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パーコール法の成功率は?人工授精の産み分けやデメリットを知ろう

どんな子供でもかわいい、生まれてきてくれてありがとう!
出産して、初めて我が子を抱っこするとき、すべてのママは感動しますよね。
一人目が男の子だと、正直次は、女の子も育ててみたいな、なんて考えることもあるかもしれません。

そこで、登場するのが「産み分け」。
家庭で行えるものから、病院で指導を受けたり、処置を受ける方法まで選択肢はたくさんあります。
そこで今回は、人工授精とともに行われるパーコール法についてご紹介します。

パーコール法とは?

パーコール法とは、「人工授精の技術を用いた産み分け方法」であり、「女の子を希望する場合」に適用されます。
精子の種類とそれぞれの重さなどの特徴を利用した精子分離の技術を用いています。

1986年に慶應義塾大学の飯塚教授により開発されましたが、安全性の理由から1996年から2006年までは、日本産婦人科学会によって認められていませんでした。2006年に学会は「科学的根拠は認めないものの」、パーコール法の禁止を撤回しました。

しかし、依然産み分けについては保守的な立場をとっています。
現在、不妊治療を行っている病院の一部で行われています。

後述しますが、パーコール法では100%の確率で産み分けはできませんし、「子供は授かりもの」という社会的通念を持つ方々も多く、特に現場の医療従事者の間では、かなり意見が分かれているのが現状です。
そのため、パーコール法を利用したい場合は、産み分けに積極的な病院を調べておくことをお勧めします。

引用:日本産科婦人科学会会告「XY精子選別におけるパーコール使用の安全性に 対する見解」の削除について

引用:生み分けネット 生み分け病院一覧

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パーコール法って人工授精なの?

家庭で行う産み分け法ではなく、病院での医療行為として行われます。
病院での医療行為といっても人工授精、体外受精など、それぞれの違いがわからない方も多いのではないでしょうか?
ここではそれぞれの違いについての説明と、パーコール法がその中のどれにあてはまるかについて見ていきたいと思います。

そもそも人工授精(AIH)とは?産み分けとの関係は?

人工授精と体外受精の違いは?

人工授精は、精子や受精卵の扱いによりいくつかに分けられます。

・精子を、子宮や卵子に注入するもの

人工授精とは、男性の精子を採取して、その採取した精子を注射器で直接子宮に送り込むものです。

さらに高度な人工授精で行われる顕微授精は、体外に取り出した卵子に、極細の針で人為的に精子1匹を注入する方法です。 精子の数が少なかったり、運動率が低い場合でも妊娠可能になり、体外受精よりも妊娠確率が高い方法ですが、その分高額になります。

・受精卵を、子宮に戻すもの

対して、体外受精とは、採取した卵子と精子を受精させ、受精卵になったものを子宮に戻して妊娠を目指す方法であり、体内での受精が難しいと考えられる場合に行う治療法です。

POINT

人工授精=精子を子宮や卵子に注入して体内で受精をさせること(顕微授精も含む)

体外受精=体外で受精させた卵子を子宮に戻し着床させること

このような人工授精において、特に産み分けを行いたい場合に、パーコール法、シリンジ法や着床前診断が行われます。

・主な産み分け方法とその違い

・パーコール法
大まかな流れとしては、まずX精子とY精子を分離し、女の子になるX精子を抜き出します。
それから、X精子を用いて人工授精、体外受精、顕微授精を行います。

POINT

パーコール法(精子の選別作業)=人工授精や体外受精、顕微授精の前に行われる

・シリンジ法

自分で精子(選別はしない)をシリンジやスポイトで採取し、そのまま膣に挿入するものです。排卵前の産み分けタイミングや浅め深めの位置への挿入などが、自分でコントロールできることから、産み分けに使われます。

・着床前診断
「受精卵が子宮に着床して妊娠する前に、遺伝子や染色体に異常がないかどうかを調べる」ものであり、受精した卵を取り出してその性別を調べる産み分け方法です。体外受精、顕微授精の後に行うことが可能です。
パーコール法のように、事前にX精子とY精子を分離するというプロセスはなく、あくまで受精後の卵を対象に、性別を調べるものです。

POINT

シリンジ法(人工授精のひとつ)=産み分けはタイミングを調整して行う

着床前診断(着床前の受精卵の調査)=体外受精後に行い産み分けでは受精卵を採取して性別を選別

それぞれ、受精させるのが体の中か外かが違ったり、受精前に行うか、受精後なのかが異なる、ということをお分かりいただけたでしょうか?

次の項目では、パーコール法が精子の選別を行うという大きな特徴がありますが、実際どのような仕組みで分離されるのかを見ていきましょう。

精子の分離方法について

人工授精(AIH)・体外受精などで精子を用いる際には、女性への感染予防のため精子を洗浄・濃縮する調整を行います。
採取した精液を、コロイド溶液(溶液の違いからパーコール法・アイソレート法などに呼び方が変わる)の上に注ぎ、遠心分離器にかけると、細胞密度の高い、成熟した精子だけが容器の底に沈みます。

この細胞密度の違いを利用して、不純物を取り除きながら、正常な精子を集める精子調整法を、密度勾配遠心法といいます。パーコール法はこの密度勾配遠心法を用いて行われます。

パーコール法の具体的な仕組みや方法について

精子には、X染色体をもつ精子とY染色体をもつ精子の2種類があります。そして、
・X精子が卵子と受精→女の子
・Y精子が卵子と受精→男の子
になります。

特筆すべきは、X精子とY精子では重さが異なり、X精子の方が重いという特徴です。
パーコール法では、この重さの違いを利用して精子を分け、産み分けを行っているのです。
具体的には、精子の分離試薬であるパーコール液に精子をつけて、重さにより遠心分離します。
もともとX精子はY精子よりも重いので パーコール液に精子を入れ遠心分離すると、底に沈んだ精子に含まれるX精子の割合は高くなります。

こうして選別されたX精子を使うと女の子が生まるという仕組みです。

POINT

パーコール法では、女の子になるX精子の重さの特徴を利用しており、X精子を選んで受精させるため、女の子が産まれやすい。

パーコール法の成功の確率ってどうなの?

