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里帰り出産する時期は?メリット・デメリットは?体験談から教えます

女性にとって人生の中でとても大きな節目となる“出産”。妊娠が分かり、赤ちゃんに会える喜びと期待はもちろんのこと、つわりをやり過ごしながらの日々は、健診のための産院通いなども含めて初めてのことばかり。戸惑うことも多いですよね。バースプランを考えながら「里帰りするかどうか」も決めていかなければならず、これから先のことに不安を抱えている方も多いことでしょう。

妊婦さんが抱く不安や心配は、大切な新しい命を守るために本能が働きかけ、確かな情報を欲しているからこそ。決して悪いことでもなく、弱さでもありません。
まだ先の話で良くわからないという方も、出産が近づくにつれて迷ってきたという方も、こちらで里帰り出産の時期と期間、里帰りするメリットとデメリットについて考えていきましょう。

必要になる手続きなども併せて確認し、今を考えること、先を知ることで、お母さんになる心構えを一緒に高めていきましょうね!

目次

「里帰り出産」はどうして必要?

どうして「里帰り出産」が必要とされるのでしょうか。
出産において「里帰り」「床上げ」などは日本ではほぼセットと言っても過言ではないほど意識されるキーワード。古くから浸透している日本の出産の風習であり、文化とも言えます。そのため自身が生まれる際が里帰りであったと聞いている、または兄弟がそうであったため自らも里帰り出産を目撃しているなど、私たちにはごく自然に、当たり前にも似た意識で“出産する際は里帰りするかどうか考える”という公式が頭の中にできているようなものなのです。

里帰りする人の割合は?

近頃は核家族が多く、イクメンなどという言葉の周知も広がりつつある影響もあり、旦那さんの育児や家事への参加傾向が上向きとなっています。そのため、あえて里帰りをしない道を選択するお母さんが増えています。
しかしながら、2015年9月~2015年12月に育児情報誌【miku】によって行われたアンケート結果によると56.5%、6割近い人が里帰り出産であったと回答。また、2013年5月に【コンビタウン】が実施したアンケートでは65%の人が産前産後に里帰りをしたと回答しており、日本では依然として里帰りする習慣が根強いといえます。

里帰りの時期とその理由は?

産婦人科医が推奨する里帰りの時期は34週までとされております。
では、なぜ34週までなのか?妊娠9か月である34週目といえば、体が出産へ向けてたくさんの血液を生み出す時期であるため、血圧が上がる傾向が強く、注意を怠ると一気に血圧が上がってしまう人も。少し前まで妊娠中毒症と呼ばれていたその症状は、近年の研究で母体の健康状態と赤ちゃんの発育を脅かす主な要因が高血圧であると判明したことから、今は「妊娠高血圧症候群」と改められ、妊婦さんの高血圧には、特別に注意をするようになりました。また、34週目は前駆陣痛の症状が段々と現れるようになる頃でもあるため、移動の負担による子宮収縮が早産に繋がる場合もあり、その危険性にも十分な注意が必要です。
赤ちゃんのほうはというと、34週の頃は視覚の「見る」準備が整ったあたり。体温調整などはまだまだ完璧ではありません。35週目でようやく肺の準備が万全に整い、各器官ほとんど完成という状態となるため、それまでがどれほど大切であるのかが伺い知れますよね。
かといって、赤ちゃんの機能のすべてが整ってからと、あまりにもギリギリに帰省すると、実際に出産をする産院の先生に妊娠の経過などの重要な情報が伝わらず把握不足にもなりかねません。
多くの産婦人科医が推奨する里帰りが34週頃までとされているのは、さまざまな観点からの安全性と必要性がもっとも高い、絶妙なラインであるためなのです。

里帰りの期間は?

慎重で不安が大きい人ほど可能な限り長く里に留まりたいと思うこともあるでしょう。
2015年9月~2015年12月に育児情報誌【miku】によって行われたアンケート結果によると1か月以上~2か月里帰りをした人は21.2%、1か月未満の里帰りは15.7%、約3か月は8.5%。
赤ちゃんの1か月健診が分かれ目で、健診を受けてから帰るというパターンが多くみられます。いくら実家とはいえ、あまりにも度を超えた長居は里帰りではなく“別居”のようなもの。自宅で1人待っているパパの不満・不安・負担が増す一方で、実家にも生活費などがかさみ負担となります。引きどころをあらかじめ意識しておくことが大切です。
ただし、生まれた赤ちゃんが双子以上である場合や、産後に特別な配慮が必要であるなどの場合はその限りではなく、産後の滞在期間に長さが必要となることもあります。
しかしながらここは日本。お父さん側の産休取得はまだまだ普及しておらず、出産方法の選択肢も自由とは言い切れません。赤ちゃんのためにもお母さんの負担軽減のためにも里帰りをするならベストなタイミングを選びたいものですよね。いろいろと事情があり、自分たち以外に気を配らなければならず里帰りを決めかねている場合など、里帰りについていつまで悩んでいてOKなのかも気になるところです。

里帰りする・しないスタイル、4パターン

【産前に里帰り】妊娠中に里帰り、里帰り先で出産。産後もしばらく里で過ごすスタイル。
【産後に里帰り】自宅近くの産院で出産、産後に里帰りする。退院と同時の場合もある。
【お手伝いアリ】退院後、自宅に実母や義母などに手伝いに来てもらうスタイル。
【お手伝いナシ】退院後自宅でママ・パパだけで育児スタートし、やっていくスタイル。

里帰りする出産のメリット・デメリット

今一度こちらで「里帰りする出産のメリットとデメリット」、
そして「里帰りしない出産のメリットとデメリット」について考え、それぞれに求められる利点を確認しましょう。時代は移り変わり、近頃の里帰り出産事情が変化していますよ!

≪里帰りする出産のメリット≫

・実家でお産できる“安心感”がある。
・産後の体をゆっくり休められる。
・実母などの育児相談相手がいつでもそばにいる。
・話し相手がいる。
・いざとなった時、代わりに赤ちゃんを抱っこしていてもらえる。
・自分と赤ちゃんのことだけに専念できる。
・何もしなくても三食出てきて、栄養バランスの良い食事が食べられる。
・たりない育児グッズの買い足しなどがすぐに頼める。
・里帰り先が近い場合なら転院の必要がない。
・出産前に日常の家事から解放され、リセットできる。
・家にいるとついつい動いてしまうが、里に帰った状態ならそれがない。

里帰りする出産のメリットはなんといっても「ゆっくり休めて安心できること」。これがない里帰り出産は考えを見直すべきです。産前はゆっくりと自分の時間が過ごせる最後のチャンス!産後は赤ちゃんとご自身のことに集中できるため、とても特別な環境と言えます。赤ちゃんのことをすぐその場で相談でき、具体的に助けてもらえることはとても心強いですよね。                                                                      

≪里帰りする出産のデメリット≫

・パパと離れる時間が長いため、父性が育つのに時間がかかる。
・里帰り先が遠い場合は転院になるため、医師やスタッフが違う、初診料がかかる。
・出生届など、手続き系が大変。
・大きなおなか、新生児を連れての移動。
・普段と違う生活環境、生活習慣。
・実母などとの関係、過干渉がストレスになる。
・ベビーベッドなど、育児グッズを2か所に準備、移動させる必要がある。
・帰るタイミングがわからなくなる。自宅に帰る日を考えることがストレス。
・両家同士の家族関係に気を遣う。
・やることがなくて退屈に感じる人もいる。
・食べ過ぎて体重オーバーになりがち。
・産後は安静にする必要があることを理解していない人には怠けていると思われる。
・実家の衛生面が気になる。
・実母が気力・体力ともに耐えきれず体調を崩す。
・年老いた両親の場合頼りきれない、逆にお世話をすることになる場合もある。
・帰省の交通費・お礼でお金がかかる。
・健診補助券が使えないことが多い。

