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危険!幼児期や学童期の便秘はストレスが原因?子供の便秘の解消法!

「うちの子、もう何日もうんちが出ていないけど、もしかして便秘?」

これは、子供がいる親御さんなら、誰しも一度は持ったことのある疑問だと思います。

幼児期から小学校に入学して学童期に入るまでの時期、子供達は食事の変化や環境の変化、オムツを卒業するためのトイレトレーニング等、様々なストレスにさらされる時期にあります。
そして、それらのストレスは「便秘」という形で子供に現れます。

「たかが便秘」と軽く見るのはとても危険です。
早目に対応しないと便秘が慢性化したり、重度の便秘になってしまうこともあります。

子供は排便コントロールも上手にできない上に、自分で便秘を認識することはできません。
ですので、周りにいる親達が便秘のサインに気づき、子供の排便リズムを整えてあげる手伝いをしてあげることがとても大切です。

今回は、子供の便秘に悩む親御さんに向けて便秘の原因や見分け方、自宅でできる解決法をご紹介します。
困った時や悩んだ時に、是非参考にして下さいね。

幼児期~学童期の主な便秘の原因

幼児期(1歳~小学校就学前)機能性便秘の場合

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子供の便秘の発症のピークは2歳~4歳と言われるほど幼児期は便秘が起こりやすい時期です。

その大きな原因の一つが「トイレトレーニング」です。
「失敗したら怒られる」という思いから便を我慢してしまうこと、また、失敗して怒られることを繰り返すと、排便が嫌なものだと意識するようになり、トイレに行きたがらなくなることもあります。

また、もう一つの原因は保育園や幼稚園に通い始めることによる「環境の変化」です。
家族以外の集団と過ごす時間は楽しい時間でもありますが、時に精神的なストレスにもなり、そのストレスが便秘の原因になります。

それ以外にも幼児期は腹筋が弱いため上手に踏ん張れなかったり、好き嫌いが始まることでおやつばかり食べて野菜不足、つまり食物繊維不足になりがちなのも、この時期の便秘の原因です。

学童期(6歳~12歳)機能性便秘の場合

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小学校入学以降の便秘の原因は、「精神的なもの」が大きくなります。
例えば、小学校に入学すると、集団行動がさらに多くなるため行きたい時にトイレに行きにくくなります。
また、「うんちをする」ということが「恥ずかしいこと」だという思いが強くなるため、友達から、からかわれないように排便をしたくても我慢することが多くなるのも原因です。

高学年になるに従って、勉強も難しくなったり、友人関係も複雑になってきますよね。
それらのストレスが便秘の原因になることもあります。

親も子供が大きくなると、排便習慣に口を出さなくなりますので、学童期の便秘は気づいた時には慢性化していたり重症化していることもあるので要注意です。

機能性便秘と器質性便秘の違い

便秘には大きく分けて2つの種類があります。

機能性便秘(きのうせいべんぴ)

病気に関係しない便秘で、食習慣や排便習慣、ストレスなどの生活習慣が原因で便秘になります。
子供の便秘のほとんどは「機能性便秘」に当てはまり、子供の機能性便秘はさらに以下の4つのタイプがあります。

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直腸性便秘(ちょくちょうせいべんぴ)

通常、便が直腸に溜まると便意を起こさせるための脳から指令が出ます。
直腸性便秘は、便が溜まっていても便意が起こらなくなる状態で、便を何度も我慢することが原因です。

例えばトイレトレーニング中に上手に排便を出すことができず便を何度も我慢してしまったり、小学校への入学で行きたい時にトイレに行けなくなったりして便秘になるのがこのタイプです。

痙攣性便秘(けいれんせいべんぴ)

痙攣性便秘とは主にストレスが原因で腸が痙攣し、痙攣している所の腸が狭くなるため便が上手く通過できずに起こる便秘です。
幼稚園や小学校への入園・入学で緊張したり、大きなイベントを前にして不安が強くなったりすると起こりやすい便秘です。

痙攣性便秘では、大腸での水分吸収バランスも乱れるため便秘と下痢を繰り返すことがあります。

食事性便秘(しょくじせいべんぴ)