日本産婦人科学会は2006年に「パーコール法は精子を100%選別をすることはできないことが判明しており、産み分けの科学的根拠は不明」という発表をしています。しかし以下の書籍では、「男子85%以上、女子95%」とかなりの高確率だと記述されています。
一方、医療現場からの経験的確率は65~70%とも言われています。

参考書籍:
「遺伝子のひらめき: ここまでわかったDNAの不思議な世界」
著者: 太田次郎 PHP出版 ISBN-10: 4569544363

パーコール法のメリットとデメリットは?

上記の成功確率をどうとらえるかは人それぞれですが、自然に任せれば50%で女の子の確率です。

産み分けに希望が持てるパーコール法ですが、気をつける点などはあるのでしょうか。

メリットは?

人工授精で産み分けをする方法は、パーコール法以外にはありません。
自然妊娠で産み分けが難しいご夫婦には選択肢が増えます。

デメリットは?

パーコール法では、希望する性別が生まれる精子だけを採取して人工授精を行うので、子宮内に注入される精子の量が半分程度になってしまいます。パーコール法を受ける場合には精子の量が半減してしまうので、通常の人工授精と比べると妊娠確率が低下します。

そのため「どうしても子供が欲しい。性別は問わないが、できるなら女の子かな?」という、それほど強く産み分けを望まない場合は、パーコール法よりも通常の人工授精を受ける方が良いかもしれません。

また、人工受精全般において注意すべきは、「受精の確率は高くても、その後に卵子が着床する確率は別」だということです。

さらに後述しますが、通院や複数回トライの費用がかかる点もデメリットと考えられます。

  • どうしても子供が欲しい!性別は問わないが、できるなら女の子かな?」という、それほど強く産み分けを望まない場合は、パーコール法より人工授精のほうがよいかもしれません。

パーコール法の費用はどのくらい?

病院によって費用は異なります。費用は人工授精を含めて1回で2万円~5万円程度とされているようですが、現実的には4~5万円が多いようです。パーコール法自体には保険が適用されない部分があり、通常の人工授精と比較して費用は高くなってしまいます。
体外受精の一環としてパーコール法を行う場合は、体外受精費用としてプラス20万程度かかることもあります。

人工授精や体外受精の前に、女性は1周期につき1~3回は検査や処置のために通院しなければなりませんし、男性の精子採取も必要になり、その分費用が発生します。

また、一度の人工授精の成功確率は10~20%であり、平均5~6回の挑戦で妊娠するといわれています。ということは、人工授精でのパーコール法を5~6回として計算すると、「約20~30万+検査・処置通院費用」を考えておいたほうがよいでしょう。

パーコール法による産み分けを行う産婦人科はあまり多くないので、あらかじめ費用などを問い合わせしておいた方がよいでしょう。

引用:鈴木レディースクリニック パーコール法費用と成功確率

パーコール法を試した人の体験談

実際にパーコール法を試したママからのコメントをピックアップしてみました。

27歳の時に、一人目が男の子で、その後2年後に妊娠しましたが、残念ながら流産してしまい、その後半年くらいできなくて、なぜか焦っていた私は主人と相談して、話合っていると、二人目は女の子がいいなということで、近くの病院でパーコール法をしてると見たので、挑戦しました。初診料など抜いて五万円でした。

排卵前に病院からの指示で当日に病院に精子を持っていき、子宮に入れた後、その後少し休んでから帰宅という、流れでした。
絶対妊娠してると思っていましたが、結果は着床しませんでした。値段も高かったので、1回限りで終わりました。値段も高いですし、排卵前と主人の仕事なのでなかなか病院に行くタイミングなどが難しかったです。

ふぅ/27/女の子希望

このお話からは、産み分けが成功するかということと、その後の受精卵の着床が成功するかの二つの確率が重要だと分かります。
排卵前のタイミングでの採精は、ご主人の協力が不可欠のため、予定調整も鍵のようですね。

  • 男の子には…産み分けゼリー、排卵日直前の性行為、深め挿入、精液を濃いめに
  • 女の子には…パーコール法、産み分けゼリー、排卵2日前の性行為、浅め挿入、精液を薄めに

まとめ

パーコール法は、精子の重さの違いを利用した「女の子」の産み分け方法であり、病院で人工授精を通して行います。
成功確率は、65~70%という説と、95%とする説などがあり、科学的根拠や実施有無については医療従事者の立場が分かれており、不確実な部分があるのも現状です。

人工授精を含めた費用は、1回4~5万円程度で、特に自然妊娠が難しい場合に有効です。
しかし、子宮に注入する精子数が半減するので、理論的には妊娠確率が下がります。
産み分けよりも「子供が欲しい」という希望が強い場合は、パーコール法は不向きかもしれません。

このような背景を踏まえて、それでも女の子を希望して是非トライしてみたい、という方には良い選択肢となるかもしれません。
しっかり情報を集め、準備をして臨みましょう。願いがかなうといいですね。

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