里帰りする出産のデメリットは「何らかのストレスがある」ということ。金銭的な負担も大きく、旦那さんが赤ちゃんと完全に離れて暮らすため父性が育ちにくいなどもあげられます。ママの負担軽減のための里帰りですから、それだけさまざまなところにそのシワ寄せがあって当然ということ。種類も数も人によってそれぞれです。ご両親の年齢や気質などにもよく気を付けましょう。あくまで「お世話になりに行く」という姿勢を持ち、その有り難さを忘れないことが大切です。

≪里帰りしない出産のメリット≫

・旦那さんと力を合わせて育児をスタートできる
・最初から旦那さんが育児参加できる、絆が深まりやすい。
・慣れた住環境で自分のペースで育児をスタートできる。
・赤ちゃんをお世話することに慣れるのが早い。
・移動、転院の必要がない
・育児グッズの無駄がない。
・家事代行やファミリーサポートなどの手段を駆使して気兼ねなく助けてもらえる。
・2人目以降の出産の場合、上の子の生活環境を変えなくて済む。
・上の子が赤ちゃんを受け入れやすい。

里帰りをしない出産の道を選んだ場合はさらに「お手伝いにきてもらう・もらわない」に分かれます。住み慣れた環境でスタートが切れることはかなり有益な安心材料です。
移動もなく、育児グッズの重複もないため、経済的ともいえますが、お母さんは家事代行やファミリーサポートの利用をぜひ前向きに検討しましょう。手伝いがビジネスとして発生するので、過干渉などの悩みがなく必要な手助けをしてもらうことができます。
上の子となるお子さんが幼稚園や保育園、小学校に通っているかどうかも、里帰りを検討するうえでとても重要なポイントです。

≪里帰りしない出産のデメリット≫

・赤ちゃんと2人きりの時間が多く、話し相手や相談相手がいない。
・不安やストレスがたまる。
・ママもパパも休みなし。寝不足になりがち。
・家族に赤ちゃんを見せてあげる機会が減る。
・手伝いに泊まり込みで来てもらう場合は手伝いの人が体力的・精神的に疲れてしまう。
・手伝いの人との関係がストレスになる。
・結局お母さん一人が頑張ってしまう。
・お母さんが孤独を感じやすい。
・育児不安が増長してしまうこともある。
・里帰り出産をしなかったことが親不孝であると負い目に感じる。

里帰りもせず、手伝いにも来てもらわない出産の場合は特にお母さんの育児不安が強く出てしまう傾向が強いため、用心が必要です。慣れない生活に加えて母乳という未知の領域のプレッシャーまでかかってきます。ぜひ、母乳は1か月以上かけて軌道に乗るということを忘れないでください。赤ちゃんは毎日成長し、飲む量が増えていきます。完全母乳を目指す人も同じで、焦って早々に母乳が出ないと決めつけないこと。意識して「今はいろいろと悩んだり心配してしまったりする時期なんだ」と、産後のメンタル状況を自分自身で擁護しましょう。自分で自分を支え守らなければいけない部分が多いことが里帰りをしない出産の最大のデメリットといえます。

里帰り出産向きのタイプor里帰りしない出産向きのタイプ

里帰り出産に向いている人

・良い意味で自分中心に考えられる人。
・責任感が強く、ついつい無理しがちな人で、うまく甘えられる人。
・ご両親がどちらも甘えを許してくれるタイプである人。
・わからなくて怖い、何でも教えてもらいたいという気持ちが強い人。
・義父母以外にも同居人がいる人。
・義父母や親族との関係に悩み・不安がある人。

里帰りしない出産に向いている人

・実の親との関係に何かしら困難と感じている部分がある人。
・パパが協力的でやる気満々、家事全般に協力してもらえる状況がある人。
・干渉されるのが苦手、またはプレッシャーになる人。
・日頃、まずは自分のやり方を通して頑張ってみることが多い人。
・布おむつ育児など、やりたい育児法が決まっている人。
・不在中のパパの動向が不安で仕方がない人。

こんな里帰りパターンも…「私の里帰り出産」

中には嫁ぎ先の地域の風習が根強く、ご近所さんへの披露と報告のためにその予定が決められるというケースも。里帰り出産を経験した先輩ママさんの声を集めました。

【体験談】

里帰り先の病院からは32週までに里帰りするよう言われていて、念のため31週の時に帰省しました。飛行機での帰省です。
航空会社の方から事前搭乗を勧められ、妊婦ということではからってもらって、一般の方より先に搭乗させてもらいました。客室乗務員の方が荷物を持ってくださる、飛行中も声をかけてくださるなど、とても助かりました。
予定日8日間前に里帰りしました。電車で90分ぐらいです。1か月前に帰る予定が、親戚の不幸が重なり、直前になってしまいました。結果的に無事で安産だったので良かったです。
二人目妊娠中に、つわりが辛くて里帰りしました。
実家までは新幹線+車で4時間半程の距離で、6週から実家に帰り、約2か月いました。上の子を外遊びに連れて行けないこと、ご飯を食べさせてあげられないことが一番問題で、主人が許してくれた時点で帰りました。
健診は里帰り先と自宅近くで通っている病院どちらにも電話して事情を話し、悪阻が治まるまでは里帰り先の病院で受けましたよ。
臨月前に再び里帰りをして、出産。1か月検診を受けて、実家に帰りました。
予定日を1か月きってから里帰り。事前に健診を受けて出産の予約をしておいた産院に「こんなにギリギリまで帰ってこない人の出産はお断りします」と突然言われ、まさかの臨月でお産難民になりました!!結果的にはほかの産婦人科が見つかり無事でしたが、とても焦りました。
上の子を出産する時はまだ勤めていたので、産後、退院してから3日後に実家に帰省しました。母に一旦上京してもらい、母・私・赤ちゃんの3人で新幹線にてこれといった問題もなく帰省しました。やっぱり実家のほうがゆっくり出来ましたし、良かったです。
私は里帰りを予定していたのですが、その前に早産しかかって入院、そのまま出産になってしまったので産後に帰りました。新幹線1時間、駅からタクシーで20分でした。すごく疲れます。極力時間をかけない方がいいですよ。
私は予定日の2か月前、しかも里帰りの道中で産気づいて出産しました。
早めに里帰りしても道中の不注意があるとこういう結果になります。念には念で安全策での里帰りをしたほうが無難です。
切迫早産と診断されていましたがお腹の痛みが全くなく出血のみ、子宮頚管の長さも問題がなかったため産まれるはずないと甘く見て里帰りを試みました。しかし帰省後に突然5分感覚の陣痛が始まり点滴でも抑えきれず出産となってしまいました。早産で産まれたための痛々しい治療が必要で、後遺症も心配しています。お腹の中に10か月いる事の大切さを痛感します。子供への申し訳なさと後悔でいっぱいです。先生のよく言う自己責任とはまさにそのとおりであると思います。
産後に里帰りしました。ほとんど高速でしたが2時間の距離です。
退院した日にまずは主人の実家に半日ほどいて 夕方から私の実家へ向かいました。
赤ちゃんは車の中でずっと寝ていたし、問題なし。ただ私は帝王切開だったので、産後の体にこの移動プランはきつかったです。

里帰り出産で準備すべきことは?