腸を刺激して良い排便習慣を付ける役割を持つのが食物繊維です。
食物繊維は野菜に多く含まれますので、偏った食事で食物繊維が不足すると、食事性便秘になります。

また、食べる量が極端に少ないのも便秘の原因になります。

弛緩性便秘(しかんせいべんぴ)

大腸の動きが鈍くなり、便がスムーズに運ばれないことによって起こる便秘です。
筋肉の発達が未熟な子供に起こりやすく、直腸性便秘と合わせて起こることもあります。

器質性便秘(きしつせいべんぴ)

小腸、大腸、肛門,、神経などの病気や先天性の奇形が原因で便秘になることです。
後に詳しくお話ししますが、器質性便秘の場合、根本的な病気や奇形に対する治療を行わないと便秘もよくなりません。

自宅ではどうにも解決できないのが「器質性便秘」です。

子供の器質性便秘で多いものはこちらです。

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ヒルシュスプリング病

ヒルシュスプリング病とは直腸を動かすため神経が生まれつきないため、便がスムーズに排泄されない病気です。
約8割は直腸から肛門に起こります。

多くは生まれた後に便が出ないことで診断されますが、まれに乳児期から幼児期に渡って続く便秘症から発見されることもあります。

鎖肛(さこう)

鎖肛は生まれつき肛門が閉じていたり、肛門の位置がずれている病気で、便を出すための筋肉も弱いのが特徴です。
鎖肛ほとんどは新生児期に診断されることが多く、重症度によって手術の時期や方法も変わってきます。
排便に関する筋肉も弱いため、手術後も便秘になりやすいので注意が必要です。

二分脊椎(にぶんせきついしょう)

二分脊椎症は脳や脊髄に関係する神経管の先天的な異常で、生まれてすぐに手術が必要な顕在性二分脊椎症と、成長と共に症状が出てくる潜在性二分脊椎症があります。
潜在性二分脊椎症では成長と共に神経が引っぱられたり圧迫されることで足がマヒしたり、失禁や便秘などの排便障害などの症状が出てきます。

この病気の約7割の人は背中や腰の皮膚が赤くなっていたり(血管腫)、穴やくぼみがあるなど、何らかの異常があることが多いのが特徴です。

いつの時期から症状が出るのかには個人差がありますが、治療には手術が必要です。

その他の病気

その他にも、ダウン症候群などの染色体異常に関する病気を持つ子供さんは筋肉の発達が特に未熟なため便秘になりやすかったり、生まれつき甲状腺の機能が弱い甲状腺機能低下症(クレチン病)でも便秘が起こります。

甲状腺機能低下症に関しては、生まれてから退院するまでに全員が受けるスクリーニング検査に含まれているため、便秘から病気に気づくことはほとんどありません。

便秘の症状とサイン

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一般的な便秘の症状

排便の回数が少ない

子供の排便の回数は4歳未満で1週間に2回以上あることが望ましいとされています。
少し大きなお子さんでも5日以上便が出ない時には便秘のサインです。

うんちの時に血が出る

お腹の中に長時間便が停滞することで便が固くなると、排便をしたときに肛門が切れることがあります。
トイレに血が混じっていたり、お尻を浮いた時にティッシュに赤い血が付いている時は切れ痔を起こしている可能性があります。

切れ痔は痛いですので、便をしたい時に足をクロスさせて我慢しようとしたり、肛門付近を押さえたり、泣きだす子もいます。

腹痛

便秘の時はお腹が張ったり、お腹が痛くなったりします。
子供さんはお腹が痛いことを上手に伝えられないこともありますので、泣いて訴えることも多いと思います。

「なんで泣いているのか分からない。」そんな時には便秘でお腹が痛いのかもしれません。

最後にうんちをしたのがいつだったか、また、お腹が張っていないかどうかも確認してみてくださいね。

食欲や元気がない

お腹に便が溜まっていると食欲が出ないのは、大人も一緒ですよね。
子供は体が小さいので便が溜まると食欲も低下しやすく、ひどい時には吐き気を訴えることもあります。

また、元気がないのも便秘のサインであることがあります。

おならがたくさん出る

便秘で便が長い時間腸に溜まると、腸内の悪玉菌が増えて大量にガスを発生させるため、おならが多くなります。
おならがたくさん出る時や、おならが臭い時は便秘が原因かもしれません。

