少子化傾向で、女性が一生に産む子供の数が昔より少なくなりました。次の妊娠で最後の子になるかも?という人や、一人目のお子さんの妊娠を考えている人でも男女の産み分けができる方法があるなら試してみたいという方も増えてきているでしょう。
この記事では、そんな皆さんのために、希望の性別の産み分けを考え初めた時、まず押さえておきたい基本的な知識をまとめてみました。
赤ちゃんの産み分けとは?
産み分けとは、妊娠をしようと考えた時に男の子か女の子か、それぞれの希望している性別が生まれるように活動すること。産み分けそのものは大昔から占いやおまじないなどでも試されてきました。古くから人々の関心ごとである「産み分け」。まず現代ではどのような現状なのか見ていきましょう。
男女産み分けの現状は?

産み分けの現状
昔から人々が興味をもってきた産み分けは、これほど医学が発達した現在でも100%産み分けができると言い切れる手段は残念なことに実はまだないのです。
ですが、一部の医師たちが提唱する独自の「産み分け理論」があったり、科学的根拠に乏しくも言い継がれてきている産み分け法と言うものはたくさん存在しています。
例えば、満月の夜にセックスをすると男の子が産まれるといった古くからの産み分けのジンクスをはじめ、占いや願掛けスポットの情報などもとても多く見かけます。そんな中でも、中国で約700年前から伝わる、受胎月別に産み分けの統計結果を記した産み分けカレンダーは、現代でも非常に根強い人気です。医学的根拠を求めてがっつり産み分け!とまでいかずとも、楽しみながら挑戦したい人も実に多いことがわかりますね。
生殖医療の発達と日本の産み分け事情
人工授精や体外受精などの生殖医療の発達で、本来の目的は産み分けではなかったものが結果的に産み分けもできるようになり、産み分けも遂ににここまできたか!と驚かされることも多くなりました。でも日本では体外受精による産み分けが規制されているのはあまり知られていないのではないでしょうか。
えっ?なぜそんな高度な技術があるのに規制しているの?と思う方もいるかもしれませんね。
その理由は、人工的に遺伝子を操作することに対する倫理上の問題があるからなんです。
ですが、そんな風潮の中でも希望の性の子供を授かろうと、体外受精による産み分けが法的にOKな国へ渡航して産み分けを行う夫婦もわずかながら増えています。
それとともに
・海外での代理出産
・体外受精のエージェント
などの新たな生殖ビジネスが興ったりと、規制もある中でいろいろな「産み分けのカタチ」が台頭している、というのが日本の産み分けの状況です。
日本の病院は産み分けを積極的に唱えていない?

現在、日本の医療現場では一般的には妊娠のための指導はあっても、産み分けを積極的に提唱する医師は多くありません。なぜなら倫理上の問題も含め、尊い生命は、産み分けるためにあるのではなく、ありのままに授かるものという認識が大きいからです。
ですが、先程も軽くふれたように、日々の生活の中で挑戦できるさまざまな産み分け法を唱える一部の医師や医師のグループ「SS(セックス・セレクション)研究会」などが存在しています。独自の産み分け理論のため、医師会では一般的ではないのですが、書籍やネットで「産み分けの情報」として広まっている情報の多くはこれらの医師たちの提唱する産み分け法です。
SS(セックス・セレクション)研究会についての豆知識
1978年発足。SS研究会の中心となる杉山レディスクリニックが産み分け法の書籍を出版したのもこの頃。情報としては結構古いのですが、基本の理論や方法は特に変わらず、当時のままの情報が今でもほぼそのまま使われています。
医師たちの間でも賛否両論であるこの産み分け法。少数派の医師グループの理論とは言え、長年この情報に多くの産み分け希望者に関心が集められているのは事実です。このサイトで取り上げる産み分け法についてもこの理論を主体としています。
日本では産み分け希望の性は男の子、女の子どっちが多い?

ところで、産み分けに関心を持つ人は、男の子と女の子のどちらの産み分けをしたいと思っているのでしょうか?
日本では、希望の産み分けの性として女の子を希望する人が、男の子より多い傾向が見られます。実際、この記事を書く際に検索エンジンで調べたところ、1か月の間に「女の子 産み分け」で検索する数が約9,000件あるのに対し、「男の子 産み分け」で検索する数は約4,000件。ダントツで女の子の産み分けに関心が高いことがわかりますね。
地域で見ると都市部で「女の子希望」、地方では「男の子希望」が多いです。女の子を希望する人は大きくなっても将来仲良く過ごしやすい、一緒にオシャレを楽しめるなどの理由から。また、男の子を希望する人は後継ぎが必要という理由が見受けられます。


そして、女の子と男の子でも産み分けの成功率は若干異なります。次は「産み分け」の成功率はどのくらいなのかについて詳しく話していきたいと思います。
男女産み分けの成功率は?