里帰り出産を決めたのなら、準備あるのみです。里となる帰省先の許可も取れ、転院先も確保できたら、次は具体的なものの準備です。里帰りの準備は気づかぬうちに体と心に疲労がたまり、負担となります。特にはじめての出産の妊婦さんは、安定期を過ぎるとそれまでウキウキとした楽しい気持ちだったのがドキドキと緊張してしまう心理状態へと変化していき、精神的にも身体的にも不安定になりがちです。できることから早め早めに準備することを心がけ、より万全な出産を迎えられるよう、家族とも確認しあって、必要なものは計画的に揃えていきましょう。

里帰りに必要な準備は大きく分けて6つ

・各提出書類
・家で過ごすための「産前のママのもの」「赤ちゃんのもの」
・入院中の「ママのもの」
・退院時に必要な「ママのもの」「赤ちゃんのもの」
・旦那さんへのサポート
・里帰りから戻ってきた時のための用意

お店で買えるものであれば現地調達という切り札があるのが里帰り出産の強みの一つです。
服やタオルなどは実際生活してみてはじめて必要具合がわかるものですし、薬などは産後の体質の変化なども考えられるため、必要となったその時に揃えたほうが良いものもあります。そんな里帰り出産は、すぐ帰れない“距離”というハンデがあり、落とし穴となりがちです。書類関係や残される旦那さんのための準備、里帰り先での生活や入院期間をより快適に過ごすための工夫や、赤ちゃんが生活する部屋の用意ができるのは里帰り前だけなので、しっかりと抜け目なく揃えましょうね。

出産前

※念のため現住所の役場から出生届の用紙をもらっておく
・里帰り分娩予約
・転院のために健診を受けている病院から紹介状をもらい提出する
・出産する産院での出産育児一時金の申請

出産後

・出生届
・児童手当
・健康保険の加入
・乳幼児医療助成金
・退院手続き
・使えなかった妊婦健康診査費用助成金のチケットの返金

里帰り出産の分娩予約

一昔前と違い、出産できる産院自体の数がとても減少しています。
産院によって違いはありますが、妊娠2~3ヶ月の頃に予約するようではすでに埋まってしまっている場合も。また予約条件もさまざまで、電話予約が可能な産院もあれば、事前に健診を受けることが条件となっている産院もあります。
里帰り出産を検討する場合、まずはどこの産院で産む可能性があるのか産院候補リストを洗い出し、予約条件だけでも確認しておくべきです。
中には里帰り出産そのものを受け入れていないというスタンスの病院やクリニックもあります。
ほとんどの場合、妊娠が確認されると「分娩予約をしてください」と、出産場所をどうするのかと聞かれます。まずは里帰り出産の意向を伝え、里帰り先となる病院には問い合わせ・初診の予約を取ります。初診の予約日の間近に妊婦健診時の先生に紹介状を書いてもらい、分娩予約をする産院へ持参しましょう。

≪分娩予約に必要なもの≫

・母子手帳
・ママの健康保険証
・妊婦健診をしていた病院からの紹介状

紹介状はそれまでの妊娠経過などを伝える大切な書類で、切迫流産や妊娠高血圧症などがある場合は特に重要です。紹介状を書いてもらう費用は1,000~5,000円ほど。金額も事前に確認しておきましょうね。

赤ちゃん誕生に関して必要となる手続き

誰しも産後は赤ちゃんのことで頭がいっぱいになり、出産・育児でもらえるお金を受け取るための手続きや、赤ちゃんのために必要となる手続きは思っている以上にたくさんあるものです。
出生届のように「14日以内に」と期限がある場合が多く、どれも大切な手続きのため、あらかじめ把握しておくと安心です。出産育児一時金や児童手当はお金が支給される制度。ですが、せっかく国や自治体からもらえるお金がたくさんあっても必要な手続きを怠ると1円たりとも受け取ることができません。出産に必要となる手続きは、使える制度やもらえるお金もしっかり把握して、堅実に行きましょう。

出産育児一時金の申請

出産育児一時金は健康保険に加入している人で、本人または扶養家族が妊娠4か月(85日)以上で出産するともらうことができるお金です。その金額は原則子供1人につき42万円。双子であれば84万円となり、健康保険や自治体によっては付加給付としてさらに上乗せされていくらか支給される場合があります。受け取り方法には「直接支払制度」「受取代理制度」「産後申請方式」があり、それぞれの方式によって手続きの時期や必要書類が異なります。多くの産院ではママやパパの代わりに健康保険に申請を行ってくれる「直接支払制度」がとられていますが、出産する産院がどの方式をとっているのか事前に確認しましょう。

① 直接支払制度

申請・問い合わせ先:産院
受け取り時期:産後
申請時期:妊娠中

≪手続きに必要なもの≫
・意思確認書(産院によります)
・差額申請時 申請者の振込先口座番号
・差額申請時 印鑑

≪手続きの主な流れ≫
【妊娠中】
1.まずは出産する産院がどの方式を導入しているのか確認。導入されていない場合は「受取代理制度」「産後申請方式」をとります。
2.直接支払制度を利用する意思確認の書類を産院からもらい、記入して提出しましょう。

【退院時】
3.入院・分娩費が42万円を超えた場合、差額を支払います。
産後 
4.入院・分娩費が42万円を下回った場合、健康保険に差額を申請しましょう。差額は健康保険から振り込まれます。

② 受取代理制度

申請・問い合わせ先:健康保険
受け取り時期:産後
申請時期:妊娠中

≪手続きに必要なもの≫
・申請者の振込先口座番号
・印鑑
・出産一時金等支給申請書(受取代理用) など

≪手続きの主な流れ≫
【妊娠中】
1.どこの健康保険に申請するべきなのか健康保険証を見て確認。申請先は出産時の健康保険で、ママかパパの健康保険、または国民健康保険。
2.健康保険から受取代理用の申請書をもらい記入しましょう。
3.申請書を産院に持参し産院側が記入する欄の記入をお願いします。出産予定日まで2か月以内になったら健康保険へ提出しましょう。

【退院時】
4.入院・分娩費が42万円を超えた場合、差額を支払います。
産後
5.入院・分娩費が42万円を下回った場合、申請なしで差額が健康保険から振り込まれます。

③ 産後申請方式

申請・問い合わせ先:健康保険
受け取り時期:産後
申請時期:産後

≪手続きに必要なもの≫
・申請者の振込先口座番号
・印鑑
・出産一時金等支給申請書
・直接支払制度を利用しない意思確認書
・入院分娩費の徴収書

≪手続きの主な流れ≫
【妊娠中】
1. どこの健康保険に申請するべきなのか健康保険証を見て確認。申請先は出産時の健康保険で、ママかパパの健康保険、または国民健康保険。
2. 健康保険から産後申請用の書類をもらい記入できるところまで記入。入院時に忘れずに持参できるよう、荷物の中に入れておきましょう。
3. 産院から直接支払制度を利用しない意思確認書をもらい記入します。入院前に補償金が必要としている産院もあるので、要確認。
【入院中・退院時】
4. 産院で申請書を記入してもらいましょう。
5. 退院時に保証金を除いた入院・分娩費を全額支払います。
【産後】
6. 申請書に意思確認書、入院・分娩費の領収書などを添えて健康保険に提出しましょう。後日お金が健康保険から振り込まれます。

出生届の提出

出生届は生まれた赤ちゃんを戸籍に登録する大切な手続きです。
生まれた日を含めて14日以内に、国外で出産を迎えた人に限っては3か月以内に、両親の住民票のある地域または本籍地の役場、里帰り出産の場合は最寄りの市区町村役所に提出します。期限の日が役場の休日にあたる場合は、役場の休日明けまで提出を延期することができます。

