2017/10/03
哺乳瓶
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yuka
2016/11/29
哺乳瓶でミルクをあげる理由は、一時的なことから長期にわたることまで色々な理由があることでしょう。
そんなお母さんたちの最大の悩みといえば、赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がって飲んでくれないことではないでしょうか。
お腹は空いているはずなのに、のけぞって大泣きされると、こっちが泣きたくなりますよね。
どうすれば赤ちゃんが嫌がらず哺乳瓶からミルクを飲んでくれるのか、心底知りたい悩めるお母さんたちにぜひ読んでいただきたい情報です。それでは、今すぐはじめられる赤ちゃんの哺乳瓶嫌いを克服させるおすすめの方法を紹介します。
赤ちゃんは個人差があるものの大体生後2、3ヶ月になると、母乳とミルクの味や匂いの違い、乳首の違いがわかってきます。
特に、母乳とミルクの混合育児をしている場合は、味、匂い、感触とも母乳の方を好む赤ちゃんが圧倒的に多く、突然哺乳瓶でミルクを飲むことを嫌がりだすことがあります。
離乳食にすっかり慣れてくる8ヶ月ごろまで、この「哺乳瓶イヤイヤ期」が続くことが多いので、どうしても母乳があげられないお母さんにとっては、長く辛い時間が続くことになります。
では、どうして赤ちゃんはそんなに哺乳瓶を嫌がるのでしょう?
哺乳瓶が嫌なのかミルクが嫌いなのか、はたまた全く別の理由の場合もあるのでしょうか?
赤ちゃんが哺乳瓶でミルクを飲むのを嫌がる主な原因は以下が考えられます。
哺乳瓶の乳首のゴムの感触や匂い、形が嫌いという赤ちゃんは多いです。
またサイズが合っていないため、吸っても思うように出てこない、思った以上に出すぎるなど、飲みたい量がうまく飲めずに怒っている場合もあります。
どこのメーカーのミルクも母乳の味に近くしてありますが、やっぱり母乳の味が好きという違いのわかる赤ちゃんも多くいます。
特に新生児はまだ母乳と白湯の他に飲んだことがない場合が多いので、違う味が口に入ってくると違和感を感じて嫌がることがあります。
今使っているミルクの味が嫌いという場合があります。各メーカーのそれぞれの製品はどれも少しずつ味や匂いが違うので、たまたま赤ちゃんのお好みの味ではなかったということも考えられます。
赤ちゃんにあげる時のミルクの最適温度は33℃ですが、少し熱めが好きな赤ちゃんもいます。
新生児は特に、冷たい飲み物には慣れていないのでミルクが冷めていると嫌がります。
これまで同じミルクを飲んだあと、吐いてしまったり、湿疹ができたり、下痢をしたり、体に不調があらわれたことがある場合は、ミルクに含まれている成分にアレルギー反応を起こしている可能性があります。
何度かそういった体調不良を起こした赤ちゃんは、匂いの記憶で「これを飲んだらキケンだ」と感じていて嫌がっていることが考えられます。
混合保育の場合はミルクを飲んでいなくても少しは母乳を飲んでいるのでしょうが、完全ミルクの場合に哺乳瓶で飲むことを嫌がられてしまうと、ほとんど何も飲んでいない状態が続いて心配ですね。以下の点には充分気をつけてください。
赤ちゃんは年中汗をよくかきます。特に夏場は汗をかく量が増えて、体内の水分がたくさん排出されるので、脱水を起こしていないか注意が必要です。
おしっこの量や頻度がいつもに比べて極端に少ない、ひどい便秘をしている、泣いていない時でも常に涙目になっている、不機嫌な状態が続く、などが脱水症状のサインです。スプーンやスポイドで少量ずつ白湯をあげて水分補給をしてください。
量をしっかり飲んでいないと、成長に必要な栄養分をしっかり摂れているのか心配になりますね。混合育児で仕事や用事で子供を置いて出かける場合、極端な話ですが、朝出かける前に母乳をたっぷり飲ませ、夕方帰ってきてからまたたっぷり飲ませられたら、日中全く飲んでいなくても大丈夫なので心配ありません。
ミルクオンリーの場合、飲まないから体重が増えないと心配するお母さんが多いですが、体重の増減は、母子手帳の成長曲線の範囲内ならそれほど心配することはありません。いきなりガクンと体重が落ちた時や体調不良の時は病院で診察を受けてください。
まずは哺乳瓶が嫌いなのかミルクが嫌いなのかを見極めましょう。母乳が少しでも出るお母さんは、少量でもいいので搾乳して哺乳瓶で母乳をあげてみてください。