世界の男女の人口比は、男性50.375%に対し女性49.624%(※1)。ほんの少し男性が多いものの、その比率は1対1とほぼ同じ。つまり特別な「産み分けの活動」をしてもしなくても確率で言うと約50%ということになりますね。
ですが、妊娠のメカニズムの解明とともに、一部の産み分け積極派の医師たちは医学的な根拠で希望の性の産み分けの確率を男の子で約80~90%、女の子で約70~80%の割合に引き上げられると言っています。産み分けに積極的な池川クリニック院長の文献から下記のデータを見つけました。
条件を満たせばと産み分けの成功率はかなり高くなります。とはいえ、産み分けには、100パーセントという方法はありません。前述しましたが、男の子を希望した人で約80~90パーセント、女の子を希望した人で約70~80パーセントというデータがあります。
[出典:産み分けを考えたら読む本 男の子が産まれるママ 女の子が産まれるママ/池川クリニック院長・医学博士 池川明 著/
フォレスト出版]
この産み分け理論で本来50%の確率が70%や80%に引き上げられることが可能ならば、産み分けをチャレンジしてみる価値はあると感じる方も多いのではないでしょうか?
ちなみにここで言う条件とは
・セックスのタイミング
・セックスの方法
・体位
・ゼリー
・男の子の場合はリンカル服用
というもの。なぜ男の子のほうが産み分けの確率が高くなるかはこの条件が関係してきます。これについては順を追って後ほどの項目で詳しくお話したいと思います。
(※1)引用:レファレンス協同データベース
性別の決まり方は?
実際産み分けを考えた時に、まず先に知っておきたい「性別の決まり方」。少し学術的な話ですがこれを知っておくと、「産み分け」の意味や原理がとってもすんなり頭に入ってくるのでぜひ覚えておきましょう。

性別は染色体の組み合わせで決まる
染色体とは何?
「染色体」と聞いて、生物の授業で習ったような…?でも一体何のことだっけ?という方も多いと思います。染色体は細胞内にあり、その役割は遺伝情報を伝えること。
母方からもらう23本と父方からもらう23本のセットで全部で46本の構造になっています。23対ある染色体のうちの1対が「性染色体」といってXとYの2種類があり、XとYの組み合わせによって性別が決定します。

組み合わせとしては
・男の子が生まれるのは X染色体+Y染色体
・女の子が生まれるのは X染色体+X染色体
になります。
そしてここがポイント!
・卵子はX染色体しか持っていない
・精子はX染色体を持っているものとY染色体を持っているものの2種類
つまり
POINT
X染色体を持つ卵子に、X精子とY精子のどちらが先に到着(受精)したかで性別が決まる
ということなのです。
そうなると次に知りたくなるのは、「希望する性の染色体を持つ精子を先に到着させるには一体どうすればいいの~?」ということですよね。
それには、“それぞれの染色体を持つ精子の特徴を知ること”がカギなのです。さっそく見ていきましょう。
精子の特徴を知ると産み分けが理解できる

男の子を産むにはY染色体を持つ精子を、女の子を産むにはX染色体を持つ精子を卵子に受精させることで産み分けができることを述べました。ではY染色体の精子と、X染色体の精子とそれぞれの特徴はどうなってるのかを探っていきましょう。下記の表にまとめました。
染色体 |
Ph値 |
寿命 |
スピード |
重さ |
Y精子(男の子) |
X精子(女の子) |
アルカリに強い |
酸性に強い |
約24時間 |
約2~3日 |
速い |
遅い |
軽い |
重い |
この表を見ると、男の子、女の子になる精子は対象的な特徴を持っていることがわかりますね。
男の子になるY精子の特徴
運動能力の高い短距離選手型のY精子。勢いはあるが持続力は低い、おまけに酸性が苦手なので、酸性の女性の膣の中を泳ぐには勢いで勝負!そんな特徴と言えます。
女の子になるY精子の特徴
のんびり粘り強いカメさん型のX精子。動きはゆっくりですが寿命が長く、酸性にも強いので地道に卵子に向かって泳いでいくコツコツ型が特徴です。
この特徴を利用して男女の産み分けの活動をしていきます。
性別の決まり方まとめ
上記で述べた精子の特徴を見て、産み分けのポイントととなる部分をまとめました。
POINT
男の子を生みたい場合は運動能力の高いY精子を卵子に受精させる
女の子を生みたい場合はコツコツ持続型のX精子を卵子に受精させる
そしてこの特徴を知った上で、
・排卵日
・女性の膣内環境
・セックスのタイミング&方法
これらの条件をそれぞれの希望の性の方法に合わせてタイミングを図ったり、コントロールしていくことが産み分け成功率をあげるための重要なポイントになります。
では、具体的な方法について次の項からいよいよ説明に入ります。
産み分けのポイントは排卵日!
いろいろな産み分け法がある中でも軸となるのは排卵日を把握すること。産み分けのためのセックスのタイミングも排卵日がとっても重要なのです。それはなぜか、次の項目で説明します。
排卵日を把握することが産み分けの第一歩

希望の性別を産み分けするにはまず妊娠することが重要ですよね。
精子の寿命が2,3日で卵子の寿命は24時間。それを考えると実際に妊娠が成立する期間というのは排卵日3日くらい前から、排卵後1日くらいのたった5日間のみ。さらに男の子、女の子を産み分けるには排卵日前後の5日間からさらに絞り込んでセックスを行う必要があります。
精子の寿命や運動の特徴を考えるとつまり
-
・男の子が欲しい場合は排卵日のセックスをする
-
・女の子が欲しい場合は排卵日の2,3日前にセックスをする
ということを頭に入れておきましょう。
排卵日を知る方法は?
排卵日を知る方法としてまず取り組んでほしいのは基礎体温をつけるということです。
自分の排卵サイクルがどうなっているか、体調がどうかを把握する上で一番ポピュラーなのと、病院へ相談する際にもこれをつけておくと診察もスムーズというメリットがあるのでぜひチャレンジしてみてくださいね。
基礎体温をつけて排卵日を探る
体温は、生理周期とホルモンに密接に関わっています。図を見ても分かる通り、



