどんな種類があるのか、またお飾りなど色々と付いていますが、どんなものがあるのか見ていきましょう。
雛人形を購入する時に、どんな種類の雛人形があるのか知っておくと購入する時にそれほど迷わないで済みます。

人形の種類

衣裳人形

特徴は、豪華な衣裳です。とても綺麗で艶やかな雛人形になります。
大きい雛人形の場合が多く、衣裳も豪華なのでとても見栄えが良いです。
顔は細面で美しい大人っぽいお顔をしています。

木目込み雛人形

特徴は、少しふっくらとした、かわいらしいお顔です。
お顔は手描きでかわいらしく描かれています。
胴体部分は木製で出来ており、衣裳が型崩れしないと言う事もあり、とても長く持ちます。
雛人形が手に持つお道具が人形に直接取りついているので、飾りつけや片付けが楽で、無くなるなどの心配もありません。
小さめの雛人形の場合が多いので、飾る場所や収納場所をあまりとりません。

飾り方の種類

ケース飾り

ガラスなどのケースの中に入っている雛人形で、飾りつけの手間も無く出し入れがとても楽です。
また、小さいお子さまなどが悪戯する心配も無く、汚れる心配もありません。
お内裏様と、お雛様2人の親王飾りから5人、7人飾りと種類も豊富です。
比較的お手頃な価格になっている場合が多く、人気があります。

収納飾り

50㎝~70㎝と小さめサイズなので、飾る場所や収納場所をあまりとりません。
収納する箱を飾り台として使用するタイプなので、飾りつけや片付けが安易に出来ます。
ケース飾りなどのお雛様は飾る台が別途必要になる場合もあるので、収納飾りの場合は飾り台(収納箱)も付いているので便利ですし、飾り台なのでとてもきれいで丈夫な収納箱です。
親王飾り~5人飾りが中心で昨今人気があります。

多段飾り

古くからあるもので、三段飾り、五段飾り、七段飾りさらには十五人飾りまであり階段状の台に飾るタイプです。
基本的には、三人飾りが多いです。
こちらのタイプは、昨今ではマンションなどにお住まいの方も多く多段飾りはどうしても場所を取ってしまう事や、価格も高価になるので近年は購入する方も減ってきています。

それぞれの人形の役割

三人官女(さんにんかんじょ)

お雛様のお世話係りの女性です。
しかし一般の女性ではなく、「官女」です。
官女とは、官僚の女性を意味します。
そのことから、三人官女は、優秀な女性が付く特別な職務だと言われます。

五人囃子(ごにんばやし)

五人囃子は、お内裏様とお雛様の結婚式で能楽を演奏する四人と、声楽を担当する1人からなる音楽隊です。
五人囃子は元服前の貴族の師弟で少年楽師になります。
また、五人囃子を良く見ると髪型はおかっぱで、それぞれ違う楽器を持っています。
右から扇子を持っている謡(うたい)、笛 、小鼓、大鼓、太鼓になります。

随臣(ずいしん)

右大臣、左大臣に分かれ、悪者からお殿様を守る現在で言うSPになります。

仕丁(しちょう)

唯一庶民の服を着て七段飾りなどでは一番下に座っているのが、雑役夫(ざつえきふ)と言う非常に位の低い存在の雑用係、お手伝いさんになります。
注目するのは、その表情です。
仕丁は、お殿様の外出のお供をしたり、庭掃除をしたりと辛い環境で重労働をしたとされます。
その感情が泣いたり怒ったり笑ったりと言う表情に出ているとされます。
また表情豊かな子になりますようにと言う願いもあるとされています。

お飾りの種類

豪華になればなるほどお飾りも増えていきますね。
お飾りはどんな物と意味があるのか紹介します。

緋毛氈(ひもうせん)

雛人形を飾る時、まず最初に緋毛氈を敷いてその上に飾ります。
緋毛氈を敷いた理由は、緋色(ひいろ)には魔よけの意味が有るとされていたからです。

屏風(びょうぶ)

金屏風には縁起の良い、おめでたいイメージがありますね。
結婚式で立てられる金屏風には「これからの二人が黄金に光り輝く人生を送るように」と言う意味が込められているとされます。
お内裏様とお雛様の結婚式もこれに当てはまるようです。
実際の結婚式でみられるものと同じものと考えて良いでしょう。
また女の子(娘)の人生の道のりを明るく照らしてくれるようにと言う意味もあるとされています。

几帳(きちょう)

外から部屋の中が見えないようにする衝立(ついたて)の役割をします。

雪洞(ぼんぼり)