赤ちゃんが飲んでくれたら哺乳瓶ではなくミルクが嫌いということがわかります。中身が母乳でも飲んでくれなかったら、哺乳瓶が嫌いなのでしょう。それぞれのケースのおすすめの克服方法は以下の通りです。
生後2ヶ月ごろまでの新生児は、哺乳瓶の乳首ではまだ上手に飲めない場合があり、時期的な問題といえます。
可能であれば、しばらくの間は哺乳瓶を一旦お休みして、母乳オンリーにしてみてください。
もう少し大きくなって上手に吸える月齢になったら哺乳瓶を復活させてみましょう。
哺乳瓶の乳首がキライな原因は、匂い、硬さ、形、感触などいくつか考えられます。
乳首のゴムの匂いがイヤな赤ちゃんには、哺乳瓶の乳首に母乳をたっぷり塗って、匂いと最初に感じた味で母乳だと思わせてしまいましょう。
お腹が空いていたら、ミルクだと気づいてもそのままゴクゴクを飲んでくれる可能性が高いです。
また、白湯で薄めた果汁を哺乳瓶であげてみるのも良いでしょう。この場合も乳首に少し果汁をつけておいて、匂いや味を最初にわからせておくのがポイントです。
ゴム製の乳首はお母さんのおっぱいの乳首に比べると硬いので、柔らかくなるまでグツグツとお鍋で煮てしまいましょう。
クタッとして柔らかくなります。
哺乳瓶の乳首のサイズが合っているか確認してください。
小さめのサイズを使っているためミルクの出が悪くて怒っている場合がよくあります。
哺乳瓶の乳首は各メーカーから様々なタイプのものが出ています。
おっぱいの乳首の形に近いものや、母乳を吸う時の仕組みと同様に作られているものなどがおすすめです。
おっぱいの乳首はお母さんの体温でいつも温かいのに対し、ゴム製の乳首はそのままでは冷たく感じられます。
いくら中身のミルクが温かくても、最初に乳首を口に入れた時にひやっと感じたら、赤ちゃんは嫌がってしまいます。
乳首もお湯につけるなどしてあらかじめ温めておきましょう。
生後3ヶ月以上の赤ちゃんには、練習あるのみです。母乳とミルクの混合育児の場合、母乳を先にあげてから足りなければミルクをあげるというお母さんが多いですが、先にミルクをあげるようにしましょう。
赤ちゃんが究極にお腹が空いている時がベストタイミングです。
毎回先にミルクをあげて、飲んでも飲まなくても10分ほどは頑張ってください。赤ちゃんが大泣きしていると、かわいそうになってきて、ついあきらめそうになりますが、いじめているのではないのです。愛情があるからこそ、哺乳瓶で飲めるように赤ちゃんと一緒に頑張っているのです。
くじけずに繰り返しているうちに、徐々に哺乳瓶に慣れてきます。そのうち赤ちゃんの方があきらめて哺乳瓶から飲んでくれるようになりますよ。
また、寝起きでまだ完全に目が覚めきっていない状態の時もチャンスです。寝ぼけている間に哺乳瓶をくわえさせてみてください。寝起きはお腹も空いているので、ぼーっとしている間に無意識に飲んでくれることが多いです。しばらく飲んでから泣き出すこともありますが、そうなってから母乳をあげるようにしましょう。
これを繰り返していると、いつのまにか哺乳瓶で最後まで飲んでくれるようになります。
哺乳瓶ではなく、ミルクそのものが嫌いな可能性があります。
母乳がたっぷり出るなら、無理にミルクを使わなくても母乳を飲ませるのが一番です。搾乳して冷凍しておきましょう。
母乳はお母さんの食べたものや体調によって味が変わりますが、ミルクはいつも同じ味なので飽きてくる食通の赤ちゃんもいます。
いつものミルクでも濃さや温度を少し変えるなど変化をつけると飲んでくれるようになることもあります。
もしくは、違うメーカーのミルクや同じメーカーでも違う種類のものを買ってきてローテーションしてみてはいかがでしょう。
また、ミルクアレルギーが疑われる場合は、病院でアレルギーテストを受けて、アレルギーの原因となるアレルゲンを排除したミルクを与えるようにしましょう。
月齢が小さいうちは33℃より温かめのミルクが好きな赤ちゃんが多いので、少し今までより温度を高めにして作ってみてください。
大泣きして飲むことを拒否しているうちにもどんどん冷めていってしまうので、腹ペコになっていざ飲もうとしたら冷めていた、なんていう場合はますます怒って嫌がってしまいます。
面倒でも覚めてしまったらまた温めなおしてくださいね。
また、月齢が大きめの赤ちゃんはぬるめのミルクが好きな子もいます。何度か作って試してみて、赤ちゃんの好みの温度を見つけてあげてくださいね。
新生児のママやパパはまだ育児の新米なので、ミルクを飲ませる時の抱き方がぎこちなかったり、哺乳瓶の持ち方が悪くミルクと一緒に空気が入ってしまって飲みにくかったりすることもあるので、育児のベテランであるおばあちゃんや保育園の先生に代わってもらい、正しい姿勢や持ち方を教えてもらいましょう。