排卵後に分泌される黄体ホルモンは体温を上昇させる働きがあります。また、黄体ホルモンが分泌される前は体温が最も下がる傾向があり、その時が排卵直前のサインなのです。その特徴を利用して毎日基礎体温を測ることで排卵日を把握するヒントこなります。3か月ほどつけることでパターンが把握できてくるでしょう。
基礎体温の測り方

基礎体温を測る際に気をつけるポイントをまとめました。
POINT
・朝起きたばかりの体を動かす前に測る
・できるだけ同じ時間に測る
・温度差を正確に見極めるために、目盛りの細かい体温計を使用する
・二度寝をしたあとの体温測定は上昇傾向があるのでNG
カレンダーには生理、おりもの、セックスをした日、などの変化もメモもお忘れなく。
基礎体温表は市販もしていますし、排卵カレンダーなどのアプリでも記録することができます。自分に合ったものを見つけて使ってみましょう。
また、市販の排卵検査薬などを使用して排卵日を知る方法もありますので、排卵日の見極めをより確実に補助するために併用して使ってみるのもオススメです。
基礎体温で排卵日がわからない場合は?

生理不順だったり、また自分の基礎体温が読みづらかったりと、見極めができないとちょっと心配になりますよね。見本の通りにならなくても慌てず一旦下記のポイントを確認してみてください。
・はっきり2相にわかれている
・生理開始から排卵まで約20日以下
・高温期の期間が10日以上
という3つのポイントがクリアできていればまず排卵についてはだいじょうぶ。
[出典:マンガで分かる!男女産み分け完全ガイド/監修 杉山力一/主婦の友社]
3か月以上基礎体温を付けているのに排卵日の見極めが難しい人は病院で基礎体温表を診てもらうのをオススメします。
病院で診てもらうメリットの例としては
・表の線が一見ガタガタしていても医師が見るときちんと2相に読み取れる場合がある
・「ここが排卵ですよ」と見極めのポイントやアドバイスもしてもらえる
・無排卵など、気づいていない症状を発見してもらえる場合もある
などがあります。
ですがその前に、そもそも正しく基礎体温が測れていないという場合もあるので気をつけてみてくださいね!
体のサインを観察して排卵日を探る

基礎体温以外にも、個人差はありますが排卵日の兆候を示す体のサインがあります。
それぞれの見きわめや特徴などもまとめたので参考にしてみてください。
排卵痛(中間痛)
生理と生理のちょうど間くらいに下腹部の鈍痛を感じたことはないですか?これが排卵痛(中間痛)です。この痛みは排卵時に卵胞が破裂する際に起きるものです。
-
排卵の5-6時間前から鈍い痛みがある
-
排卵前後30分から1時間ほどで痛みのピーク
-
生理ごとに下腹部の右か左かどちらかが痛む
-
排卵痛(中間痛)は誰にでもあるものではなく気づく人は全体の15%程度
-
排卵日前後に頭痛や腰痛を感じる人もいる
おりものの変化

排卵日前後には、子宮頸管から分泌される頚管粘液がどろりとした卵白のような固さから、さらに水分を含んで糸を引いて伸びるほどゆるい状態に変化します。これは排卵日前後に子宮に精子を導きやすくするための働きで起こります。
-
排卵日ころの子宮頚管粘液は半透明で水分を含みよく伸びる
-
排卵日周辺になると、卵の卵白のようなおりものの塊が出はじめる人も
-
体調を崩したときにもおりものが増えることもあるので間違えないように
基礎体温を見ながら排卵日付近かな?と思う時期には注意して以上のことを確認してみましょう。セックスのタイミングが重要な産み分けでは、正確に排卵日を把握することはとても重要!基礎体温&体のサインを集めることで、より正確なタイミングを把握することができますよ。
頚管粘液を観察する方法
清潔に洗った指を膣奥のコリッとする部分まで入れ、粘液を取り出すことでより正確に確認することができます。排卵日数日前はあまり伸びは良くないですが、排卵日には約10センチくらいまで伸びるので自分でチェックもしてみましょう。
まだある!排卵日を予測するメソッド

排卵日を探る方法はいろいろな人がいろいろな方法を提唱しています。頚管粘液をセルフで観察する福さん式もそのひとつ。福さん式は排卵日前の子宮口は柔らかく開いてくるという理論に基づいて排卵日を予測していくものです。また、オギノ式で排卵日を計算するという方法もあります。
気になる人は下記の記事も参考にしてみてください。
病院でサポートしてもらう排卵予想って?
病院に相談すると、自己流よりもより精度の高い排卵日の予測ができます。また、予測だけではなく排卵を誘発する処置をしてもらえる病院もあるので排卵予測がうまくできない人などは相談してみましょう。