≪出生届に必要なもの≫
・印鑑
・出生届
・出生証明書(医師に記入してもらうもの)
・母子手帳

出生届の書類には病院側に記入してもらう出生証明書欄があるので、書類が病院に用意されている場合が多いのですが、念のため役場からもらっておくと安心です。
赤ちゃんの名前の記入が必要なので、あらかじめ候補を絞っておくと良いでしょう。
提出する人は両親であることが基本ですが、事情がある場合には代理人を立てての提出も受理されます。書類の字が汚い、赤ちゃんの名前の漢字に不備があったなどの理由で提出期限を過ぎてしまった場合、自治体によっては過料が発生します。それだけ大切な提出書類ですので、よく注意しましょう。
出生届が無事受理されると、その証明のための母子手帳の役場が記入する欄に赤ちゃんの名前などが記載されます。退院までに母子手帳をママの手元に戻すことを忘れずに。宅急便の“書類便”“ライトパック”や郵便書留・速達などを使って送り返すという手段もあります。

パパとママの住所地から出生届を提出するのが本来なら一番効率的です。
父母の住所地で出生届を提出し、その時一緒に「児童手当」と「乳幼児医療助成金」の手続きもすませてしまえると手間が省けます。

児童手当の申請

児童手当は児童を育てているすべての保護者に対して行政から支給される手当のことで、少し前まで子ども手当と呼ばれていたものです。
提出期限は出産後15日以内。住民票のある市区町村の担当窓口に(公務員の場合は所属官庁に)申請しなければならず、申請がなければ何も受け取ることができないまま、さかのぼっての支給もありません。
できるだけ早く、できることなら出生届などと一緒に提出するつもりで予定を立てましょう。

≪児童手当の申請に必要なもの≫
・印鑑
・個人番号(マイナンバー)…2016年1月より必要となりました
・申請者名義の普通預金通帳
・申請者の健康保険証、またはそのコピー
・児童手当認定請求書(申請のための書類)…窓口で記入するか役場のHPでダウンロード
・場合によっては厚生年金等加入証明書(各自治体によるため要確認)
・その年度にその住所に住んでいなかった人は所得証明書

月末出産だった場合でも安心「15日特例」
赤ちゃんが月の下旬で生まれる、災害などのやむを得ない理由で手続きできなかったという場合、産後15日以内に申請して認定されれば手続きをした月から支給対象となる特例措置を受けることができます。自治体の窓口に問い合わせ、申請しましょう。

健康保険の加入

赤ちゃんを健康保険に加入させてあげましょう。赤ちゃんの健康保険証は1カ月検診で使用するだけでなく後述の「乳幼児医療助成制度」を受けるのにも必要です。出産後できるだけ早く、産後1か月以内に勤め先に申請しましょう。健康保険の種類によっては異なることもあります。例えば国民健康保険の場合ですと提出先は住民票のある市区町村とされており、さまざまです。確認が必要です。
差出人は両親のうち子供を扶養にいれるほうとされるため、子供を父親・母親のどちらの扶養とするのか事前に話し合って決めておきましょう。一般的には年収の多い方の扶養に入れる場合が多いようです。

≪各種健康保険の加入に必要なもの≫
・母子手帳
・印鑑
・健康保険証
・場合によっては医療機関の領収書など

乳幼児(小児・こども)医療費助成制度の申請

乳幼児(小児・こども)医療費助成制度は、助成を受けられる金額は自治体によってさまざまですが健康保険に加入している子どもで小学校就学前までの子どもであれば医療費を自治体が全額または一部負担してくれる制度です。自己負担額は全国一律で2割負担とされます。
自治体によって助成金額や助成の対象年齢がさまざまで、初診料や薬の容器代だけ別途でかかる場合や所得制限を設けている場合もあります。助成内容も変更されやすいため、4月にはよく確認するようにしましょう。

≪乳幼児(小児・こども)医療費助成制度の申請で必要なもの≫
・印鑑
・赤ちゃんの健康保険証
※自治体によっては赤ちゃんの健康保険証がまだ手元に届いていない場合でも手続きに応じてもらえる場合がありますので、問い合わせてみましょう。

退院手続き時には書類のもらい忘れのないように!

里帰り出産の退院手続き自体は通常の退院手続きと変わりはありません。気を付けるべきは書類をもらい忘れてしまうこと!ママが働いていて社会保険に加入している場合は出生証明書などに加えて出産手当金のために必要な書類を産院側に記入を願い出なければならないものもあり、それぞれ1,000円前後の費用が必要です。
出生届をパパが提出する場合、遠方のため退院前に書類をそろえて提出に向かいたい都合もあるかと思います。そのような場合は出生証明書を早めに手配してもらえるように出産前に病院に相談してみましょう。
≪退院手続きで返ってくるもの≫
・母子手帳
・出生証明書
・出産手当金に必要な書類(ママが働いており社会保険に加入の場合)

里帰り先でも妊婦健康診査費用助成金は使える?

妊婦健康診査費用助成金は基本的には他県で使用することはできませんが、住んでいる自治体に後日申請すれば返金されることがほとんどです。一時的に自費で対応し、チケットが使えなかった期間の健診の領収書や明細書は保管しておきましょう。

≪妊婦健康診査費用助成金の手続きに必要なもの≫
・母子手帳
・使っていない妊婦健康診査費用助成金のチケット
・チケットが使えなかった期間の健診の領収書や明細書
・印鑑
・通帳など振込口座番号がわかるもの

※必要になるものは各自治体・場所で異なります。返金してもらうのに里帰り出産先の病院の証明書がいる所もあるので、確認が必要です。

ワーキングママはさらにこちらにも気をつけて!
勤め先によってさまざまなので、まずはそれぞれご自分がもらえるのかを確認しましょう。

<育児休業取得前に必要な手続き>

☑出産手当金の申請
出産手当金は産休中の生活をサポートする目的で支給されるもの。産後も仕事を続ける人で、勤め先の健康保険に加入していて保険料を支払っている人がもらえるお金です。
・妊娠中に勤め先から「健康保険出産手当金支給申請書」をもらっておく
・入院中に医師または助産師に申請書の記入をお願いする(自費1,000~1,500円程度)
 ・産後、健康保険の加入先に申請(勤務先を通せる場合がほとんど)
→申請から2週間~2カ月程度で指定の口座に出産手当金が振り込まれる。

☑育児休業給付金の申請
育児休業給付金は育休中の生活をサポートする目的で支給されるものです。雇用保険に加入している人で、育休を取得し、職場復帰する人がもらえるお金で、パパでももらえます。
・妊娠中に給付金をもらえるのかを確認、育休期間を伝えましょう。
・書類をそろえるのと同時に振込口座の金融機関の確認印が必要な場合も妊娠中に用意
・勤務先に、育児休業取得の1か月前までに申請します。
→育児休業給付金の最初の振り込みは育休開始後から2~5か月後。その後2カ月ごとに会社側が手続きを行い、指定口座へ振り込まれます。

そのほか育児休業中の社会保険料免除の申請などができる場合もありますので、産休・育休取得前に勤務先によく確認しておきましょう。

出産後、育児に専念するためにも、煩雑な手続きは整理しておくことが大切です。

家で過ごすための「産前・産後のママのもの」「赤ちゃんのもの」

ママが家で過ごすのに使用するもの
・マタニティ仕様のボトムス
・トップス
・産前産後用の下着
・寝巻き・パジャマ
・産後の授乳しやすい服(ワンピースのみにせず、セパレートのものも用意しましょう。)
・産後用の補正下着

赤ちゃん部屋着
・短肌着:3~5枚
・長肌着:1~3枚 (意外と使うのは最初のうちだけということが多いようです。)
・コンビ肌着:3~5枚
・ツーウェイオール:2~3枚

赤ちゃんの生活品
・ベビーベッド (レンタルという手段も検討しましょう。)
・布団 (現地調達が確実です。)
・ベビーバス(衣装ケースなどを代用する人もいます。)
・水温計
・石鹸
・シャンプー
・ワセリン
・綿棒
・ベビー用爪切り
・手ぬぐい
・タオル
・防水シート
・紙オムツ (または布おむつ・布おむつカバー・バケツ・おむつライナー)
・室温・湿度計

入院中の「ママのもの」

出産時に必ず必要!いつでも出せるようにひとまとめにして手元に
・母子手帳
・妊婦健診チケット(ただし、自治外によっては使用できない場合あり)
・印鑑
・保険証

陣痛回避グッズ
陣痛は始まってみないとわからないものですが、そのタイプはさまざまで、人それぞれ。
用意がないと試すこともできないので、口コミなどで良いとされるもので揃えられるものであれば可能な限り準備しておくとよいでしょう。
荷造りにかさばるからといって妥協しないで!