見たとおり照明です。江戸時代の結婚式は、猪の刻(午後9時~午後11時の間)に行われていて、明かりは無くてはならないものでした。
「ぼんぼり」と言う名前は、灯具が紙や絹などで覆われていて明かりが「ほのかに」、「ほんのり」した柔らかい明りであったため、「ほのかに」、「ほんのり」が転じて「ぼんぼり」になったとされます。

三宝、三方(さんぼう)

三宝は江戸時代には飾られてなく、明治時代以降に飾られるようになったとされます。
三宝は神様にお供えをするときに使用されるもので、雛人形としてよりも女の子(娘)の健やかな成長や幸福を神様に願うために飾られていると言えます。

高坏(たかつき)

高坏は雛人形の中でも最も古くからある道具とされています。
器自体に意味があり、飾られているお餅はそれほどの意味はありません。
高坏と言う器は、身分の高い人に献上する際に使用される器で、お内裏様とお雛様の身分が高いと言う事を表す重要な役割があります。

菱台(ひしだい)

菱餅を供えるための台です。
菱餅については、前に記載しましたが色にも意味があり、色は3色だけではなく4色などもあります。
雛祭りに飾る理由は、親が子供の健やかな成長と長寿を願い飾るようになったと言われています。

御膳(おぜん)

平椀、汁椀、高杯、壺椀、飯椀の5種類の椀がのっています。

桜、橘(さくら、たちばな)

京都御所の内部にある、紫宸殿(ししんでん)の前に桜と橘が有りこれがモデルになったとされます。
「左近の桜、右近の橘」と言われています。
また、桜と橘には古くより魔除けなどの意味が有り、橘は不老長寿を願うものでもあるとされています。
また、雛祭りでは桃の花が使われる事がありますが、やはり桃の花にも邪気を祓う力と、不老長寿や不老不死の力があるとされているためです。
どちらについても、健やかな成長を願うためのお飾りです。
また、おめでたい意味で紅白の梅を飾る事も増えて行きました。

箪笥(たんす)

衣服などをしまう収納用の家具です。
昔は箪笥も嫁入り道具の一つでした。

長持(ながもち)

布団や衣服を入れる長方形の収納の家具です。
実際の物は、人も入れるほどの大きいものになります。

鋏箱(はさみばこ)

武家が外出の際にお供する者に担がせる物入れです。
二個で一組になり、長方形の箱の両端に環がついていて、かつぎ棒の両端に通して持ち運びをしました。
長持の上に乗せるのが一般的です。

鏡台(きょうだい)

嫁入り道具の代表的な物です。

針箱(はりばこ)

いわゆる裁縫道具セット。

火鉢(ひばち)

暖をとる道具と言うだけではなく、お餅を焼いたりお湯を沸かしたり、現代で言うストーブと同じ役割をします。

台子(だいす)

茶道具と、その道具を入れるための棚のセットのことを言います。

お駕籠(おかご)

大名や貴族の女性が乗り、人が担いで運ぶ乗り物です。

重箱(じゅうばこ)

食べ物を入れる物で、現代でもおせち料理を入れたり、お正月によく使用されます。

御所車(ごしょぐるま)

貴族が平安時代に利用した乗り物で、人を乗せ牛が引く牛車です。

その他

箪笥(たんす)、長持(ながもち)、鋏箱(はさみばこ)、鏡台(きょうだい)、針箱(はりばこ)、火鉢(ひばち)、台子(だいす)
これらは武家の嫁入り道具になります。

ひな壇の飾り方

雛人形の飾り方は、地域によって多少違いがありますが、一般的な飾り方について紹介します。

飾る場所

高温多湿と直射日光を避けて飾りましょう。
雛人形には絹が使用されており、絹にとって湿気はカビの原因になり、直射日光は絹の色褪せなど変色の原因になります。
(向かって左から順番に見ていきます。)

七段飾り(基本的に多い段)

【一段目】
お内裏様、お雛様
後ろには金屏風、両脇に雪洞、二人の間に三方飾りを並べます。

【二段目】
三人官女(中央に置く人形は眉なし)、高坏

【三段目】
五人囃子(太鼓、大鼓、小鼓、笛、謡)

【四段目】
随人を飾ります。
右大臣(若者)、御膳、菱台、菱台、御膳、左大臣(老人)
    
【五段目】
橘、仕丁(怒、泣、笑)、桜

【六段目】
箪笥、鋏箱、長持、鏡台、針箱、火鉢、台子などの嫁入り道具を並べます。

【七段目】
御駕籠、重箱、御所車

になります。

五段飾り

【一段目】
お内裏様、お雛様
金屏風、両脇に雪洞、二人の間に三方飾りを並べます。

【二段目】
三人官女(中央に置く人形は眉なし)、高坏

【三段目】
五人囃子(太鼓、大鼓、小鼓、笛、謡)