病院で排卵を予想してもらう場合、以下のような排卵予測方法があります。
・エコー検査により、卵胞などの大きさを見ながら排卵日を予測
など、クリニックにより方針はそれぞれですがこのような排卵予測をサポートしてもらうことができます。
それ以外にも、無排卵の早期発見などにも繋がる場合もありますよ。
排卵に不具合がある場合は
・排卵を促すhCG注射
・排卵誘発剤の処方
などの治療も行ってくれます。
この時、自身でつけた基礎体温表はあらかじめ持参して行くと診察がスムーズになるのでオススメです。
産み分けは膣内環境をコントロールするのも大事
先ほど精子の特徴を説明しましたが、Y精子(男の子)は酸性に弱く、X精子(女の子)は酸性の中でも動くことができるという点について述べました。なぜここでその話をするかというと、女性の膣の酸性度合い(pH)が関係してくるという理論があるからなんです。
排卵日前後は膣内のpHが変わる
女性の膣は通常は酸性の粘液で覆われていますが、排卵日が近づくにつれて子宮頸管粘液が強いアルカリ性になり、膣内の酸性度合いはだんだん中和されていきます。排卵日には子宮内のアルカリ度が上がり、一番酸性度が低くなります。
つまり、
POINT
男の子を産むY精子が活動し易いアルカリ膣=排卵日
ということになります。
セックスのオーガズムによっても膣内のpHが変わる

セックス中の感度によっても女性の膣内のpHが変化します。オーガズムを感じるほどにアルカリ性の子宮頸管粘液が分泌されるので膣内は中性に傾いていきます。つまり
POINT
・膣内がアルカリ性よりに傾くと男の子になるY精子が有利になる
・膣内がが酸性よりに傾くと女の子になるX精子が有利になる
ということが言えますね。
また、膣内のpHをアルカリ性より、酸性よりに傾けるためのサポートをするゼリーもありますので併せて使ってみても良いでしょう。
膣内環境のコントロールまとめ
POINT
・排卵日は膣内のpHがアルカリ性よりに変化していく
・セックスでオーガズムを感じるごとにアルカリ性に近づく
これらの特性を踏まえて膣内の環境をコントロールしていきます。
排卵日の特定とセックスの方法はかなり重要であるということが言えます。
女の子を産み分けるには?-実践編-

産み分けにキーポイントとなる基本的な知識が理解でたところで、それではさっそく性別ごとの産み分け方法を見ていきましょう。まずは女の子からスタートです。
生理後は受胎セックスまで2回はセックスを
産み分けに積極的な病院のひとつ、杉山レディスクリニック院長執筆の本によると、射精時は精子内にあるX精子(女の子)はY精子(男の子)より少ないので、精子全体の数が増えるほどその差が開いてしまい、X精子が不利になる、という独自の理論があります。つまり、女の子を生まれやすくするには精子全体の数を少なくするために精液の量を減らしてX精子に優位にしておく=精液を薄めることが大切になります。これを「薄め作業のセックス」と言います。
また、杉山院長の文献には
受胎のセックス日を最終地点に最低2回はセックスをする
[引用:女の子・男の子産み分けBOOK」著/杉山力一 日本文芸社
とあります。また、この本では女の子の産み分けに成功した人の多くが3日に1度のペースでセックスをしていた、とも記載があります。
どうしてもセックスの間が空いてしまいそうな場合は、2、3日前までに旦那さんに1人で頑張ってもらうことも薄め作業になります。ただし単に薄めることに執着して毎日射精をするなどは逆効果。精子が薄まりすぎると妊娠しづらくなることもあるので注意してくださいね。
ただ、精子は体の中から作られる時、X精子とY精子の数は1対1であり精子の数に差が出ないため、杉山式の理論は無意味という医師もいるのですが、射精後の精子の数については杉山式の本でははっきり1対1ではなく、Y精子のほうが多くなると記載してあります。そこは独自の考えがあるのでしょう。チャレンジしたいという方はそれほど難しいことではないので試してみてはいかがでしょうか。
排卵日2日前にセックスを

受胎のためのセックスは、X精子とY精子の寿命の特徴を考えて排卵日2日前に行います。基礎体温表のデータや頚管粘液、排卵痛(中間痛)、排卵検査薬なども併せて使用し、排卵周期を予測しましょう。
膣内のpHは酸性に
セックスの方法はあっさり
オーガズムを感じると、アルカリ性の頚管粘液が分泌されてしまうため、膣内の酸性が保たれなくなる可能性があります。女性が感じないように短時間であっさりめのセックスを行いましょう。
また、寿命の短いY精子(男の子)が子宮に到達するまでの時間稼ぎをするために、浅め挿入での射精が良いとされています。
体位も挿入が浅めで行えるようなものがオススメですよ。
膣内を酸性に保つゼリーを利用する手も
排卵日周辺は頚管粘液が分泌され、膣内はアルカリ性に傾きがち。またセックス時に膣内を酸性に保つ、と言われてもなかなか難しいもの。そんな時はピンクゼリーなどの膣内を酸性に傾けるアイテムを使いましょう。
セックスの直線にタンポンのような形の容器から膣内にゼリーを注入して使用します。各社からいろいろな種類が出ていますので自分に合うものを見つけてみてはいかがでしょうか?
POINT
女の子を産み分ける膣内環境にする3つのポイント
・セックスはあっさり
・浅めに挿入
・ゼリーも併用
受胎のためのセックス後は避妊

排卵日前なので、受胎のためのセックスの後は男の子を妊娠する可能性が高め!受胎よりも、産み分けを優先にしたいのであれば念のため1週間ほどは禁欲もしくはコンドームで避妊をしましょう。
日頃から気をつけたいことは