便の状態から見た場合

便秘の症状は便の性状からも分かります。

健康な便は、「滑らかで柔らかいバナナ状の便」です。
多少表面がひび割れていても、水分を十分に含んだ柔らかい便であれば問題ありません。

蛇のようにとぐろを巻く便も健康的な便ですね。

一方で、うさぎののようなコロコロした便や、表面がゴツゴツとした固い便、明らかに大きな便は便秘のサインです。
便の性状には「ブリストルスケール」という世界共通の基準があります。
それが下記基準値です。
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引用:https://www.kango-roo.com/

インターネットで検索すると出てきますので、どんな性状の便が便秘なのか分からない人は是非参考にしてみてくださいね。

病気の可能性がある便秘の症状

強い腹痛が続く、または15~20分毎に大泣きする場合や繰り返し吐く場合、便にイチゴジャム状の出血が混じる場合は腸重責や腸閉塞を起こしている場合があるのですぐに病院に相談しましょう。
また、便秘の症状に合わせてパンパンにお腹が張っていたり、お腹の一部がフランクフルトのように盛り上がっている時も受診が必要です。

分かりにくいのが、固い便と合わせて水溶便が出ていたり、オムツが完全に外れたにも関わらず少量の便漏れをする場合です。
便が出ているため、精神的なストレスで下痢を起こしている、または、だたの便失禁だと勘違いされやすいのですが、実は便秘によって腸内に固い便が停滞している重度の便秘のサインでもあります。

放置することでますます便秘は悪化し、腸が伸びてしまうことで便意を感じなくなってしまうこともあります。
ここまで来ると通常の便秘薬でも治りにくくなります。

早目にサインに気づき、きちんと病院で診てもらいましょう。

原因に合わせた便秘の解消法

幼児期(1歳~小学校就学前)の場合

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幼児期の子供さんは腹筋が弱いため、上手に便を出すことができません。
食事や運動で排便習慣を整え、便を溜めない生活を心がけましょう。

食物繊維を摂る

食事で積極的に取りたいのが「食物繊維」です。
食物繊維には「不水溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」があります。
不水溶性食物繊維はイモ類、野菜、豆類に含まれる食物繊維です。
腸内で水分を吸収してふくらみ、便を運ぶ蠕動(ぜんどう)運動を助ける働きもあるため腸を刺激して便秘を予防します。

水溶性食物繊維は海藻類、果物、きのこ、こんにゃく等に多く含まれる食物繊維です。
水溶性食物繊維は便が固くなるなるのを防ぎ、腸内の不要物を吸収します。
また、善玉菌を増やす働きもあるため、整腸効果も期待できます。

子供のおやつにサツマイモや果物をあげたり、普段の食事に野菜や海藻を取り入れたりと、2つの食物繊維をバランス取るようにしましょう。
最近は色々な味が揃っている野菜ジュースには要注意!

実は野菜ジュースには食物繊維はほとんど含まれないため便秘対策にはなりません。

水分をこまめに摂る

次に便秘予防で大切なのが「水分」です。
便が固くなる原因の一つに、水分不足があげられます。
汗をかきやすい幼児期の子供さんには特に、こまめな水分補給を心がけてあげましょう。

しっかり運動する

そして、便秘予防では「運動」も大事です。
運動は蠕動運動を助けて便秘を予防します。
幼児期のお子さんは、日中にたっぷり遊ばせてあげることが大切です。
この時の遊びはゲームや絵本ではなく、体を使った遊びをさせてあげるのがポイントです。

マッサージをする

また、下腹部を軽く「の」の字マッサージしてあげるのも腸を刺激するので効果的。
既に便が固くなってしまい、なかなか出ない時には市販のイチジク浣腸を試してみるのも良いでしょう。
肛門が切れて出血を繰り返す時には、早目に受診をしてあげることも必要です。。

トイレトレーニングによる影響の場合は?