入院生活グッズ
入院中のママの服や赤ちゃんの服は産院の用意したものを使用する場合が多いです。
お産セットとして産褥ショーツや歯ブラシ、スリッパなどが支給される場合もあるので、重複してしまわないように確認してから用意しましょう。

・寝巻き・パジャマ 3組ほど(前開きが授乳しやすいもの)
・カーディガン
・スリッパ(お部屋の中で履きます。)
・授乳用ブラジャー 3枚ほど
・産褥ショーツ 3枚 
・産褥ナプキン
・清浄綿(授乳時に乳首を清潔にしてから赤ちゃんに与えます)
・母乳パッド
・厚手の靴下
・ガーゼ、タオル
・歯みがきセット、 洗面用具、ティッシュペーパー、爪切り

カーディガンは体温調節に一役買うだけでなく、ちょっと部屋から出る必要があるときに羽織れると人目を気にせずに済むので便利です。腰丈のものが良い気がするときと長めの丈が良く感じるときがあります。荷物にゆとりがあるなら両方用意しても◎

入院中あったら便利グッズ

・生理用ナプキン (産褥ナプキンはすぐ使い切ってしまう。大きくて使いにくく感じる場合もあります。)
・デジカメ・ビデオカメラ
・サランラップ・タッパ (食事の余りを冷蔵庫で保管したい時などに役立ちます。)
・時計 (いつも家で使っているもので室温計がついているものがベスト。帰宅してからも目安となり役立ちます)
・携帯音楽プレーヤー (ヘッドフォンジャックに繋いで使えるスピーカーもあると便利。)
・保湿用品(リップクリームやボディクリームなど。)
・ヘアケアグッズ(入浴許可がでるまでの間のドライシャンプー)
・アイマスクや耳栓などの消音グッズ(思いのほか隣部屋の声が気になることがあります。)
・使い捨てホッカイロ
・冷えピタ (おっぱいが熱をもって眠れなくなる場合があります。)
・おやつ (持ち込みや食べて良いかの確認をしましょう。授乳はおなかがすきます。)
・リフォームインナー、補正下着
・骨盤ベルト(使用するなら無理をしない程度に使用しましょう。)
・着圧ソックス
・授乳クッション、ドーナツクッション

入院生活は赤ちゃんのお世話で忙しいうえに、1日4回ほどの検温、ポットのお湯替えや掃除、食事・おやつの配膳下膳、来客の相手などで忙しく、思ったよりゆっくり眠れないものです。あまりに苦しい場合は看護師さんに相談して検温を見送ってもらう、下膳は次の食事の時にしてもらうなどの協力をしてもらい、可能な限りまとまった睡眠時間の確保を心がけると良いです。
荷物の余裕と相談をしつつ、少しでも快適に過ごすための準備をしておきましょう。

入院準備は遅くとも妊娠36週に入る頃には準備を終えておくようにすると安心です。
体調が安定している妊娠8・9ヶ月頃、旦那さん休日に買い物に出かけましょう!

退院時に必要な「ママのもの」「赤ちゃんのもの」

・チャイルドシート
・ベビーウェア
・赤ちゃんの肌着
・おむつ
・移動に距離や時間がかかる場合は哺乳瓶・粉ミルク・お湯
・ママの退院用の服、基礎化粧品、メイクグッズ
・分娩・入院費用、会社への届け出に必要な書類

退院日または入院中に病院側が赤ちゃんを囲んでの家族写真を撮ってくれる場合があります。特に里帰りしない出産で手伝いもない場合はここでの家族写真撮影が貴重となることでしょう。写真を撮影するときだけベビードレスを着せるご家族も多いようですよ。

帰宅後の生活を想像して 準備できるものは揃えよう!

里帰りを終えて戻ってきた時にバタバタしないよう、赤ちゃんとの生活を想像して、おおよその家具の位置など決めて必要であれば部屋の模様替えもしておきましょう。上のお子さんがいる場合は上の子の遊ぶスペースと赤ちゃんのスペースを分けてそれぞれ確保します。
ベビーベッドは里帰り先をレンタルのものにするのかどうかにもよりますが、もしベッドを移動させて使うのであれば里帰りから戻る1週間前あたりからクーファンや布団代わりになるような長座布団でやり過ごすことにして、旦那さんに頼んで帰る家のほうへ先にベッドや布団などを移動させておくことをおススメします。
ベビーバスは帰宅を機会に卒業しても良いでしょう。または食器洗い用の大きめの水切り容器や衣装ケースなどでも代用できるので、うまく利用するのも良いでしょう。
おむつは日が近づいてから旦那さんに買っておいてもらうと間違いがありません。

≪帰宅後の生活のために必要なベビー用品≫
・ベビー布団一式
・ベビー服、肌着
・オムツ(サイズに要注意。たいてい帰宅するころはSサイズ以上)
・衛生用品(おしりふき、お風呂用品、綿棒、爪切り、クリーム)
・授乳用品

ベビー服、肌着はサイズに注意が必要です。帰る頃はもう新生児ではなくなっているので、生後2か月くらいのサイズのものを用意するとよいでしょう。衛生用品や授乳用品は荷物になりますが、別々に用意するよりはひとまとめにして持ち帰って使うほうが使い慣れているのでラクという場合があります。

里帰り中の旦那さんへの食事や家事のサポートは?

里帰り中の旦那さんの食事や洗濯、掃除はどうすればよいのでしょうか。お願いするならどこまでをどんな風に?お仕事で疲れている旦那さんが1人で生活できるのか心配なのはもちろんなのですが、赤ちゃんを連れて帰ってくることを思うと最低限の状態はキープしておいてもらいたいものですよね。
こちらでは旦那さんへお願いするのにおススメな方法と実際どのようにしたのかという体験談をご紹介します。

■【食事】理想は“一切サポートなし!”
これを機に最低限の料理をマスターしてもらい、イクメン&家事メンのスタートを切ってもらえたら最高です‼さすがにいきなりは難しいとされる場合でも、栄養を考える習慣やお弁当箱の隙間を埋めたい気持ちなど、今までノータッチであった部分への理解が少しでも得られれば、里帰りから帰ってからの生活にとてもプラスとなります。手作り冷凍食品を用意しておく場合は耐熱ジップロック保存が優秀です!

・週末に一緒に食材の買い物にいくようにする。
→売り場や栄養を考えて買う感覚を覚えてもらい、買い物を楽しむことを知ってもらう。

・里帰り前に「お米をとぐ・炊く・小分け保存する」を旦那さんの担当にしてしまう。
→1人でできるようになってもらえる上に、仕事が一つ減って自身がラク。

・面倒な根菜類・色の濃い葉物は業務用スーパーの大袋冷凍カット野菜で賄う。
→ちょい足しに便利。栄養バランスの偏りを防ぐ。

・手作り冷凍レトルト食品は耐熱ジップロックに入れて冷凍。
→湯銭解凍とすることでレンジの解凍時間に悩まずに済む。洗い物も減らせて便利!