睾丸は冷やしすぎない!
Y精子は熱に弱い性質があるので、日頃より睾丸を温めると良いと言われています。男性にはトランクスよりもブリーフやボクサーパンツを着用してもらうとよいでしょう。
ただし、温め過ぎは男性の精子力の低下にもつながるという意見もあります。
引用:精巣の温度は1-1.5℃上昇すると、精子形成には大きな影響があり精液検査の結果が悪くなる(精子濃度が減ったり、精子運動率が悪くなったり、形態不良精子が増えたりする)ことが知られています。
精巣の温度が上昇すると、DNAが断片化した精子の割合が高くなり、「精子力」が低下する事が知られています。
[出典元:泌尿器科医 岡田弘オフィシャルサイト 男性不妊バイブル]
睾丸の温度は自分の体温よりも1度から1.5度を下回るくらい=耳たぶくらいの温度にとどめておきましょう。
他にも、女の子の産み分けで気になる食べ物の記事は下記で説明されています。気になる人はチェックしてみてください。
男の子を産み分けるには?-実践編-

次に、男の子を産み分けたい場合の方法についてまとめてみました。
元気な精子を射精するために男性は5日間の禁欲を
産み分け法を提唱している、杉山レディスクリニックの本によると、射精時は精子内にあるX精子(女の子)の量はY精子(男の子)より少ないため、精子全体の数が多くなればなるほどその差が開き、Y精子にとって有利、という独自の理論があります。
そのため精液の中の精子数を増やすために男性は禁欲を行うことを推奨しています。
POINT
受胎セックスの日までの5日間は禁欲(マスターベーションも含む)を行いましょう
排卵日当日のセックスを

Y精子の「寿命は短いけれど運動能力が高い」という特徴を活かし、受胎のためのセックスは排卵日当日に行います。排卵日は基礎体温の下がリ切ったところが目安。ほかにも、頚管粘液や排卵痛(中間痛)、排卵検査薬を併用して排卵日を見極めましょう!
膣内のpHはアルカリ性に
セックスの方法は濃厚に
女性がオーガズムを感じるごとに、頸管粘液が分泌されて膣内はアルカリ性よりになるので、女性がたくさん感じるようなセックスを行います。そのことで酸性に弱い特徴がある男の子になるY精子は元気に活動が可能になります。
また、精子は15㎝くらいの距離を移動する間にシッポの部分をなんと2万回ほど振っているそうです。それはものすごい運動量ですよね。ですのでなるべく卵子の近くで射精をする=深めの挿入をすることで「Y精子のスピードと寿命の短さ」をサポートするとよいでしょう。
体位も深めの挿入ができるものがオススメです。
膣内をアルカリ性に傾けるゼリーを利用してみよう

オーガズムが膣内をアルカリ性に傾けるために良いと言われても、膣内を自分たちだけの力でアルカリ性に保つというのもなかなか大変(!)ですよね。そんな時はセックスの直前に使用するブルーゼリー(グリーンゼリーともいわれる)を併用してアルカリ性よりになるようサポートをするという方法もあります。
タンポンのような形状で、膣内にアルカリ性をキープするゼリーを注入するという手軽なものです。イギリスではピンクゼリーやグルーンゼリーのみで産み分け指導をしている病院もあるそうです。とはいえやはりいろいろな方法をあわせて行うことが重要なのでサポートアイテムとして試してみる価値はあるかと思います。
セックスの後はゆっくり安静に
産み分け方を提唱しているSS研究会によるとセックスが終わった後は、精子がこぼれないように、また寿命の短いX精子が卵子に到達するのをなるべく妨げないようにセックス後は30分間挿入したままでじっとしていることを推奨しています。30分…結構長いですね。女性はその後は3時間以上足を閉じて静かに眠るとよいそうです。
POINT
男の子産み分けのための膣内環境 5つのポイント
・濃厚なセックス
・深めの挿入
・体位も深く挿入できるものを
・ゼリーを使用する
・セックス後はゆっくり安静に
日頃から気をつけたいことは

睾丸を温めないように
Y精子は熱に弱い性質があるので、日頃より睾丸を温めすぎないようにしたほうがベター。男性はボクサーパンツよりもトランクスなどの風通しの良い下着を着用してもらいましょう。
リン酸カルシウムを定期的に摂取する
SS研究会の独自の理論のため、SS研究会の産み分けに賛同する病院からは「リンカルs」が処方されることが多いです。こちらはある病気の予防でリン酸カルシウムを飲んだ女性が、全員男の子を出産したことより男の子の産み分けに使われるようになりました。
1959年(昭和34年) 第15回 日本医学会総会にて勝沼精蔵博士発表論文『無脳児成因の実験的研究―臨床的方面』
無脳児を出産した妊婦が第2子以降の無脳児出産予防としてカルシウム剤を服用したところ、次の出産で全て正常児かつ男児が生まれたという研究結果を発表。この時の臨床例は全40例。この論文にある男児出生率の高さが産婦人科医のグループに注目され、現在の産婦人科医指導のもとの「産み分け」につながる。
[引用:日本優生研究所株式会社 公式ホームページ 製品紹介]
ただ、こちらの臨床例は40件のみということで、医療データとしては、はっきり言って少な過ぎて産み分けにはあまり関係がないと考えている医師も多いです。ですが、リン酸カルシウムはカルシウム剤で正しい用量を服用している分には体に害があるものではないため、気になる人はリン酸カルシウムも摂取してみると良いでしょう。市販でもネット通販でも販売しています。さまざまなメーカーから製品が出ていますので自分に合ったものを見つけてみましょう。
リン酸カルシウムの飲み方
・受胎セックスまで2ヶ月間は毎日服用する
(基礎体温を付け始める頃からがオススメ)
・2日飲み忘れると効果はゼロになるので注意
・用法や容量は1日1回服用のものや2回服用など、商品により異なるので商品の指示に従ってください
他にも、男の子の産み分けで気になるリン酸カルシウムや食べ物の記事は下記で詳しく説明しています。気になる人はチェックしてみてください。
病院での産み分けは?費用は?
これまでは、自宅でチャレンジできる産み分け方法を紹介してきましたが、本気で産み分けがしたい!という気持ちが強い人はクリニックでの産み分け相談を受けたいと希望する人も多いでしょう。ここでは、病院での産み分けや費用などについて見ていきたいと思います。
病院へ産み分け指導をしてもらいに行く見極めは?