また、赤ちゃんにとってお母さんは「おっぱいをくれる唯一の人」という認識があります。
赤ちゃんにしてみれば「おっぱいをくれるはずのお母さんが哺乳瓶でミルクを飲ませるなんて」とご立腹になるわけです。
「お母さんはおっぱい」と思い込んでいる赤ちゃんには、それを逆手にとって「お母さん以外の人の時は哺乳瓶」と思い込ませましょう。
お母さんが哺乳瓶であげると断固拒否するけれど、おとうさんやおばあちゃん、保育園の先生だと哺乳瓶でちゃんと飲めるという頭脳派の赤ちゃんはたくさんいます。
ミルクをあげる時はどのような姿勢であげていますか?ほとんどは座った状態で赤ちゃんを横抱きにして飲ませているのではないでしょうか。首の座っていない赤ちゃんには、その姿勢が正解です。母乳をあげる時と同じ姿勢であげてください。首の座った赤ちゃんには、横抱きはむせやすくなるので縦抱きに替えてください。
また、赤ちゃんにも好みの体勢があります。座ってがダメなら立ってみて、じっとしていてダメなら軽く揺らしたり歩いたりしながら、どの体勢が一番落ち着いて飲めるのか探ってみましょう。
究極に腹ペコ状態の時と、究極にネムネム状態の時がチャンスです。すぐに吸い付いてこなくてもあきらめないで根気よく粘ってみてください。
哺乳瓶がどうしてもキライでダメなら、すっぱりあきらめて別の方法で飲ませましょう。
生後2、3ヶ月ぐらいだとまだまだスプーンやコップは早いと思いがちですが、ちょっと練習すればすぐに上手に飲めるようになりますし、案外最初から上手に飲める赤ちゃんもたくさんいます。
アメリカなど外国では、外出先でペットボトルの水をあの小さな蓋に入れて、新生児の赤ちゃんにあげている姿がよく見かけられます。
最初はスポイドやスプーンからはじめて、薬を飲ませる時の小さなカップで飲めるようになれば、すぐにスパウトマグやストロー、コップでも問題なく飲めるようになりますよ。
離乳食の時の練習にもなるのでいいですね。
産休明けで仕事復帰するまでに、赤ちゃんを保育園に預けるために哺乳瓶嫌いを克服させようと焦っているお母さんは多いですが、上記の方法を試してみてダメでも大丈夫ですよ。
通園開始時にまだ哺乳瓶で飲めない場合、最初の慣らし保育の期間が延長される場合があります。
場合によっては、「お母さんの仕事の昼休みなどに一度授乳に来てもらいたい」というところもあります。
ですが、保育園の先生は児童教育のプロです。同じようなケースを何回も経験して来ているのですから、安心して任せましょう。
家で毎日練習していてもどうしても哺乳瓶を嫌がる場合は、コップやマグに切り替えましょう。
哺乳瓶を使う期間はそれほど長くはありません。早いうちにコップやマグに慣れ親しんだ方がこの先ずっと楽です。
コップのトレーニングは哺乳瓶で飲ませる練習に比べたら随分楽に感じるでしょう。
保育園でこぼした時のために着替えを余分にもたせてくださいね。
環境の違いに戸惑っているのが原因です。生まれてからずっと過ごしていた家やお母さんから突然離され、不安でいっぱいなのでしょう。知らない場所で知らない人からミルクを飲ませられても飲めないのは無理ありません。緊張しているので空腹もあまり感じないのです。
これは赤ちゃんが保育園や先生に慣れてくれるしかないのですが、赤ちゃんの順応力は高いのでそれほど時間はかからないはずです。朝の登園前に家でしっかりミルクを飲ませていたら、保育園でミルクを飲まなくても離乳食やおやつをしっかり食べていれば心配はありませんよ。
通園前まで哺乳瓶でミルクを飲めなかった赤ちゃんも、保育園に通いだすと、2、3週間ほどで飲めるようになる場合が多いです。家では赤ちゃんも甘えてしまってわがままを言いやすいですが、外の社会では意外と聞き分けが良い子も多いのです。
保育園の先生が飲ませたり、周りのおともだちが飲んでいる姿を見て感化されたりして、すんなり飲めている子がたくさんいます。0歳児といえども、社会性がちゃんとわかっているのです。
赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がってミルクを飲んでくれないとお母さんは心配ですね。でもお母さんの感じるストレスは母乳の出を悪くさせたり、イライラや不安は、赤ちゃんにも敏感に伝わって不安にさせるで、心配しすぎないようにしてください。
赤ちゃんが嫌がる原因をわかってあげて、赤ちゃんと一緒に頑張って克服していきましょう。め