【四段目】
右大臣(若者)、御膳、菱台、菱台、御膳、左大臣(老人)

【五段目】
橘、御駕籠、重箱、御所車、桜

となり、四段目までは七段飾りの物と同じで五段目が七段飾りの一番下の物に橘と桜を並べる順番になります。

三段飾り

【一段目】
お内裏様、お雛様
金屏風、両脇に雪洞、二人の間に三方飾りを並べます。

【二段目】
三人官女(中央に置く人形は眉なし)、高坏

【三段目】
橘、御駕籠、重箱、御所車、桜

となります。
五段飾りの一段目二段目と五段目を並べる順番です。
以上が一般的な関東飾りの並べ方になります。
しかし、地域などによって多少の違いが出てくるので一概にこの通りとは言えません。
また商品によっても違ったりするので、聞いてみたり確認すると良いでしょう。

雛人形の相場(価格)

雛人形の種類によって価格も様々です。
それぞれの雛人形の相場は以下の通りです。

・親王飾り・・・10万円~15万円

・収納飾り・・・5万円~10万円

・ケース飾り・・・5万円前後

・三段飾り・・・20万円~25万円

・七段飾り・・・25万円~ 

段数が増えたり、人形の大きさによって価格も高額になって行きます。

雛人形 地域での違い

代表的なのが、関東と関西(京都)では並べ方が違うと言う事です。
関東で作られる雛人形を関東雛、京都で作られる雛人形を京雛と言い、顔立ちも違います。

▼ 京雛はお内裏様が右、お雛様が左で目は細めの切れ長で鼻筋の通った美しい顔

▼ 関東雛→目鼻立ちがはっきりして、ふっくらした口元の優しい顔

古くから日本では、左の方が右よりも格式が高いとされていました。
天皇の並び方も男性が左(向かって右)、女性が右(向かって左)と言うもので、雛人形はこれを模して飾られました。
その後明治時代に西洋文化が多く日本へ入ってくると、国際儀礼では右が上位のもので左が下位のものとされていて、大正天皇の即位の礼で、天皇陛下が右に立たれた事から雛人形の並びも変化したと考えられています。
現在は関東雛が全国的に多く左がお内裏様の場合が一般的ですが、関西の方は京雛が多く、関東雛の左右と京雛の左右どちらが正しいと言う事は決まっていません。

金沢

旧暦の3月3日つまり4月3日に行う事が多いです。また、金沢では「金花糖」と言われる、とても華やかでかわいらしいお菓子が定番とされています。おめでたい鯛やハマグリ、桃などの形をした砂糖菓がこの時期になると和菓子店などで並びます。

沖縄

沖縄には雛祭りの風習がありません。
この日、女性は家にいてはいけないとされ「浜下り」と呼ばれる、海へ女性でそろって遊びに行く日になっています。

鳥取

雛祭りに食べられる「あられ」は、鳥取では雛あられとはちょっと違うポン菓子を水飴などで固めて出来ている、生姜入りのあられを食べる事が多いようです。

京都

「ひきちり」と言う餅を引きちぎった形の上生菓子で、雛祭りの頃になると和菓子店で販売されます。

愛知

「おこしも」と言う米粉から作られている、色鮮やかで華やかなお菓子が一般的に食べられます。

西三河地方(愛知)

「伊賀まんじゅう」と言う、白いお餅の上に色の付いたお米を乗せ華やかに見せたものを食べます。

岐阜

「からすみ」と言うお菓子を家庭で作り親戚やご近所に配る習慣があります。
米粉や上白糖などの生地に、黒糖やクルミなど色々な材料を加えて蒸して作ります。
材料も色々なので味も色々あります。

地域によって様々な楽しみ方や祝い方があるのが分かりましたね。

雛人形の供養の仕方

女の子が生まれてからずっと成長を見守ってきてくれた雛人形。
そんな雛人形を簡単に処分するのは忍びないですよね。
昔は、雛人形などの縁起の物は処分するものではないと考えられていました。
しかし、現代では住宅事情などから処分せざるを得ないと言う場合もあります。
そんな時、どのように処分すれば良いか、何か良い方法は無いのか紹介します。

雛人形は1人1つずつの厄を肩代わりする御守りですから人に譲ったり、売ると言う事はあまり考えにくいです。
雛人形にかぎらず、ぬいぐるみや他の人形には魂が宿ると言われますが、人形供養をするのは持っている人の気持ち次第になります。
雛人形に感謝の気持ちを持っていれば、それで十分と言う考えもあります。
しかし、やはりちゃんと供養してあげたいと思うならば各地域に人形の供養をしてくれるお寺や神社があるので、そちらで供養してもらうのが良いでしょう。