病院に行く見極め、みんなどうしているのでしょう?MUGYUU!でも産み分けに関するアンケートを実施。病院へ行こうかなという人の理由は次のような傾向の人がいることがわかりました。
・すでに子供がいて、次は違う性別の子供がほしい!
・自己流でチャレンジしたけど、なかなか妊娠しなかった!
自己流で自然妊娠が難しいと思う目安としては基礎体温を付け始め、受胎のためのセックスをして6ヶ月くらいという方が複数いました。
基礎体温を2、3ヶ月付け始めて、それから3、4回チャレンジしてみて排卵日の見極めがこれであっているのかな?とちょうど疑問を抱く頃ですよね。
早めに医師に相談するという上でも、基礎体温を付け始めてから6ヶ月と言うのは病院に相談に行く見極めのタイミングとして適していると言えます。
ただし、生理不順の方は産み分けを考える以前に、黄体機能不全、無排卵といった婦人科系のトラブルが潜んでいないかを知る上でも早めに相談に行くことをオススメします!
病院ではどんな産み分け指導をしてくれる?

排卵日の予測が自己流よりも確実になる
先程も述べましたが、妊娠のための指導は行っても、世の中のすべての産婦人科の病院が「産み分け」に関して積極的な指導をしてくれるわけではありません。
ですが、がっかりすることはありません。なぜなら、病院へいくことで妊娠に重要な「排卵日」の予測をしてもらえるという点でメリットが大きいからです。また、卵胞の大きさをエコーで診断して排卵日をより明確に探ることや、排卵誘発の注射などをしてくれるクリニックもあります。自己流で排卵日を予想するよりもはるかに精度が高くなりますよ。また、排卵が正常に行われているか、婦人科系のトラブルはないかも調べることができるので心強いですね。
産み分けに積極的な病院ならではの指導がある
産み分けに積極的な指導をする病院ももちろんあります。杉山産婦人科を主体とした「SS研究会」をはじめ、それ以外にも産み分け積極派のクリニックなどでは下記のような指導をしてくれます。
・排卵日の産み分けタイミング指導
・膣内の酸性度をコントロールする
・セックスの方法
・精子の濃度の調整
・産み分けゼリーの推薦や安全な使用方法の説明
また、男の子希望の人にはリン酸カルシウムサプリなどの処方をするクリニックもあります。
SS研究会の医師はこちらのサイトで知ることができます。
産み分けネット/生み分け病院一覧
また、SS研究会以外にも産み分け指導をしてくれるクリニックがあるので、まずは気になる婦人科で産み分け相談や指導をしてくれるかを確認してみるのが良いでしょう。
病院でできる産み分け法って?
シリンジ法(スポイト法)

シリンジ法とは、男性から採取した精子をスポイトを使って女性の膣に送り込む方法。産み分けの場合は排卵日やタイミング、注入する深さなどを調整するという方法を取ります。
シリンジ法の費用と確率
費用:1回1万円~3万円
妊娠の確率:5%~25%
妊娠の確率は高いというわけではありませんが勃起不全(ED)や受胎のためのセックスにプレッシャーがある夫婦には有効な方法とも言えます。病院で精子・卵子・排卵日などの状態を検査した上で行うので、自己流より精度が高いというメリットがあります。
自己でスポイトを購入して行う場合もありますが、衛生面での心配があるので病院で受けたほうがベターです。どこの病院でも実施しているわけではないため、クリニックに確認してみましょう。
人工授精(AIH)としての産み分け「パーコール法」

人工授精(AIH)とは、採取した精子を遠心分離器で洗浄・濃縮後、選別して子宮に注入する方法のこと。日本国内で唯一できる人工授精(AIH)の産み分け方法として「パーコール法」があります。パーコール法はY精子(男の子)X精子(女の子)を選定してから人工的に受精を行うというものです。
パーコール法の費用と確率
費用:1回4~5万円
妊娠の確率:男子85%以上、女子95%
書籍などでは確率は男子85%以上、女子95%と記載されていますが、医療現場の経験的確率は65~70%とも言われています。
引用:「遺伝子のひらめき: ここまでわかったDNAの不思議な世界」著者 太田次郎/PHP出版
引用:すずきレディースクリニック
費用については平均5-6回トライするということを考えると、およそ20万円にさらに検査・処置通院費用がかかると計算したほうがよいでしょう。
ただし、パーコール法そのものを実施しているクリニックが多くはないのと、さらには不妊治療として実施はしていても、産み分けとしての手段でパーコール法を実施しない方針の病院もあります。産み分けに対応してくれるかどうかを確認した上でクリニックを探してみてくださいね。
体外受精で着床前診断を受けるという方法