・スーパーのお惣菜をそのまま冷凍。冷凍食品代わりにする。
→手ごろなコロッケや餃子などがおススメ。既製品の冷凍食品より断然お得。

■【洗濯】肌着とフェイスタオルを1週間分準備“洗濯は週末のみでもOK”
洗濯はできることなら毎日してもらいたいものですが、食事や掃除と天秤にかけると妥協ポイントであるといえます。旦那さん1人分でしたらそれほどの量でもないので、何日か分をまとめて回す、または週末と決めて片付けることは、節水やエコにもつながりお得です。

・使用手順を書いた紙を洗濯機のそばに貼っておく。
→洗剤や柔軟剤の使用量もわかりやすく書いておく。

・肌着は 乾かない・洗えなかった場合に備えて1週間分ほど準備。
 →2日同じものを身に着けることだけは避けてもらいたいもの。備えあれば憂いなしです。

・バスタオルではなくフェイスタオルで体をふく
 →大きなタオルは乾きにくく、洗濯量も増えます。フェイスタオルで十分ふけます。

・干し方・乾いた洗濯物の収納などの確認も忘れずに
 →里帰り前に一緒に確認し、実際に1人でやってもらうとより確実。  

■【掃除】食器洗いだけは毎日、掃除機は休日に!
旦那さん1人分の1食の洗い物なら量も少ないので苦にならないような気がしますが、逆に面倒くささが際立ってしまい後回しになるものです。百歩譲って朝は忙しくて洗えなかったとしても、寝る前にまとめてでも構わないのでその日のうちに洗ってもらう決まりにしましょう。掃除も毎日お願いしたいところですが、日中旦那さんは仕事で家を空けていますし、部屋もさほど汚れないと予想できます。休日に部屋の換気と掃除機をかけてもらうようお願いしましょう。

・トイレには置くだけタイプの洗剤などを利用してあらかじめ汚れを防止
→汚れにくくする工夫は掃除の回数が減らせるだけでなく、汚れも落ちやすくなります

・お風呂掃除は使用後に冷水シャワーをサッと流す・排水溝の髪の毛を取り除く
 →1人だと湯船に入らずシャワー浴で済ませることも。最低限の掃除でもキレイを保つには大切です。
・帰る日が近づいてきたら、集中的にしっかりと!
 →赤ちゃんが生活するお部屋の掃除機やコロコロを念入りにやってもらいましょう。
お風呂場のカビ取りなどもお願いしたいところです。

・電話するときにさりげなくチェック
 →あまり探りすぎるのも反感を買ってしまうので考えものですが“疲れているのにありがとう”と感謝を伝えつつ確認すると、うっかり忘れている場合などにも効果的です。

【体験談】私たちはこうしました! 先輩ママさんからのアドバイス

実際に里帰り出産を経験した人達はどのようにしたのでしょうか。先輩ママさん達に聞きました!

振り込み以外の支払いが必要になるものを書き出しておきました。大きめの付箋で箇条書きにしたものと、カレンダーに書き込んだものと2通り準備して、よく目につくように冷蔵庫に貼りました。里帰りから帰ってもこれが習慣となって、パパもママもお互い把握できて助かっています。
真夏だったこともありゴミ出しの日を確実に守ってほしかったので、玄関に張り紙もしましたが、あらかじめ予約送信のメールを作っておいて、前の日の夜に自動送信されるように仕込みました。準備に時間はかかりましたが、やることはやったと思えて後が気にならないので、心配性の自分には合っていました。携帯電話は必ず使うものなので旦那も把握しやすかったらしく、おかげでごみをため込まれずに済みましたよ。
効果があったかどうかはわかりませんが、里帰りする前まで旦那に私のおなかを触らせて、胎動をたくさん感じてもらう機会を意識してもつようにしました。夫婦のスキンシップになったし、赤ちゃんにもより愛着を持ってもらえたのではと思います。これで不在中に浮気するようなら人格を疑います(笑)
出産後の子供との生活を想像してお互いの理想を語り合うのが楽しくて、会話といったらそんなことばかりで、里帰り前も後もいい妊婦生活でした。2人目もそうするようにしたら、やっぱりいいカンジで過ごせたので、これはおススメです。楽しんだもん勝ちだと思います。産後赤ちゃんにかかりきりになっても仲良く過ごした時間があれば乗り越えられます。
食費は日にわけて1週間分で渡しました。なくなったらお金を受け取りに来ざるを得ない状態を狙って1日1,000円にしました。あまり余分に持たせて無駄遣いされても困るし、飲み会など前もって付き合いの予定がある時は追加するようにしました。
里帰り中の旦那さんへのサポートは、里帰り後にも生かされるような形であるとベストです。ぜひ、旦那さんの負担を減らす・支えるための策に「イクメン&家事メンへの教育プログラム」も兼ねてしまいましょう。

パパとなる旦那さんと足並みをそろえて、たくさん話そう!

里帰りを検討している時点でまず“里帰り出産が気になる・考えている”と旦那さんに打ち明けることができると良いですね。早い段階で理解が得られるとママとしても心が軽くなるはずです。男の人って「里帰り出産」についてどんな風に思うものなのでしょうか。パパとなった旦那さんに当時どのように感じていたのか聞きました。

【パパの体験談】

里帰り出産、本音では「反対」でした。生まれる赤ちゃんの最初の抱っこは自分がしたかったですし、声をかけるのも、あやすのも、自分ができるのは数日後だなんて寂しいです。ただでさえ妊娠って未知の領域で妻が遠くなったように感じていたのに、出産育児のスタートまで出遅れるなんて勘弁してほしい。でも、出産は妻が一番大変な思いをするのだから、妻がしたいようにさせてあげることが唯一僕にできることなのかなと思い、背中を押すことにしました。
離れている間、俺のことが信用できないんだったらこっちで産んでほしかったですね。
浮気を防ぐつもりなのか、不安からチェックを入れすぎているのか、束縛が地獄でした。
こちらは浮気なんてする気もなかったのに、あんなに束縛めいたことをされ続けると、逆に浮気の一つぐらいしてやりたくなりますよ。
里帰り、どうぞしてくれ!といった感じです。うちの場合はつわりから大変で、少しでも妻が楽で、安心できるなら何でもお願いしたいと考えていました。自分が代わりに産んであげられないので。お義母さんもとても頼もしく心強くて、やはり里帰りは必須であったと思っています。うちのほうの親があまり賛成していない感じでしたが、孫を抱いたら吹き飛んだみたいですね。
里帰り出産なんていつの時代なのかと思いました。以前TVで芸能人夫婦が立ち合い出産を経験したという話を嫁さんと一緒に観ていて「いいなぁ。私も立ち合いがいい。」なんて嫁さんも言っていたはずなのに、いざふたを開けてみたら「私、里帰りするから。」でした。
がっかりしたけど、言えませんでしたね。里帰り中は赤ちゃんを親に預けて遊びに出かける母親がいると聞いていたので、あまり良いイメージがなかったです。
僕は仕事が夜勤もある職業なので、夜勤の時に何かあったらと思うと心配でした。
家事も洗濯も苦手ですし、何より僕は妻とおなかのわが子と離れるのが心苦しかったのですが、優先すべきは妻とおなかの子供の安全。里帰りは自然な選択です。
驚いたのは妻が自分からはけして里帰りしたいと言ってこなかったことです。妊娠中はナーバスになるとは聞いておりましたが、そんなことも言い出せないぐらいの心境になってしまうものらしいです。正しい判断ができたと自負しています。
旦那さんに遠慮してしまう、または旦那さん側のご両親や親族に気を使ってしまい、なかなか打ち明けられないなど、ご事情を抱えている場合もあるかと思いますが、ここをクリアにしておかないと産後にどこかで別の形として不具合がでてきてしまうかもしれません。
男性や妊娠出産のあらゆる痛みや不快が比較的軽度で済んだ女性は「里帰り出産=怠けている」といった偏ったイメージしか持っていないということもあります。正しく理解してもらうことが説明する段階で困難で面倒に感じても、ぜひ諦めないで。まずはパートナーである旦那さんとよく話し合うようにしましょう。
里帰り出産を旦那さんと同じ足並みで考え、理解していくことができれば、産後に離れ離れとなる期間に変な誤解や不満が生じてしまうリスクも軽減でき、旦那さんとしてもより安心・納得して送り出すことができるものです。

お兄ちゃんお姉ちゃんとなるお子さんがいる場合もたくさん話そう!