幼児期の便秘の大きな原因に不適切なトイレトレーニングがあげられます。
失敗して怒られることが続くと、「うんちをする」ことが嫌なことだと認識し、便意があっても我慢するようになります。
トイレしてマイナスイメージを与えることは、今後の排便習慣にも影響します。

トイレトレーニングは焦らずじっくり、失敗しても叱らないようにしましょう。
上手にできた時はたくさん褒めること、トイレに子供さんが喜ぶ絵や写真などを置いたり、トイレの歌を歌うなど、トイレが楽しいものだと認識できるようにサポートしてあげるのも効果的です。

また、この時期、無理に排便習慣をつけようとするのは逆効果です。
子供が行きたい時にトイレに行かせてあげましょう。

学童期(6歳~12歳)の場合

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しっかりトイレトレーニングも終わり、小学校が始まる学童期は、今後の排便習慣を付けるのに大切な時期です。
学校でうんちに関する嫌な体験をしないよう、学校に行く前に排便が済ませられるようにサポートしてあげましょう。

朝食をしっかり摂る

まずは、朝食をしっかり食べることです。
寝ている間に作られた便は、朝食を食べることで刺激を受けて便意を感じ、排便されます。
朝食を食べないで学校に行くと、やっと体が起き出した授業中に便意を感じることになってしまいます。

朝一番にコップ1杯の水を飲むのも効果的ですので、合わせて行って見て下さい。

トイレにいく習慣をつける

そして、朝食の後はトイレに座る習慣を付けましょう。
朝食を食べた刺激で蠕動運動が起き、便意を感じるまでに約20分かかると言われています。
学童期のお子さんには、例えトイレに行きたくなくても一度はトイレに座る習慣をつけるのが大切です。
子供はトイレに行きたくなければ行きません。

親御さんが優しく声をかけてあげるようにして下さいね。
また、ゆとりをもってトイレに行けるように、早目に起きるようにすることも大切です。

たっぷり睡眠をとる

学童期の便秘予防で忘れがちなのが、睡眠です。
睡眠中は副交感神経が優位になり、胃腸の働きが活発になります。

夜更かしをして十分な睡眠時間が取れないと、いい便が作られません。
規則正しい生活を心がけ、早寝早起きをするようにしましょう。

認識を変える

最後に最も大切なのが、「排便することは恥ずかしいことではない」という意識付けです。
排便は自然の営みの一つであること、恥ずかしいことではないことを小さい時からきちんと教えてあげるのも、この時期とても大切です。

病気が原因だった場合の対処法

便秘が慢性化して、便が溜まっているのに便意が起こらない場合や、固い便が直腸に溜まり自分の力で出せない時には医療機関を受診する必要があります。
病院では症状によって便を柔らかくしたり直腸を刺激する内服薬や座薬、浣腸を使って排便を助けます。

それらの治療が効かない時には、指で便を掻きだしたり(摘便)、肛門から腸を洗浄したり(洗腸)、麻酔を使って便を掻きだすこともあります。

どの治療も子供さんにとっては辛いことですので、便秘の予防を心がけると共に便秘のサインに早目に気づき、正しい対処をしてあげるようにして下さい。
また、特にお子さんが小さい時に繰り返す便秘は病気が原因で起こる器質性便秘の可能性があります。

便秘対策をとっているのに便秘を繰り返す時には、一度病院に相談してみましょう。

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まとめ

簡単そうで複雑な便秘のお話し、いかがでしたか?
子供は「便秘」という感覚も、排便しないと体にどんな不具合が生じるのかも分かりません。
それを教えてあげられるのは周りにいる大人たちです。

良い便は健康のバロメーター!
お子さんが小さい頃には便が出やすくなるようなサポートを、少し大きくなったら排便の大切さを教え、排便習慣がつくようなサポートをしてあげましょう。
また、お子さんの排便状況に優しく気を配り、便秘のサインに早目に気づいてあげることも大切ですね!

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