着床前診断とは本来、遺伝子疾患を持つ子供が生まれてくる可能性がある夫婦の遺伝子に異常がないかどうかを調べる目的で行われる検査。体外受精を行う際に着床前の受精卵の細胞を一部採取して遺伝子の異常の有無を調べるというものです。この検査と併せて受精卵の着床率をあげるために「着床前スクリーニング」という技術で染色体異常の無い受精卵を選び、子宮に戻すという方法を行います。
着床前診断&着床前スクリーニングの費用と確率
費用:1回200万~500万(国による)
受精卵時の産み分け確率:100%
妊娠の確率:25~37%
上に書いたようにに、希望の性の遺伝子の受精卵を子宮に戻す、という方法で100%の産み分けをすることが物理的に可能です。ただし、倫理上の問題があり、日本では「産み分け目的」としてこの技術を使うことは日本産科婦人科学会が認めていません。
そこで着床前診断を受けたい夫婦はどうするかと言うと
・海外に渡航して着床前妊娠ができる国(アメリカなど)で着床前診断を受ける
・生殖エージェントに依頼して受精卵の一部のみを着床前診断が受けられる国に空輸、検査結果を元に国内に残った受精卵を着床させる
このような手段をとります。100%なら時間とお金をかけてでも挑戦したい!と思う人もいるかもしれませんね。
この着床前診断、特筆すべきは、受精卵の段階では「100%」ということばかりが先走った情報として流布していますが、受精卵が着床するかどうかはまた別の話なので、妊娠が継続するかどうかは100%とは言い切れないので注意が必要なんです。
またこの方法はまだ国内で臨床実験をしている段階でデータも多くはありません。上記に書いたように着床前診断の妊娠継続率は25%であり、体外受精のみでは37%と着床前診断の群の妊娠率が低下するというデータなどもあります。
引用:名古屋市立大学大学院医学研究科 産科婦人科
そして、日本では減少傾向というデータもあります。
引用
欧米では高齢女性に対して体外受精を施行する場合、染色体異常を調べる受精卵診断(着床前診断)が実施されています。これは異常な受精卵を廃棄するだけで、高齢女性の正常卵が増加することはあり得ませんから、出産できるようになる技術ではありません。一見よさそうなために欧米で流行しましたが、高額な割に出産に結びつかないことが理解され、減少し始めたところです。
引用:一般社団法人日本生殖医学会HPより
生殖エージェントの歴史も浅く、オペレーションなどもグレーな部分も多いという問題もあります。多額なお金と時間を費やすのでしっかり情報を集めたうえでよく検討することが大切です。
産み分けの成功率アップのための体づくりとは
産み分け法について見てきましたが、そもそも疲れていたり、体の調子が悪かったりすると排卵日の周期は乱れがちに。成功率をアップするために整えておきたいことをまとめてみました。
女性はホルモンバランスを整える

2つのホルモンの役割
女性の身体にはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2つのホルモンがあります。
2つのホルモンがバランスよく働く
・排卵前→エストロゲン(卵胞ホルモン):卵胞を成熟させるはたらき
・排卵後→プロゲステロン(黄体ホルモン):子宮内膜の着床環境を整えるはたらき
どちらも女性の生殖機能にとって大切な役割を担っています。
この2つのホルモンの分泌が正常に行われていれば「ホルモンバランスが良い」ということが言えるのです。
ホルモンバランスが崩れるとどうなる?
ホルモンバランスが崩れると排卵日や月経周期が狂うだけではなく、排卵しても体温の上昇がわかりづらくなり、排卵日の見極めがしづらくなることが。また、自立神経を乱すことにもなるため生理痛やPMSも起こりやすくなります。また、エストロゲンは髪や肌を女性らしく整える役割もあるので、美容面でもホルモンバランスを崩すことのダメージはとっても大きいのです。
ホルモンバランスを崩さないようにするには?
女性ホルモン分泌のバランスを司るのは「脳」。だから生活環境やストレスに大きく影響されやすいのです。正しい食生活と適切な睡眠はもちろん、ストレスをためないようにすることが大切ですよ。
男性は元気の良い精子をつくる生活習慣を

女性ばかりが頑張っても、男性の精子が性別を決定するのですから男性側にも協力してもらえるのが一番ですよね。
男性のホルモンは妊娠力UPの源
男性にはテストステロンというホルモンがあり、元気な精子を作ったり、健全な性欲の維持を行う上で重要な役割を果たします。女性とは異なり、一定のサイクルによって分泌されていて男性らしい骨格や筋肉、また髭などの男らしさに影響するホルモンでもあります。
こちらも脳から分泌の司令が出されるため、ストレスは大敵!女性同様に、規則正しい食生活や睡眠も大切です。
男性の精子力UPには何をしたらいい?
男性の精子力をUPさせる方法として精巣の機能に負担をかけないよう「あまり股間を締め付けない」「睾丸を温めすぎない」のが良いとされています。
ポイントとしてまとめると
POINT
・ぴっちり下着は避けてトランクスを
・自転車で股間を刺激しすぎない
・サウナ、長風呂は控えよう
・膝上でのPC操作に注意(股間の温めに繋がる)
ということを意識してみてくださいね。
先程少し触れましたが、杉山産婦人科の提唱する女の子を産み分け法で、Y精子(男の子の精子)が特に熱に弱いので、男性にはブリーフを履いてもらうのを推奨するというのがありますが、温めすぎには注意してくださいね。温める場合の適温は35度=耳たぶくらいの温度までを上限にしましょう。
また、特筆すべき内容として育毛剤に注意をというものがあります。
これはAGA(男性型脱毛症)の治療薬や整髪料には、ホルモンの働きをブロックしてしまう成分があるため産み分けを考えている時は控えたほうがいいですね。
引用:泌尿器科医 岡田弘オフィシャルサイト 男性不妊バイブル
体験者口コミ 男女産み分けの成功談・失敗談は?