上の子となるお子さんがいる場合も里帰り出産をするかどうか、里帰りできるものなのかどうかは悩むことでしょう。お子さんがすでに小学校に入学している場合はお子さんを残して里帰り、または里帰り出産を断念するといった場合が多いのですが、幼稚園や保育園に通っている場合は転園するといった手段もあるため迷ってしまうお母さんが多いようです。
お子さんがある程度の会話ができる場合はもちろん、まだしゃべれない頃の場合でも、上の子となるお子さんにはたくさん話しかけ、赤ちゃんが生まれることや里帰り出産を考えていることを教えてあげましょう。お母さんがあなたのことを思って悩んでいるということも打ち明けると良いです。どんなに小さくても思いや気持ちは必ず伝わります。そしてお子さんにもお子さんなりに気持ちがあって、幼稚園・保育園に通いたい、お母さんのそばにいたいなどの思いがあります。たくさん話しながら触れ合う機会を多く持つことでお母さんとしてもその気持ちが理解しやすくなりますし、何よりお子さんが安心できます。
お子さんにも性格や気質があるので全てではありませんが、生まれた赤ちゃんが自分の妹・弟であるといった認識がすぐにはなくても、新しい家族であることや大切な仲間が増えたということは肌で感じるようです。受け入れるには、それまでのお母さんとの時間がとても大切です。

【体験談】里帰り出産で感じたストレス!

里帰りをしての出産は「ママが休める・安心できる」というメリットと引き換えに、さまざまなストレスを感じることが多いといいます。先輩ママさん達にどんなことがストレスであったのか教えてもらいました。みなさん頑張っています。全てはママであるあなたの休息・安心と赤ちゃんのために起こっているのです!

都内から過疎地区の実家に里帰りしました。住み慣れた故郷のはずが、もうすっかり都会人と化していたようで、不便で仕方がなかったです。コンビニ行くにも車がないといけないだなんてありえません!動けないストレスでかなりイライラしました。
現在里帰り中で、まだ里帰りからまだ2週間目です。…が、すでにストレスを感じています(笑)関係は良好で仲もいいのですが、それでも子育ての話や必要な物の話になるとイラっとします。アドバイスのつもりで言っているのか、自分のことのように考えてもらいすぎているのか、私がほしいと思っている育児グッズに対して“そんなもの必要ない!私の時はいらなかった”とバッサリです。母親は私よ!?というストレスからの疲れなのか、おっぱいの張りがひどくて眠れない日なんかもあります。関係が良好でも毎日一緒だと何かとイライラするものです。
実家に里帰りして1週間ですが、既に疲れています。自分は例え実母だとしても人に何かしてもらうのに気を遣ってしまう性分なので、気疲れしてしまいます。
結婚前までは私の部屋だった場所も今や物置部屋となってカビ臭さもあるため、当てにして帰ってきましたが使用を断念しました。現在は居間で寝泊まりしている状態です。プライバシーが無くてつらいです。
私の母親は元保育士。子供が大好きで孫となれば尚更可愛いらしく、赤ちゃんの面倒を事あるごとにみたがります。私は出来れば母乳で育てたいと考えているのですが、粉ミルクをあげるのが母親の担当のようになっていて、私が母乳をあげていても「ミルク作る?」と何度も聞く、私がお世話をしていても、ずっと横におり手や口を出します。初孫だし…、と酌んであげたいのですが、あまりにも過干渉なのでイライラします。でもお世話になっている立場ですし、赤ちゃんの面倒は見させないのに私の面倒をみさせるのも悪い気がして、対応に困っています。
里帰りをしたとたん10㎏も太ってしまいました!体重管理をしたいと言っているのに“あなたと赤ちゃん二人分食べなさい”とか“動いちゃダメ!ゆっくりしていなさい!!”といってまったく分かってくれません。夜食も間食も欲しくないし、今と昔では妊娠中の過ごし方だって違うのに…
里帰りをして、両親との生活ペースの違いに驚きました。食事の時間や縫う欲のタイミングに違和感があります。足音やドアの開け閉めも、なんだかガサツで気になります。いくら実家でも嫁いでしまえば他人…なんて思いたくなかったのですが、実際問題として現実はまさにその典型例のようです。早く帰りたいです。
出来る限り楽に過ごさせてもらおうと期待していた私がバカでした。そもそもそういう両親ではないのに、安易に里帰りを選択してしまったため、全くくつろげないどころか、実母の家事を助けるようにと言われ、赤ちゃんのお世話もノータッチ。両親の前では私は娘として存在しなければならず、実家にいては生まれた赤ちゃんの親になりきれません。
旦那が「里帰り中のサポートなんていらない!俺がやるから大丈夫」と言ったので任せることにしていましたが、始まってみたら旦那は家事がろくにできず、毎食コンビニ弁当、洗濯も山のように溜まり、掃除もダメ。見かねて早めに里帰りを切り上げて買い出し以外の家事は自分でやることにしました。
その結果体調が悪くなり、高熱が出て緊急入院。医師に怒られ、床上げに半年以上もかかりました。それ以来ファミリーサポートの方に頻繁にお願いするようになりました。子育てのベテランなのでとても助かっています。今振り返ると、多少大目に見て旦那に任せきりにしてしまうのもありだったかなと思います。
里帰り中に浮気されました。子供のことを思うと離婚もできず、そのまま今日までズルズルと頑張ってきました。4年たった今では良い父親になってくれましたが、夫として、男としては最低です。信頼は回復しません。
若い女の子とデートしていたようです。いけないと思いつつも主人のケータイをチェックしたら簡単に証拠を発見。第一子という事もあって半ばノイローゼのような状態で頑張って育児していたのに本当に腹が立ちました。10年近く経つ今でも許せません。
里帰り前から怪しい言動あり、どうせ浮気しているだろうから帰りたくなかったです。
出産をし、里帰りから帰ってすぐ証拠を見つけてしまいましたが、正直それどころじゃないくらい育児で大変だったので、悔しい思いをしながら耐えました。離婚してシングルマザーになる勇気と余裕がありません。現在2人目妊娠中ですが、もう夫に対する興味がなくて、野放し状態です。
帝王切開手術予定日の一週間前に旦那の浮気が発覚しました。
お小遣いも少ないし、休みも少ないし、気の小さい人なので、いつの間!?って感じです。 1番腹が立つのは、子供の誕生日が来る度に浮気を思い出すことですね。
里帰り中に訪ねてきた夫に対して両親が「挨拶に生活費も包まないし手土産のひとつもないなんて非常識だ」と怒り出してしまい、とても大変な思いをしました。帰っておいでと言うから帰ったようなものなのにその発言に私も困惑しましたが、居心地が悪くて仕方がなかったので、とりあえず3万包みました。なんだか金かよって思うと虚しかったです。
初めての出産で里帰りをしましたが、自分のことで頭がいっぱいで、若さから無知であったのとも合わさってお礼や生活費を入れるといったことを一切しませんでした。2人目の里帰りをしようとしたときにサラッと母から「今回は生活費だけはちょうだいね」と言われました。そう思っていたならその時言ってくれればよかったのに。
里帰りしていたため、パパが赤ちゃんにあえるのは仕事が休みの土日だけ。ちょうどそのころは赤ちゃんが新生児なのに便秘していて毎回顔を真っ赤にしての排便で心配していたけれど、使える手段をすべて使って相談&調べつくして「様子見」という状態でした。下手に病院へ行っても逆に病気をもらう可能性があるためでした。そんなところへやってきたパパがこっちの苦労も知らずに「なんで病院に行かないのか、よくここまで平気で見ていられたな」と大激怒。じゃあ勝手にどうぞという感じでした。
実母がまるで頼りにならず、残念でした。おむつ交換のお手本を見せてほしいと頼んでも「自分がお産したときは赤ちゃんの世話だけはすべて自分でやったもんだよ」と拒否。少しの間抱いていてほしいと頼んでも「え?怖いからいいや。」助けてくれと言っているのにこんな反応ばかりでした。そのくせ「そんなに泣かせていたら赤ちゃんかわいそう」「着せすぎじゃない?」など、口だけは挟みます。気が狂いそうでした。
「今日食べたラーメン激ウマ!!」「飲み会行ってきます!」こっちが赤ちゃんのために不眠不休で食べたいものも制限して頑張っているのに、旦那から送られてくるメールといったらこんなものばかり。離れていると父性が育ちにくいとは聞いていたけれど、ここまでひどいとは…。怒る気力もありませんでした。
実父の行動が不審でイラつきます。定年後で時間が余っているためもあるのか、やたらと掃除ばかりで家具まで大移動するのでうるさいです。静かになったかと思えば「ちゃんと寝てるか?」と声をかけてきて私を起こします。たのむから落ち着いて、普段どおりにしてて!
赤ちゃんが泣くたびに隣の家の犬が吠えます!申し訳ない気持ちと、いちいち反応されて腹が立つ気持ちとあって複雑です。里帰りを検討するときにまさか隣の犬のことまでは考え付きませんでした。母に相談しても「気のせいでしょ」と。これも産後の過敏さなのでしょうけど、気になるものは気になるんですよね。かといってどうにかなるものでもないし。泣きたくなります。
結婚する前はきにもしなかったのですが、両親がトイレの後手を洗っていないことに気がついてしまいました。その汚れた手で赤ちゃんを抱くつもり?料理もするの??と気が気でなりません。
母の時代と育児法が違っているので、的外れな助言には随分惑わされましたが、背に腹は代えられないって感じで、何とかしのぎました。私の場合は里帰りする際、実家向けに手土産どころか一銭も包まなかったのですが、それなりに里帰りを終えたほうだと思います。後になって知ったことですが、旦那が里に着くなり開口一番で「(妻が)お世話になります、よろしくお願いします」といった感じの言葉をむけたようで、両親はその態度に「きちんとした家族意識を持っている」と感心したそうです。お客さんみたいな態度ととられてしまうと角が立つと思います。言葉できちんと表してくれた夫に感謝しています。