方法

お寺などへ直接持ち込む場合と、郵送や宅急便で対応してくれるところもあります。
しかし、当日に突然持ち込んでも受け付けてもらえない場合もあるので、事前にお寺や神社に確認を取りましょう。

費用

人形供養の費用は特に設定が無い場合が多く、相場もあまり無いようなのでお気持ちとして納めるものです。
しかし、お寺や神社によって費用が異なる場合もあるので、直接お寺や神社に確認すると良いでしょう。

かかる費用の基準になるのは、郵送や宅急便の箱の大きさによる場合が多いです。
大手の宅配業者では「人形供養パック」と言うものがあり、箱の大きさで価格設定されています。

小(縦23㎝×横32㎝×高さ15㎝)・・・3000円

中(縦27㎝×横38㎝×高さ29㎝)・・・4000円

大(縦35㎝×横52㎝×高さ29㎝)・・・5000円

また、ガラスケースなどに入っている人形はプラス1000円程度かかります。
さらに大きなサイズの物は6000円~24000円と高額になって来ます。
価格などの詳細は宅配会社などへ確認しましょう。

お寺や神社とは別に、日本郵政と日本人形協会が提携した「人形供養代行サービス」と言う便利なサービスが有ります。
供養したいと思う人形を引き取り、毎年10月に東京大神社の「人形感謝祭」で供養してくれます。
申し込み手順は、電話やWebで申し込むと郵送で「お人形差出キット」と言う物が送られて来ます。

後は、自分で梱包すれば郵便局が引き取りに来てくれると言うものです。
料金は一律5000円です。(箱の大きさ指定があるので当てはまるものに限ります。)

お人形供養をお願いする場合、雛人形は七段飾りなどお人形以外にお飾りなどもあります。
その場合、そちらの供養は一緒にしてもらえるのか、それともお人形だけでお飾りなどは自分で処分する事になるのかも確認しましょう。

供養の他にも、雛人形を寄付する方法があり、必ず避けた方が良いと言う訳ではありません。
子供も成長して雛人形を飾らなくなり、家の奥にしまいっぱなしになっていたりする場合や、引っ越しなどで処分してしまうのならば保育園や児童養護施設、老人施設や介護施設などの施設に寄付して飾ってもらえれば、雛人形自体も処分されてしまうよりは幸せでしょう。
寄付を考える場合は、各地域の自治体などに問い合わせてみると、受け入れ先を紹介してくれる場合があります。

どの方法にしても忘れてはならないのが、雛人形に対する感謝の気持ちです。
「さようなら」というよりも「今まで守ってくれてありがとう。お世話になりました。」と言う気持ちで送り出しましょう。

雛祭りの体験談

子供が雛祭りで楽しみなのは、折り紙などでお雛様や飾りを作ってお部屋に飾ったり、お雛様ならではのお菓子(雛あられや桜餅)を食べるのが楽しみのようでした。
最近はこの期間限定などの色々なお菓子がありますね。
また、ちらし寿司などのお料理も、ちょっと工夫して雛人形風にしてみたり、かわいらしく作ってあげるととても喜びました。
そして、雛祭りと言うとパーティーのようで「雛祭りケーキ」も売っています。
その雛祭りケーキを食べるのが何よりの楽しみのようです。
他にも代表的なちらし寿司の他に、子供が好きなポテトフライや唐揚げなどをプラスしてあげて、まさにパーティーでした。

まとめ

「雛祭り」は女の子のお祭りと言うのは多くの方が知っていると思いますが、実際は奥の深い、様々な願いや意味が有る事がお分かり頂けたでしょうか?

人形にも種類があったり、人形達それぞれに役割がありお内裏様とお雛様の結婚をお祝いしています。
また、厄を肩代わりしてくれる人形(ひとがた)の意味もあり、雛人形は御守りと言う考えもあると言う事が分かりました。
お祝いするのに年齢制限はなく、お祝いのお料理などにもそれぞれに意味が有ります。
定番の雛祭りのお料理ももちろん良いのですが、子どもの好きな料理を作ってあげるのも楽しみが増えて喜ぶ事でしょう。
雛祭りなどの風習には「絶対」と言う決まりごとはないので、自分たちが今できることをやりましょう。
厄を肩代わりしてくれる雛人形に感謝を忘れず、大切に扱いたいですね。
そして、その雛人形を用意してくれた方にも感謝の気持ちを忘れずにいてください。

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