次は、実際に産み分けを試した方の成功談・失敗談をそれぞれまとめてみました。MUGYUU!で独自に募集したアンケートによる体験談をピックアップ。もっと読んでみたいという人はそれぞれの体験談のページもチェックしてみてくださいね♪
女の子産み分け成功談・失敗談
ではまず女の子の成功談&失敗談から見ていきたいと思います。
女の子産み分け成功談
成功した方の多くが取り入れている方法はやはり排卵日をしっかり予測するというもの。また、そのために子宮頚管粘液をチェックしたり、セックスの方法なども工夫するという内容が多かったです。
女の子産み分け失敗談
失敗した方は排卵日の確定をしっかりしていなかった理由が多かったようです。病院などでなるべく正確な排卵日を予測してもらうことも大切ですね。とはいえ、生まれてきた子もかわいい!というご意見もたくさんありました。
男の子産み分け成功談・失敗談
次に男の子の成功談&失敗談から見ていきましょう。
男の子産み分け成功談
男の子でもやはり排卵日の確定をしっかり基礎体温などで予測をしている人が多いですね。また、あまり神経質になりすぎないことも成功の秘訣、という声も見られました♪
男の子の産み分け失敗談
失敗した方は自己流での排卵日の判断という方が多かったようです。失敗した方は、みんな生まれてきた赤ちゃんが希望通りでなくても皆さん前向きにとらえている方が多いですね。
成功談・失敗談ではやはり排卵日をどれだけ正確に予測するか、ということで結果が出ている傾向があるようです。そのサポート的におりものを調べたりセックスを調整したりゼリーを使用していくということが成功の秘訣といえそうです。
産み分けをおすすめしない人は?

不妊治療や高齢出産の方で産み分けを希望する方もいるかと思いますが、あまりおすすめできません。
私達の体は、自分自身が赤ちゃんの時から体内ですでに生殖器官が整えられていて、妊娠への準備が始まっています。女性の体で月にたった1つしか作れない卵子は年齢とともに古くなり、妊娠そのものが難しくなってきます。
妊娠そのものにリスクが高まる中、そこで産み分けという制限をかけてしまうと妊娠の確率がまたぐっと下ってしまいます。そのことも踏まえて産み分けをするかどうするかを検討していったほうが良いでしょう。
男女産み分けのメリット・デメリットは?

実際に産み分けをした時、どんな良いこと、良くないことがあるのでしょうか?まとめてみました。
産み分けのメリット
・家族の計画が立てやすく理想の家庭を築くことができる
・希望の性の子どもを授かりたい人が増えれば子供を産む勇気が湧く人が増える
産み分けのデメリット
・希望の産み分けができなかった時のがっかり感が育児に影響する懸念
・性生活などのプレッシャーや産み分けへの認識の違いなどが原因で夫婦間の関係がギクシャクする場合もある
・すべての病院が産み分けに積極的と言い切れないため、希望の方法をサポートしてくれる病院探しは大変
・人工授精や体外受精は膨大な費用がかかる
産み分けが成功することで自分のライフプランなどに沿った子育てができたら嬉しいですよね。
ただし、産み分けに固執しすぎて夫婦間がギクシャクするという声も耳にします。「本来、赤ちゃんは男の子でも、女の子でもかわいい授かりもの」という気持ちを失わずに、また100%の産み分けは不可能ということを前提に踏まえ、夫婦で仲良く挑戦していけたらいいですね。
産み分けで一番大事なのは…
今まで「排卵日の予測」「セックスの方法」「膣内のペーハー環境」が重要な柱してお伝えしてきました。ですが、いちばん大切なのは夫婦間の方向性を握り合うこと。夫婦間の同意と想いが重なって初めて協力体制が整いますし、ふたりが楽しみながら行って行くことが一番良いことですよね。
また、たとえ思い通りの性を授かったとしても、授からなかったとしても、子供は独立したひとりの人格であるということを忘れずにいればHAPPYなのではないでしょうか♪
どのくらいの熱度で産み分けを希望するかは人によってまちまちです。その中で、自分に見合った情報を選んでもらえたら幸いです。
この記事がみなさんの参考にしてもらえ、可愛い赤ちゃんが授かる日が訪れたらと願ってやみません。
1人目が男の子だったので、次は女の子が欲しいと夫婦で考えており、2人目の妊活を始めた当初から産み分けにチャレンジしていました。妊活期間は7ヶ月。ゼリー等は使わず、毎月タイミング法を試しました。基礎体温をつけ、排卵検査薬、妊活アプリも利用して、生理予定日を予測。生理予定日を1週間前から2日前までで、主人の仕事の都合なども配慮しながら、チャレンジできる日に頑張ってもらいました。成功の秘訣は、子どもが欲しいからといって、生理予定日2日をすぎても行為をしたりしないことだと思います。1人目はすぐにできたので、2人目もも同じようにすぐできると思っていたのに、なかなか授かることができずに悩みましましたが、諦めなくてよかったです。タイミング法を試されるなら、2日前のワンチャンスをピンポイントで狙うのでなく、1週間前から数日間試されるをオススメします。
むー/当時の年齢31歳/パートナー当時の年齢32歳/