海外に学ぶ、里帰り出産が必要な理由

実は里帰り出産は海外から見るととても珍しい習慣です。というのも日本と海外では出産方法の主流と家事や育児に対する考え方が異なるために、歩んでいる道が違うのです。

日本の出産方法の多くは「自然分娩」。痛みを経験して産むことが良いとされる美徳の思考が未だに残っており、そんな自然分娩はとても体力を消耗します。
一方で海外の出産方法の主流は「無痛分娩」です。麻酔の力で陣痛以外の余分な痛みを極力感じさせずに出産が進んでいく無痛分娩は、自然分娩と比べると体力の消耗が断然抑えられ、回復も早い傾向にあります。さらには出産の際にお父さん側がアメリカでは2週間、ヨーロッパなどの他国では3か月ほどの産休・育休を取得して、産後はお母さんをサポートしながら育児をスタートさせるのが一般的。そして産後10日もの間を毎日かかりつけの助産師さんが訪問をし、授乳・沐浴・お母さんのケア・育児の助言をするサービスが確立されている国もあります。

つまり、ママが安心できるサポート体制さえ整っていれば日本の常識が全てではなく、産後の育児は里帰りがなくとも成り立つということ。
産後というのはママひとりで乗り越えるものでも、乗り越えられるものでもなく、万全のサポートが必要であるということがいえます。

遠方の人で飛行機を使うなら制約に気を付けて!

実家が遠方で、里帰りするのに飛行機を使って帰るという場合には航空会社が妊婦に対して定めた制約に気を付けなくてはなりません。
出産予定日から28日以内に搭乗する場合は、診断書や同意書の提出が義務付けられています。つまり臨月は医師の診断書が必要ということです。
さらに出産予定日から7日以内の搭乗には医師の同伴が必要になります。妊婦の搭乗ルールは航空会社により違いがあるのですが、おおよそのルールは上記のようです。

28日以前であっても、天候など何らかの事情で母体と赤ちゃんに悪影響が出ると判断される場合は搭乗を断られてしまう場合もあります。急に体調が崩れる事も考えられるので、飛行機を利用するという方はまずは医師に相談しましょう。

※移動中は以下の点に気をつけましょう!
・水分を控えない。むしろ積極的に飲むべき。
・こまめに休憩、脚を動かす。
・我慢せず、面倒でもトイレにいく。

体調が良い時期ならどんな移動手段であってもまず問題はないとされています。ですが、脚にむくみが起こりがちです。トイレを気にしたくないからと水分を控える人も多いのですが、これはNG。赤ちゃんに良くないのはもちろん、人によっては水分不足はつわりの強い症状の引き金となる場合もあります。

里帰り出産する」で決まったなら、相談・確認・確保へ!

里帰り出産をすると心が決まったのであれば、帰省先、健診を受けている産院それぞれに相談と確認を。実際に出産することとなる産院の確保に取り掛かりましょう。
候補の産院に電話をして、里帰り出産希望の旨を伝え、その条件を確認。
電話のみで仮予約ができる病院もあれば、1度は来院して健診をける必要がある病院などもあるため、注意が必要です。

先述の通り、現在は一昔前と違い、出産できる産院自体の数がとても減少しています。
出来る限り里帰り先から通いやすい距離で、ご自身に合った信頼がおける雰囲気の産院を選んでくださいね。

最後に

里帰り出産について考え、知っておきたいメリット・デメリットや体験者の声とあわせて確認してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。

里帰りする出産、里帰りしない出産、どちらを選ぶにしても、赤ちゃんに会えるまであと少し。出産を境に今までの立場から母という「新しいあなた」も誕生します。
これまで娘から女性へ、女性から嫁へ、そして妻へと歩んできたその道のりをさらに新しいステージへと進んでいきます。出産・育児という女性の階段をまた1段のぼるのです。
この妊娠中はあなたが今のあなたでいられる最後の期間。時に片足を1段降りて両親の前で娘として振る舞えるのも、旦那さんの前で女性に帰れるのも、あとわずかです。ぜひ、里帰り出産を考えること・里帰りをすることを、親子関係や夫婦関係を見つめる良い機会にしていただきたいものです。

子育てはわが子を育てながら自身が育て直されていきます。
ありのままのご自身を受け入れて、これから出会う新しい仲間とともに一歩ずつ前へ進んでいってくださいね。

\\ 『出産準備』の全てがわかるまとめ記事 //

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2016/07/13

出産準備

出産経験者から学ぶ!出産準備に絶対抑えておきたい5つの要素!

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